※今回はかなり頑張って作ったので、大変かもしれませんが、じっくりと読んで見て下さい。
それと、既に記事に書いてある情報と同じ事を、ダブってコメントする事(記事を読んでいないとしか感じられない記述)だけは、どうか御遠慮願います(案外に堪えるので…)。
出来ましたら、記事を何度か読み返して頂いた後、こみ上げる思いをコメントで頂けたら有難いです(明らかな誤記、勘違いがあれば、非公開コメにてご指摘頂けると幸いです)。
冒頭、あれこれうるさく言ってしまいましたが、ごゆっくりどうぞ…。
1998年(平成10年)にアルゼ(現・ユニバーサル)から登場した、Aタイプ4号機「バーサス」
★ボーナス確率
★払い出し表
★所感
当時、「メイン機種」の1つとして打ち込んだ、思い入れある一台である。先行機「サンダーV」(1997年)も大好きだったが、その後継機バーサスも、初打ちからすんなり受け入れられた。ビッグ中の音楽もちゃんと2種類あって、赤7も青Vも秀逸なサウンドだった。
サンダー同様、技術介入性の高さもウリだったが、リプレイハズシ手順はサンダーよりも容易。その割には効果も高めで、安定して「400枚超え」連発となり、仕事疲れの身には嬉しかった。
本機は、ユニバ社が’98年4月に「アルゼ」へ社名を変更して最初にリリースした、記念すべき「新生アルゼ・第1号機※」である(2009年、「ユニバーサルエンターテインメントに社名変更)。
※時期的な関係で、アルゼ名義だが、下パネルに「UNIVERSAL」の文字がある。
まさに、同社の「意気込み」がヒシヒシと伝わってくるようで、完成度は非常に高かったと思う。
茶・黒・青を基調とした、非常に落ち着いた雰囲気を持つ美麗な筐体。
(下パネルには「VERSUS」の大きな表記の上に、「now,the Battle is going to Start」(さあ、戦いの始まりだ)の英文字)
リール配列は、同社の代表機「クランキーコンドル」がベース。加えて、サンダーVの特色だった「赤7、青V」二種のビッグ図柄と、インパクト絶大の「3連青V」を発展的に継承。
本機登場後、その後を継ぎデビューを飾った「ハナビ」(1998年)も全国規模の大ヒットとなる。さらにビーマックス、アレックス、アステカ、ワードオブライツ、オオハナビ、グランシエル、デュエルドラゴンRといった機種が台頭するなど、本格的な「アルゼ(系)主導」の時代に突入。
さて、演出面では、サンダーVの基本線である「レバー予告音、リール消灯、リールフラッシュ」を踏襲しつつ、新たな特性も持ち合わせていた本機。
一方で、「アルゼ名義の初号機」という事から、メーカー側も気合を入れ過ぎたのか、あれこれ演出を詰め込んでしまった感もある。特に、通常時に「ハズレフラッシュ」が頻発する仕様で、「演出過多」とか「フラグ判別の邪魔」等、マイナスポイントとするファンも少なからずいた。
しかし、各演出と対応役の関係をしっかり押さえれば、楽しめるポイントも何気に多かった。
まさに、打ち込むほどに、その奥深さに気付かされた「名機」ともいえよう。
首都圏の設置状況も、サンダー同様に良かった為、本機をハッキリと記憶する方は多いハズ。正直、こんな前置きや、この後の解説など不要かもしれないが…辛抱してお付き合いの程を。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
★記憶
当時、ご多分に漏れず、スロといえば「ユニバ系」がメインだった自分(同時に沖スロ「シオサイ30」も追っていたが…)。
