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花月(カゲツ)(山佐、4号機)の記憶

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自室を整理・整頓中に、個人的にちょっと懐かしいアイテムを「発掘」。





まぁ、何の変哲もない、ごく普通の「手帳」な訳だが…

折り畳むと、「タテ7センチ、ヨコ5センチ」ほどの、小さなメモ帳。

ガラにもなくメルヘンチックで、ちょっと可愛い「サル」の表紙。

何処で購入したかもハッキリ覚えているが、大した情報ではないから割愛。

では一体、これの何処が「懐かしい」のかといえば…



実は、この手帳、16年前(2000年)のスロの立ち回りの一部が、雑然とメモってあった。

当時は、これを胸ポケットなどに入れて、その日の勝負展開を記していた、という訳だ。

2000年(平成12年)と言えば、当ブログ的には、「チョイ懐」の時期に当る。

だが最近は、この時期でさえ、少なからず「郷愁」を覚える。

それだけ年を取ったという事か…。


時期的には、「2000年9月末~10月末」の、およそ1ヶ月といったところ。

記載内容は、日によってバラバラだが、大まかにいえば「実戦日、実戦ホール、対戦機種、ボーナス間隔、収支」といったスロの実戦データが、乱雑に書いてある。


(2000年10月19日(木)、町田「MSC(町田サクラセンター)にて、山佐「アラベスクR」の18番台を実戦。確か、一番左の通路、右側のシマ。背中に「キングジャック」(岡崎)があった。
この日は計2261P回して、Big8回、Reg5回の1055枚を獲得。投資2000円、換金17500円、収支が+15500円。「1055枚で17.5K換金」なので、当時のMSCの換金率は「6枚交換」と判る。この後、MSCは「回専問屋さくらや」(和風テイスト)にリニューアルして、換金も等価に変わった。こんなメモ一枚でも、スロ屋の「歴史」を垣間見る事ができる。



こうしたメモの類は、懐かしさ以上に、過去の行動を思い返すには、まさに絶好の「資料」。当方の如き「懐古厨」にとっては、何とも有難い限りだ。


当時、このテの実戦データはよく書き残したが、いつの間にか、手元から消えてしまったものも多い。また、現役時に、ホールに大事なメモ帳を置き忘れて、見つからなかった事もある(随分と勿体ない事をした…)。


で、この「サル手帳」をザッと見返して、「実戦日、実戦店、対戦台」に絞ってまとめたところ、当時の私は、以下のような行動パターンを取っていた(局地的な話題で恐縮だが)。


(2000年9月末~10月末のスロ立ち回り)

9月20日(水) 成瀬「ジャンジャンP2」 花月(山佐)
9月21日(木) 武蔵中原「JANT」 花月
9月22日(金) 「JANT」 花月
日時不明 読売ランド前「スロットランド」 花月  
9月28日(木)
新百合ヶ丘「ZIATH」 ロッキー(高砂)  スーパージャックポット(岡崎)
鶴川「Diamond」 ターミネーター(IGT) Fパンチアウト(パチ、大同)
町田「PIA町田」 大江戸桜吹雪(平和)
10月1日(日) 「PIA町田」 ニューパルサー(山佐)
10月2日(月) 町田「Super Star」 大漁2(北電子)
10月4日(水) 「スロットランド」 花月
10月6日(金) 「スロットランド」 花月 ニューパルサー
10月12日(木) 登戸「ミツワ」 タイムクロス(山佐)
10月13日(土) 町田「Super Star」 タイムクロス
(日付不明) 「PIA町田」 ビッグボーダー(テクノコーシン)
10月17日(火) 「スロットランド」 花月
10月19日(木)
「PIA町田」 ビッグボーダー
「MSC(町田サクラセンター)」 アラベスクR(山佐)
10月27日(金) 向ヶ丘遊園「ダスベガス」 デュエルドラゴン2(アルゼ)、リアルボルテージ2(アルゼ)、タイムクロス
10月28日(土)
登戸 「ニューハトヤ」 ハナビ(アルゼ)
登戸「ハトヤ本店」 ハネモノ(玉ちゃんファイト)