思い返すと、都内・神奈川の様々なホールで、「ユニ系4号機達」とアツい対戦を繰り広げた。
その頃、職場のあった二重橋前から、仕事帰りに立ち寄った店も多い。資格講座(謎)の受講日を除けば、アフター5は毎日スロ漬けだった。休日も、地元店や「プチ遠征」などでスロ三昧。
新宿、馬場、渋谷、四ッ谷など、退社後タクシーに乗り込み、ン千円かけてスロ屋に直行とか、訳の分からない事ばかりやっていた事は、ご愛嬌(仕事のストレスの反動か)。
本機の収支は、メイン機種でかなり「真面目」に打っていた為、プラスで終わったハズ。但し、「勝率」でいえば、先輩格サンダーVの方が高かったのも事実(個人的に、サンダーは勝ち易かった)。ビタハズシを要する分、平均設定はサンダーの方が高かったのかもしれない(未確認)。ただ、そのビタハズシが案外ストレスにもなったので、ハズシが楽で取っ付き易い本機にシフトしていった感じだ。
~参考~
バーサスをメイン機種にし始めた1998年当時、個人的に好きだったアルゼ(ユニバ)系(広い意味⇒ユニバーサル、メーシー、瑞穂、ECJ)4号機と、当時の実戦ホール一覧。
(思いついたまま書き出した為、記載漏れも多いだろう)
(旧ユニバーサル=アルゼ)
・クランキーコンドル…新宿グリンピース(GP)タワー、新宿マイリバー、新宿エルニド1、新百合ヶ丘ジアス、町田モモタロー
・フローズンナイツ…下北沢ミナミ、新宿エルニド1
・クランキーコンテスト…新宿GPタワー、武蔵新城アクセスII
・クランキーコンテスト2…新宿エルニド3
・ミスタードゥ…新宿エルニド3
・ハナビ…東銀座ピーアーク、赤坂エスパスA館・B館、新宿西口マーブル、新宿南口マルハン、下北沢カレイド、新百合ヶ丘ジアス、百合ヶ丘J-ONE、向ヶ丘遊園ギンザホール、向ヶ丘遊園パーラーニューギンザ、相模大野パラッツオ、溝の口ライジングサン
・シルバーブレット…新宿エルニド3
・ウィルスショック…新宿GPタワー
・ビーマックス…有楽町DUO、赤坂エスパスB館、新宿エルニド3、新百合ヶ丘ジアス、下北沢カレイド
・ウルフエムX…新宿GPタワー
・チェリー12X…新宿GPタワー、新宿エルニド3、向ヶ丘遊園バンバン
・レインボークエスト…新百合ヶ丘ジアス、登戸ラック、下北沢カレイド
(瑞穂)
・タコスロ…新宿GP本店、新宿宇宙センター
・ライトアランプ…町田レインボー、新宿エルニド2(エルニド1地下)
・グロリアハーツ…新宿悟空2
・シベリアーナ…新宿エルニド3
・エスプ…四ツ谷エース、新宿エルニド3
・テンタクルス…新宿GPタワー
(メーシー)
・CCエンジェル…小田原サンライト(駅前)
・ベイビーエンジェル2…新宿エルニド1、調布リラ
・レッツ…四ツ谷エース、新宿GP本店
・サンダーV…有楽町みゆき、有楽町ポオル、有楽町DUO、東銀座イーストヴィレッジ、赤坂エスパスB館、新宿GP本店、新宿GPタワー、新宿GP5(等価)、新宿西口マーブル、新宿西口アイランド、新宿南口マルハン、稲田堤DAC、町田スーパースター、登戸玉の家、新百合ヶ丘ジアス、溝の口エスパス日拓(駅前店、本店)、自由が丘三光
・スカルヘッズ…新宿GPタワー、渋谷スロットエスパス3(井の頭ガード、スロ専)
(ECJ)
・スーパーモグモグ…新宿マイリバー、高田馬場コスモ
・ゲッターマウス…有楽町DUO、新百合ヶ丘ダイヤモンド
・ゲッターマウス2…新宿エルニド1
・サクセション…新百合ヶ丘ダイヤモンド、下北沢カレイド、新宿GP5
・ボーナスショップ…新宿グリンピースタワー
・DJ…有楽町DUO、新百合ヶ丘ジアス
※2000年以降開業の店は含まず。また、上記機種を2000年以降に打ったホールは、他にも沢山あるが、キリが無いので書かない。あくまでも「1998年」限定。
本機(バーサス)も、職場のそばにあった「有楽町DUO」(現存)や、仕事帰りによく立ち寄った「エスパス日拓赤坂A館」(現存)、退社後タクシーで「プチ遠征」しまくった「新宿GPタワー」(閉店)、当時の地元近くの「新百合ヶ丘ジアス」(現存)などで対戦を重ねた。
その他のバーサス実戦店は、年中ガラガラで、客よりも店員の方が多い日さえあった、代々木上原「ユニコーン」、有楽町ガード脇の老舗「ポオル」、町田・東急ハンズ向いの「ひまわり」などが思い出される。いずれも、既に閉店となってしまったが…。
★ゲーム性…通常時「左バベス」狙い、ハサミ打ち
配列上、本機はリプレイ以外の全小役、すなわちチェリー、ベル、スイカを取りこぼす可能性があった。その為、通常時の「小役狙い打法」が効果的とされた。
リール配列
狙い方は色々あったが、最もポピュラーかつ判り易いとされたのが、左リールに「BAR・ベル・スイカ」(バベス)を狙い、ハサミ打ちで小役を取る方法だ。
(左「BAR・ベル・スイカ」=バベス狙い)
ここを狙うと、BARの上にあるチェリーを引き込む為、「チェリーこぼし」は無くなる。
右リールは「適当押し」でOK。本機は、右リールで小役を取りこぼさない。
(右リールのBARは、スイカの代用図柄にもなっていた)
(右は、適当押しでもコボシ無し)
ハサミでベルorスイカがテンパイしたら、中リールにテンパイした絵柄を目押しする。配列上、ベルとスイカのダブルテンパイになる事が多く(中段ベルは、必ずスイカとのWテンパイ)、その場合は両図柄に対応する必要アリ。右がスイカ代用図柄のBARなら、小役とBARのトリプルテンパイにもなる。
(スイカの斜め単独テンパイ) (ベルとスイカの平行テンパイ)
(ベル、スイカ、BARのトリプルテンパイ) (斜めスイカとBARのダブルテンパイ)
具体的には、中リール「スイカ付きの赤7」を目安にすれば、ベル・スイカ双方に対応可能。
(中リール中段にスイカ付き赤7を狙えば、ベルもスイカもこぼさない。但し、スイカの引き込みは2コマの為、赤7を中リール「上段」に押すと、スイカをこぼす(リーチ目もどきの「コボシ目」が出現)。一方、上の出目(ハサミ打ち、ベル・スイカハズレ)が停止すれば、鉄板のリーチ目。)
上記方法で、チェリー、ベル、スイカをキッチリ取り切れば、投資の節約となった訳だ。
さらに、このハサミ手順は、ボーナス成立も察知し易かった為、非常に好都合だった。
左「バベス」停止のハサミ打ちで、ベルとスイカがWテンパイしたら、中リールは小役ハズレで「入り」となる。これは、右リール上段の図柄(チェリー、7、V)に拘らず有効だ。右下段がスイカ代用の「BAR」でも構わない。
(上記のWテンパイハズレは、全てリーチ目。もちろん、中リールには、ベル、スイカ双方に対応すべく、中段又は下段に「スイカ付き赤7」を狙う事が前提。)
但し、スイカ取りこぼしには注意が必要だった。中リールでスイカが4コマ滑れば問題ないが、引き込みが悪く2コマしかスベらない。その為、中を早めに押してしまうと、「コボシ目」が出る。
中リールの目押しが正確ならば、ボーナス時は赤7が中段or下段に止まって、綺麗なスイカの大山型、小山型を作るが…