※その他、日付・ホール・機種が不明で、ボーナス間隔と収支のみ記載のデータも幾つかあったが、解読不能の為、割愛した。



それにしても、この時期は、あちらこちらのホールを「放浪の民」の如く、動き回っている。「パチ屋・スロ屋巡り」自体を、楽しんでいる感じさえする。まぁ、これは元々の性分だが…。

活動エリアでいえば、町田や登戸といった「小田急沿線」に重点を絞っていて、時折、他の地域にも足を伸ばしている。

機種では、「花月」「タイムクロス」「アラベスクR」、それに「ニューパル」など、山佐に傾倒している印象を受ける。

言わずもがなだが、圧倒的に「スロ」ばかりを打っており、たまに、デジパチ「Fパンチアウト」やハネモノの「玉ちゃんファイト」なんかを触っている程度。2000年以降だと、メモした時期以外でも、おおよそ、こんな立ち回りだったと記憶。

⇒CR機は、ほぼ「卒業」(CRギンパラや初代源さん、モンスターハウスは、たまに打った)。大抵は、古めの「現金機」を実戦(デジパチ…FクイーンII、権利物…ミルキーバー/ギンパラ、ギャラクシー、一般電役…ナナシー/オークス2/小龍包、ハネモノ…玉ちゃんファイト/ファインプレー/たぬ吉くん2など)。


因みに、メモに書かれた「収支」を全て計算したら、案外と好調な成績であった(収支公開は自重…)。かなりの「ヒキ強」時期だった模様。
 



さて、手帳をざっと見た中でも、割と丁寧に展開を記していたのが、以下のデータだ。


(ページ左)


(ページ右)

2000年9月21日(木)、JR南武線・武蔵中原駅近くのパチ屋「JANT」にて、山佐の4号機「カゲツ」を打った時の実戦データ。

日付、店名、機種や台番は勿論、BRのゲーム間隔、ビッグ中の獲得枚数、平均獲得枚数、総ゲーム数、トータルのBR回数などが、しっかりとメモってあった。

全てのデータが、こう綺麗に纏めてあれば良かったが…それは、この際置いといて。

メモをよく見ると、出だしが「1K 500 B」となっている。まぁ、「1000円投資で、500G目にビッグを引いた」という意味だが、1000円で500も回るハズはなく、前任者の「後釜」だった事は明らかだ。ここは、何ゲーム目で着席したかも、ちゃんと書いておくべきだった…。

また、自分の引いたボーナス回数を数えると、「Big18回、Reg9回」なのに、メモには「TOTAL5848(P)、BIG26、Reg18」とある。恐らくは、実戦終了後データランプを押して、その日の総G数と総BR回数を、ササッとメモったのだろう。実際、自分の担当した部分のみ計算すると、「3834P、B18/R9」。ともかくも、上記データからは、「設定6」の可能性さえ窺える。

★この日のビッグ出現率=1/224.9 バケ出現率=1/324.9
⇒花月の設定6は、Big「1/1.240.9」、Reg「1/364.1」。BR共に、設定6以上の数値。

補足すると、<>のカッコが付いた数字は全てバケを引いたゲーム数で、「ビッグ間のボーナス間隔」で記入(バケでゲーム数がリセットされないデータランプだろう)。後半に、「ビッグ間861G」のハマリを喰らうも、バケ6回で凌いでいる。この辺りも、「高設定」を匂わせる展開。

途中、気持ち良いビッグの連チャンもあって(よく見ると、2ケタ連が多い…)、最終的に「3680枚」獲得の73500円換金(等価)。収支も「プラス66500円」と満足いく結果を得た(但し、翌日は、同じ台で2万凹んで退散。しっかり設定は下げられた模様…)。




2000年後半のこの時期、私は遅ればせながら、カゲツの「リプレイハズシ」の効果に着目。都内や神奈川の設置店を探して、ペシペシと打ち回った事を思い出す(花月は’99年春のリリースで、新台時期からは相当の期間が経過していた)。

手帳を見ると、武蔵中原「JANT」の他、JR成瀬駅前の「ジャンジャンP2」や、小田急線・読売ランド前の「スロットランド」などで、カゲツ(ハズシ使用)を実戦したデータが残る。