赤7を中リール「上段」に押してしまうと、ベルは取りこぼさないが、スイカを下段テンパイラインに引き込まず、上記のボーナス一直線目(BAR・7・7)で止まる。ボーナス時にも止まる目ではあるが、スイカこぼしを覚悟する必要アリ。
こうした「ハサミ打ち⇒Wテンパイハズレで入り」の法則は、非常にシンプルで判り易く、個人的には好きだった(単調すぎるとの批判もあったが)。
さらに、左「バベス」時のアツい目は、他にも多く存在した。以下は、その典型例である。
これは、問答無用の二確。後継機「ハナビ」にも継承された形(「左上段BAR⇒右下段チェリー付き7(略してゲチェナ)」は鉄板で二確)。ただ、ゲチェナ停止時は左・中不問で小役以上確定のハナビと違い、バーサスではゲチェナで単なるハズレも普通にある。
左バベス⇒右バリブ(BAR・リプレイ・V)のハサミテンパイ形は、スイカorボーナス。斜めスイカが外れれば入り。通常時のスイカ確率は、高確時が1/24.273、低確時1/124.121。ハナビと違い、斜めスイカもそれなりに揃うが、低確率濃厚の時にコイツが出たら、大いに期待した。
上段BARテン…ハサミ打ちでも順押しでも、左バベス⇒中リール上段にBAR停止で鉄板。
左バベス⇒中リール下段にスイカ付き7が止まって、右でスイカがハズレれば入り。ハサミでも順押しでも有効。
斜めスイカの単独テンパイ時、中リール上段に「7・リプ・ベル」が止まった形も鉄板だ。
それと、左バベス時には出ないが、「ビッグ図柄の一直線形」は、まさに基本のリーチ目。
赤7とVの一直線は、組合せ・ライン不問でリーチ目。左バベス狙い時には出ないが…。
コチラは、BR成立後の「アト目」だが、チェリー付ボーナス一直線形も、良く知られたリーチ目。チェリー付きの場合、ビッグ図柄のみならず、BARが絡んでもOK(ライン不問)。
言わずもがな、サンダー譲りの「3連V」。迫力満点の嬉しい一確目だ。ビッグの一直線同様に、左バベス狙い時に拝む事はない。ここを狙うと、必ずチェリーをこぼすのが難点。
★トリプルテンパイ音(SPテンパイ音)
遅ればせながら説明すると、本機はサンダーと同様、3連Vから中リール中段に青Vを狙うと、美麗な「トリプルテンパイ」が完成する。
トリテン作成に成功すれば、打ち手を祝福するSPテンパイ音が鳴り響く仕掛け。やはり、これもサンダーV譲りだが、バーサスではトリテン出現時、「クランキーコンドル」のコンドルビッグのファンファーレが鳴ったのだ。これが実に気持ち良かったので、意図的に狙う事も多かった。
メーカーがこのSP音を採用した理由については、勿論、名機コンドルに対する「オマージュ」の意もあろうが、私としては、「トリプルテンパイ(トリテン)」の「トリ」と、コンドルの「鳥」をかけた、シャレ的な意味合いもあったのでは…と思う次第だ(アクマでも予想)。
なお、青Vの「トリプルテンパイ」がSPテンパイ音の条件であった為、三枚掛けが必須となる。一枚掛けや二枚掛けでこの形が止まっても、SP音は鳴らない訳だ。
(トリテン時のSPテンパイ音は、クランキーコンドルの「コンドルビッグ」ファンファーレ。サンダーのSPテンパイ音※も素敵だったが、それとは違った興奮・感動があった)
※補足(2015.9.20・・・因みに、サンダーVのトリテン時ファンファーレは、同じメーシーの3号機「コンチネンタルIII」のビッグファンファーレになっていた)
コチラも「バベス」狙い派には縁遠い形だが、コンドルの「上段青テン」を彷彿とさせる、左「Vベルスイカ」からの上段青テン。左リールの形も重要で、上段が3連Vの一番下や真ん中だったりすると、普通にガセる。
やはりコンドルでお馴染みだった「中段リリス」(リプ・リプ・スイカ)。本機でもリーチ目だ。
コチラはサンダー譲り「中段リリチェ」の入り目。狙ってもあまり出ない形。右リールは条件付きだったかな(他の形は、ベルこぼしでも出たかも…ちょっと記憶が曖昧。引き続き調査する。)
それから、左バベス狙い時、枠上に「BAR」が止まる事があるが、ビタで枠上に止まれば、大抵はリプレイが揃う。その他は、ほぼハズレかスイカ。但し、ボーナス成立プレイ限定で、枠上BARからのハズレ目が拝めた。
★香ばしい演出機能(予告音、リール消灯、リールフラッシュ)
このように、出目のみでも十分に面白いバーサスではあったが、さらに先輩格サンダーV同様、三つの「演出」が、ゲーム性を一段と盛り上げてくれた。それが、「予告音」「リール消灯」「リールフラッシュ」である。
・予告音…レバーオン時に、通常と異なる派手でハイテンポな電子音が鳴る。予告無しよりも、予告音アリの方がボーナス期待度アップ。但し、小役時やハズレ時にも頻発。
・リール消灯…第一、第二とリールを止める毎に、バックライトが消灯する。消灯のパターンは、無消灯(どのリールも消灯せず)、一消灯(第一停止リールのみ消灯)、二消灯(第一、第二停止リールが消灯)、三消灯(第一、第二、第三の全リール消灯)の4種類。消灯数が多いほど、ボーナス期待度アップ。予告音同様に、小役時やハズレ時にも出る。
・リールフラッシュ…全リール停止後、リール内がピカピカッとフラッシュ(点滅)する。サンダーVでは8種類だったフラッシュパターンだが、本機は9通りに増えた。ハズレ時にも普通に出るものと、小役以上確定のものに分かれる。
シングルストレート、ダブルストレート、トリプルストレート、メテオ、ブーメラン、オーバードライブ、クロスファイヤー、ビッグバン、ユニバーサル(SP)の9種類。
予告音の有無や消灯パターン、そしてフラッシュの有無及び種類は、「演出決定用テーブル」を用いて、成立役に応じて決定される仕組み。テーブルは、「ボーナス未成立時(通常時)」、「ボーナス成立ゲーム(1G限定)」、「ボーナス成立後」の3つが存在(振り分け率は割愛)。
予告音とリール消灯については、あらためて説明する事もないだろう。但し、リールフラッシュに関しては、細かな説明を加えたサイトが少ない為、ここで解説しておく。
先行機サンダーVでは、リールフラッシュと成立役の関係が顕著だった。一方、本機はハズレ時も頻繁にフラッシュが発生して、いわゆる「ガセフラッシュ」が多発(これがわずらわしいとか、ボーナス察知の妨げになるといって、嫌う者もいた)。
以下、フラッシュの具体的な動きを概説。
(1)シングルストレート…センターラインのバックライトが、サッと左から右に1回流れる。通常時は、主に4枚チェリー(角チェリー)に対応。但し、ハズレやスイカでも出現する事アリ。もちろん、BR成立プレイや成立後にも出る為、「捨てゲーム」とはならない(以下のフラッシュも同様)。
(2)ダブルストレート…センターラインを光が2回素早く流れる。通常時、ハズレ、ベル、スイカ、4枚チェリー(⇒リプレイ以外の全小役)、及びハズレに対応。
(3)トリプルストレート…センターラインで光が「3回」連続で左から右に流れる。ハズレ、2枚チェリー、ベル、スイカ対応。ストレート系は、光の走る回数が多い程、期待度もアップ。