また、メモには残っていないが、同時期、新宿・歌舞伎町「グリンピースタワー店」や、溝の口「日拓エスパス駅前店」、それに調布駅南口「ダイヤ」でも、カゲツのハズシを行った。


因みに、導入当初にカゲツを打っていたのは、歌舞伎町の「エルニド3」や「グリンピース5(等価)」、それに新百合ヶ丘「ジアス」など。この時は、当然ハズシも知らず、順押しで普通にビッグを消化するのみで、「運が良ければ大量獲得」程度の認識しかなかった。

その数か月後に、本機のハズシ手順(3枚掛け・初期手順」が発覚したが、触手は伸びず。

さらに暫く経った2000年秋、遅ればせながら「2枚掛けハズシ」の効果を知って「やる気」になったが、その時期は既に店から外されている事が多く、上記の3店舗も撤去済みだった。

その為、普段はあまり出向かない「武蔵中原」辺りまで、積極的に足を伸ばした訳だ。







「花月」(カゲツ)  (山佐4号機、1999年登場)



(ボーナス確率)

      BIG     REG
設定1 1/327.7  1/655.4
設定2 1/303.4  1/606.8
設定3 1/282.5  1/565.0
設定4 1/264.3  1/528.5
設定5 1/248.2  1/496.5
設定6 1/240.9  1/364.1


(払い出し表)


※ボーナス図柄は、白7・坊主(黒)・桜(赤)
※8枚役は「小坊主」と「小桜」
※チェリーに相当するのが「梅」




解釈変更により、ビッグ中の大量獲得を可能にした「新基準機」として、99年春に登場。

モチーフは「花札」。下パネルには、古風な「花月」の墨文字に、「月見で一杯、花見で一杯」の風流なキャッチフレーズが添えてある。

当初は、運次第で大量獲得が可能だが、リプレイハズシの効かない「万人に平等な機種」として知られた。だが、後に「ハズシ手順」が発覚。難易度は「超A級」だが、上級者にオイシイ状況を作り出した。同時期登場の兄弟機「ツーペアー」。後継機は「梅花月R」(2000年)。


私は、「ハズシが効かない」とされた初期から、ごく普通に本機を楽しんだ。筐体や図柄の完成度の高さには「気品」すら感じたし、純和風なBGMにも独特の味わいがあった。

ビッグ時のファンファーレは、3種類のボーナス図柄(白7、黒(坊主=月)、赤(桜))に応じて3パターンが存在(ボーナステンパイ音も、図柄毎に3種類アリ)。

そのファンファーレは、黒い「坊主ビッグ」だと「十五夜お月さん」、赤い「桜ビッグ」なら「さくらさくら」(いずれも童謡)を思わせる、和風で小洒落たメロディが流れる。一方、白7の旋律はオリジナル風。

通常時、ボーナス成立を示唆する、「コイコイチェック」(チャンスメーター)というランプ演出が特徴。特定の目(坊主・小坊主or桜・小桜の一直線)が出ると、リール上部のLEDランプ(計12個)が作動。その停止位置で、ボーナス期待度を示した。「10」以上で止まればボーナスだが、出目とランプの組み合わせによっては、その他の鉄板パターンも存在。

もちろん、山佐お得意のリーチ目も健在。歴代機種に比べれば、ややシンプルな印象も受けたが、それゆえに、「単純でインパクトの強い目」も多く、大いに打ち手を魅了した。

一方、ビッグ中は「イージーマックス」機能と呼ばれる、楽な目押しで15枚が取れる仕様。「小坊主・小坊主・坊主(黒)」か、「小桜、小桜、桜(赤)」が並べばOK。15枚役成立時は、左・中適当押しでも、小坊主と小桜がほぼ「Wテンパイ」の形になる(左リールのNGポイントを押すと、単独テンパイが出現)。後は、右のテンパイラインに、対応するボーナス図柄(坊主or桜)を狙えば良い。