(4)メテオ…バックライトが右上から左下に向って、あたかも「流れ星」の如く流れ落ちる。サッと流れるのではなく、ジワジワ下りてくる感じ。ベル、2枚チェリー、4枚チェリー、ハズレに対応。
(5)オーバードライブ…全リールシンクロで、上⇒下へ光が三本流れ落ちる。リプレイ対応。
(6)ブーメラン…バックライトが、左右互い違いにクルッと回転する。2チェ、4チェ、ベル、スイカに対応。
(7)クロスファイヤー…第三リール停止後、バックライトが1~5の順に「ササッ」と素早く光る。絶妙なタイムラグで光が動く為、かなり複雑な動きを見せる。正直、光を目で追うのは難しい。これもインパクト十分で、対角にリールがフラッシュする様は美麗。通常時のスイカ、4チェ、2チェに対応(但し、通常時の2チェは0.78%しか選択率が無いので、かなりレア)。
(8)ビッグバン…「無消灯」時のみ発生するフラッシュ。第三リール停止後、リールが全消灯してから一瞬「パッ」と明るく光る。短い割に、インパクトがある。スイカ対応。
(9)ユニバーサル…これもビッグバン同様、リール「無消灯」時のみ出現。バックライトが「U」「N」「I」「V」の順で、アルファベットをなぞるように素早くフラッシュ。非常に迫力が感じられて、個人的にもお気に入りの演出だった。ビッグ成立プレイ(限定)の7.81%、及びBR成立後スイカの0.78%で選択される。ほぼボーナス確定のアツいフラッシュだが、BR未成立時のスイカでも、0.78%という薄い選択率があった。これでガセると、ショックはデカイ。
また、こうした各フラッシュと、予告音、リール消灯の組合せ次第では、ボーナス確定となるゲキアツパターンもあった。以下は、「確定」パターンの一例。
・「予告音有り、リプレイ」⇒BR共通(通常時のリプレイは、予告音が鳴らない)
・「リプレイ、フラッシュ無し」⇒BR共通(通常時のリプレイは、必ずオーバードライブを伴う)
・「予告音有り、三消灯、メテオ、4枚チェリー」⇒ビッグ確定
・「予告音有り、三消灯、メテオ、2枚チェリー」⇒バケ確定
・「予告音有り、三消灯、ブーメラン、ハズレ」⇒BR共通
・「予告音有り、三消灯、クロスファイヤー、ハズレ」⇒BR共通
・「予告音有り、三消灯、フラッシュ無し、スイカ」⇒BR共通
・「予告音有り、二消灯、フラッシュ無し、ベル」⇒BR確定
・「予告音無し、無消灯、クロスファイヤー、ハズレ」⇒ビッグ確定
また、「ボーナス確定」とまではいかないが、通常時(ハズレ、小役時)は滅多に出ない「レアパターン」も存在。小役ハサミテンパイで確定となったり、取りこぼし無しで確定となるパターンもある。。例えば…
・「予告音有り、二消灯、フラッシュ無し、ハズレ」⇒BR濃厚(未成立ハズレ時、0.78%で選択。ハサミWテンパイハズレ型なら二確。)
・「予告音有り、三消灯、フラッシュ無し、ハズレ」⇒BR濃厚(未成立ハズレ時、0.78%で選択。ハサミWテンパイハズレ型なら二確。)
・「予告音無し、無消灯、ビッグバン、ハズレ」⇒BR濃厚(未成立スイカ時、0.78%で選択。スイカのこぼしが無ければ確定)
・「予告音無し、無消灯、ユニバーサル、ハズレ」⇒BR濃厚(未成立スイカ時、0.78%で選択。スイカのこぼしが無ければ確定)
さらに、左「バベス」(バー・ベル・スイカ)のハサミWテンパイ形は、小役ハズレでボーナス確定となるが、右リール停止までの演出次第では、中リールを押さずに「二確」となるものもある。
例えば、普段もアツいこの形(左バベス、右バリブの斜めスイカテンパイ)。この場合、予告音が発生して、左リール消灯⇒右リール非消灯なら、その時点で「一消灯」が確定する。しかし、スイカ成立時に一消灯するパターンはない。よって、右を止めた時点でスイカは否定され、めでたく「二確」となる訳だ。同様のパターンは他にも沢山ある。
★「カラ回し」でビッグを揃える法
当時、一部ファンの間で流行っていたのが、いわゆる「カラ回し」の小ネタである。即ち、ビッグボーナスフラグ確認後、特定の「準備目」で一旦リールを止めておき、そこから一枚掛けでカラ回し⇒台を放置(トイレ・ジュース休憩)すると、約40秒後の自然停止時に777が揃って、誰もいない台でビッグが始まる…というものだ。別に得する訳でもないが、「カラ回しを知っている」アピールと自己満足感、そして両隣りの客を驚かせる(ムカつかせる)効果があった。
本機のビッグ図柄は「赤7」と「青V」の二種類ある為、それぞれ準備目も異なる。
(1)赤7で揃えたい場合
ボーナスフラグを確認したら、一枚掛けで「上にチェリーの付いたBAR」を左リール中段に狙う。そのまま止まったら、中リールには1個しかないBARをテンパイさせる。そして、右リールにも、BAR(二つあるうち、青Vから遠い方)を狙う。一枚掛けで1リールフラグ判別する方法が無かった(ハズ)なので、私自身、この方法でのフラグ判別をよく使った。
(1枚掛けでハサミ打ち、左右にビッグ図柄がテンパイすればビッグ確定。ズレたらバケ…という方法もあった。)
バケならBARがそのまま揃うが、ビッグ時はBARが右下段にズレる。実は、これで「赤7カラ回し準備目」の完成である。後は、一枚掛けでレバーを叩いてしばらく放置すれば、40秒後の自然停止時に、赤7が勝手に揃ってくれる。但し、小役・リプレイが成立してしまうと無効。
(無人の台に777が揃って、隣の客のストレスは一気にアップ。なるべく早く席に戻ろう)
(2)青Vで揃えたい場合
同様に、青Vをカラ回しで揃えたい時は、まず、(1)の手順でビッグフラグ成立を確認。その後、1枚掛けで左リールに「下にチェリーの付いたBAR」を狙う。中リールは「下にチェリーの付いた赤7」を、右は1個しかない赤7をそれぞれ狙う。図のような一直線目が出来たら、カラ回し目の完成。1枚掛けでカラ回しすれば、自然停止時に青Vが揃う訳だ(小役・リプ成立時は無効)。
(隣りが「その筋の人」だった場合は、自己責任で処理)
★リプレイハズシ
先行機サンダーと同じく、ビッグ時のハズシ効果が高かった本機。しかも、ビタハズシが要求されるサンダーとは異なり、「2コマハズシでOK」という余裕もあった。その為、精神的にほどよくリラックスした状態で、ハズシに臨む事ができた(サンダーは、常にプレッシャーとの戦いだったな…ビーマックス程ではなかったが)。
なお、ビッグ中のスイカ(15枚役)やチェリー(2枚、4枚)は、サンダー同様に「1/512」と低確率。私は効率重視だったので、スイカチェリーは無視して、ベルのみ狙う方法を使っていた。
但し、サンダーと違って、配列上、ベルを中リールで取りこぼす可能性があった(配列がクランキーコンドルをベースとした為、コンドル同様にベルこぼしの危険アリ)。その為、中リールのベルだけは、慎重に狙っていた。
ハズシ手順だが、1,2回目の小役ゲームは、順押しでもハサミ打ちでもOK。順押しなら、「左リール適当押し⇒中リールにベル目押し(どれでもよい)⇒右リール適当押し」で、ベルをこぼさないようにするだけだ。ジャックインならそのまま入る。