その右リールにも「9コマ」という大きな余裕があったから、黒い「坊主」が見える目押し力があれば、ビッグ消化にほぼ支障は無かった。ビッグ中の15枚のヒキ次第で、600枚という「大量獲得」が可能なスペックもあり、広く人気を博した。

だが、当初は「ハズシ不可」とされており、技術介入を好む中級者以上にとっては、一種の物足りなさを感じさせたのも事実だった。

そんな本機も、設置開始から少し経った頃、「3枚掛け・中押し」のハズシ手順が、各攻略誌で紹介された(各誌によって、手順に違いはあった)。「万人平等」のハズが、一気に「技術介入性アリアリ」へと昇格した。但し、変則押しだと制御で15枚をこぼし易く(「3/8」の高確率でこぼした)、このハズシ効果には賛否両論あった(個人的な考えでは、目押しさえ正確に行えば、順押しよりも獲得枚数は確実にアップした)。

そのしばらく後、今度は「2枚掛け」でハズす、「新手順」が編み出された。本機はビッグ中の3枚掛け時の15枚確率が「1/1.328」と高いが、2枚掛けでも「1/1.49」と遜色無い数値だった。また、ジャックイン確率も、1枚~3枚掛けで共通だった為(1/4.096)、2枚掛けでも不利にはならなかった。むしろ、ベット数が少ない分、獲得枚数はアップする、と言われた。その為、各リールの「ビタ押し」(これが結構難しい…)さえ決めれば、2枚掛けハズシ手順は大いに効果アリとされた。

ただ、私は2枚掛けハズシを行う際、3枚掛け手順と同じ押し方を使っていた。実は、全く別の箇所を中リールにビタで狙うと、遥かに多くの枚数を抜けたという。

しかし、当時はその事を知らずに、単に「ベット枚数」が少ない分、3枚掛けと同手順で2枚掛けに変えれば、有利になると思っていた。もう少し、正確に情報を掴んでいれば…。


という訳で、以下は、私が本機で2枚掛けハズシを行っていた際の、通常時及びビッグ中の打法である。

あくまでも、当時の実戦手順の紹介であって、「最良手順」ではない点を、ご了承願いたい。



(通常時)

花月の打ち方には様々あり、「左リール上段に、上にチェリー※が付いた坊主」を狙うのが、ポピュラーな手順だった(ハサミ打ちが判り易い)。

※本機のチェリーは「梅」だが、便宜上「チェリー」と表記。


だが、私は「ある理由」により、以下の「順押し手順」を頻繁に使った。


(1)まず、左上段に「下チェリー付きの坊主」を狙う。


(2)チェリー時は、中段or上・下段にチェリーが停止。
ここからの典型的なリーチ目には、以下の(A)(B)(C)がある。但し、何れも「成立後のリーチ目」(アト目)。

(A)チェリー付きのボーナスハサミ目








(B)チェリー付きの「コイコイチェック目」(坊主と小坊主の一直線)





※左中段チェリー付きの坊主は、右上段に小坊主停止なら、中リール不問で「入り」。



※左下段チェリー付きの坊主は、右中段に小坊主停止なら、中リール不問で「入り」。




(3)チェリー非成立時は以下の(A)(B)で止まるが、中・右適当押しで、取りこぼしなし。

(A)左「リプ・小坊主・坊主」…大抵はこの形になる。


 (B)左「小桜・リプ・小坊主」…小役成立時とボーナス成立Pは、ここまでスベる事アリ。




★停止形(A)の主なリーチ目
(大半が、この停止形でボーナス察知。出目法則が単純で判り易い)

(a)坊主の下段テンパイ(二確目)

花月で一番好きな目がコレ。これを多く拝みたい為に、「下チェリー付坊主」狙いに拘った。上述した「ある理由」こそ、このリーチ目の存在である。

(b)ボーナス一直線目(全ライン有効)




※中リール下段に「白7」がないのは、BR成立中は、白7よりも「小坊主」を優先して下段に引き込む制御の為、左がこの形で、中・下段に白7は止まらないから。)

(c)坊主の右上がりハサミテンパイ


(c)左下段坊主&rArr;右上段白7


(d)左下段坊主&rArr;右上段桜…小役ハズレ目


(e)左下段坊主、中リール下段に桜(リプレイハズレ目)