3回目の小役ゲームは、中押しor逆押しで消化。変則押し時は、ジャックイン(リプレイ)が「中段受け」にしかならない為、リプ中段テンパイ時のみハズシを実行する。左には「バベス」(BAR・ベル・スイカ)を狙ってリプレイを外す。2コマ余裕があるので、比較的ハズシは楽。
(ハズシはここを狙う。余裕は2コマ)
リプレイ上のスイカを中段に押せば、この形で止まってハズれる。
一方、ベルを中段に押すと、この形でハズれる。即ち、「リプ上のビタで外した」のか、「2コマの猶予を使ってハズシた」のかが、一目瞭然だった(同じく2コマハズシのコンドルは、常に下の形(コンドル・ベル・スイカ)で停止)。ビタハズシに自信のある上級者は、中段スイカでのハズシが任務だった…というのは嘘だ。
なお、ハズシ時に変則押しをする際も、中リールの「ベル」だけは注意して狙う必要あり。
この時、ベルが上段受け、又は中段受けになったら、左リールは「3連V」を目安にして、その上にあるベルで揃えるようにする(赤7の上のベルを狙ってしまうと、イジワル制御でベルを取りこぼす)。一方、ベルが下段受けの際は、逆に「赤7」の方を目安に、その上に付いたベルを狙う(3連Vを狙うと取りこぼす)。
(ベルのテンパイラインに応じて、左は狙う箇所を変える。上・中段受けは「3連V」狙い。但し、3連Vをあまり早めに狙うと、配列上、ベルを取りこぼす事があるので注意)
(下段受けベルは、赤7狙いで対応。上・中段受けとは逆に、3連Vでは取りこぼしが発生。)
残り9ゲーム(8Gまで引っ張る者もいた…)になったら、順押し(ハサミ)ベル狙いに切り替える。
★ビッグ中の小役確率
・ベル…1/1.855~1/1.835(設定差はあるが微差。設定判別の材料にはならず)
⇒サンダーVは、ベルに「1/2.206~1/1.843」と設定差があり(ハズレ確率にも差があった)、設定判別の材料になった。但し、減算値が全設定共通(98)で、ビッグ後の設定判別は不可。
・スイカ、チェリー(2枚、4枚)…いずれも1/512と低い
・ジャックイン…1/3.938
★設定判別(スロマガ推奨手順)
減算値…設定1=97 設定2=98 設定3=99 設定4、5、6(共通)=100
※サンダーVは全設定共通で98なので、ビッグ後判別は不可。
⇒本機での減算値差を用いた判別は、「3以上(2以下)」と「4以上(3以下)」が可能。
(一応、1判別、2判別も可能だが、低設定と分かってそこまで判別する意味は…)
3以上判別
・ビッグ後にクレジットを落す。
・コイン32枚投入。
・1P消化。
・3枚手持ち。
・13枚手持ち。
・11枚手持ち。
・以後は、13枚手持ち⇒11枚手持ちを繰り返す。
・ビッグ後72P以降、クレジット表示が30の時が判別プレイ
・判別Pでの小役出現率が25%以上なら設定3以上、15%以下なら設定2以下。
(判別小役はベル、スイカ、4枚チェリー。2枚チェリーは含めない。)
※手持ち=指定枚数を手に持った状態から、「2枚手入れ、1枚ベット」を繰り返す。最後に1枚残るので、そこだけ「1枚手入れ、2枚ベット」で対応。手持ちが無くなったら、再び指定枚数を手に持つ。
4以上判別
・ビッグ後にクレジットを落す。
・コイン32枚投入。
・1P消化。
・5枚手持ち。
・11枚手持ち。
・以後は、11枚手持ちを繰り返す。
・ビッグ後76P以降、クレジット表示が30の時が判別プレイ
・判別Pでの小役出現率が25%以上なら設定3以上、15%以下なら設定2以下。
(判別小役はベル、スイカ、4枚チェリー。2枚チェリーは含めない。)