(f)ビッグ中15枚の形(小坊主・小坊主・坊主)が停止




★停止形(B)の主なリーチ目(コチラもシンプル)

コチラも、「ビッグ中15枚役」の形が出れば、100%のリーチ目。なお、上記小役狙い時、左がここまでスベってリーチ目が出るのは、ボーナス成立G限定と思われる。





(4)「コイコイチェック」(チャンスメーター)との絡みでは、以下の形も鉄板で「入り」。


(A)LEDランプが「10~12」の何れかで止まれば鉄板






(B)「10~12」が全て付くとプレミア、ビッグ確定


(C)「坊主・小坊主」絡みのコイコイチェック時、LEDに「7」が止まれば鉄板



(D)左リールに小坊主停止のコイコイチェック時は、LEDが「7」でも「9」でもOK





(ビッグ中の手順)

(A)1,2回目の小役ゲーム

順押しで消化。左は適当でも良いが、「白7」を枠内に狙うと、15枚時は必ず小坊主と小桜の「Wテンパイ」となり、右リールの目押しがいっそう楽に。


中を適当押しで、小坊主・小桜がWテンパイしたら、右に「坊主or桜」を狙って、15枚ゲット。黒い坊主は見易く、さらに桜も含めれば「9コマ」余裕があるので、基本的に目押しは楽。




なお、小坊主や小桜が単独テンパイしたら、右に対応するボーナス図柄(坊主/桜)を狙う。

また、リプレイテンパイ時は、そのまま適当押しでジャックインさせる。



(B)3回目の小役ゲーム

3回目からは、「2枚掛け・中押し」に切り替える。

3枚掛けと2枚掛けの15枚役確率の差が小さかった事、ジャックイン確率が一緒である事、そして、2枚掛けでも一定確率で15枚を取れる制御だったが、この手順を可能にした。

但し、難易度は非常に高く、リプレイをハズす際は、必ず「ビタ」が求められた。また、15枚が取れるケースでも、右リールで特定位置のビタ押しに失敗すると、無情にも取りこぼすケースが多い。元々、変則押しは制御で15枚役こぼしのケースが多く、さらに要所でビタを決める必要もあったから、精神的なプレッシャーは、他機種よりも遥かに大きかった。

出来る事なら、1,2回目の小役ゲームで、なるべく15枚を多くとっておいて、2枚掛けの機会を後回しにしたい…こう思うのは、ハズシを知らなかった頃の心情と、何ら変わらない。まぁ、それはさておき…自分が行っていたハズシ手順を紹介しよう。


まず、中リール中段に「黒7」を狙う



※註※
この時、中リール枠下に「桜」をビタで狙えば、獲得枚数が俄然増えたとの事である。
だが、現役時に私が採用したのは、あくまで「中段黒7」狙い(情報不足)。今回は、コチラを紹介するに留めたい。)

イジワル制御によって、15枚役成立時の「3/8」は、強制的にハズレとなる。残りの「5/8」に賭けるしかない。

中押しで15枚が取れる可能性があるのは、以下の2パターンが中リールに出た時だ。

(a)中段「小坊主」停止


(b)中段「小桜」停止



(a)が停止したら、左枠内に「白7」を狙う。



以下のWテンパイなら、右の目押しは楽。但し、2枚掛けなので、斜めラインは不可。右上段に赤い「桜」を狙う(坊主を狙うと15枚をこぼす)。桜は4コマ滑るから、目押しは楽。


上段15枚ゲット!くれぐれも、黒い坊主を狙わないように。



一方、中段に小坊主が「単独」テンパイしたら、右の目押し力が大きく問われる。


この場合は、右リール枠上に「坊主」をビタで狙う。


すると、坊主が2コマ滑って、中段に15枚が揃う。「右を2コマ滑らせる」テクニックがポイントで、こうしないと、右の坊主は揃わない(1コマやビタだとOUT)。早すぎても遅すぎてもダメ。慎重な目押しが要求される。こぼすと「逃がした魚は大きい」感じで、精神的ダメージ大。




次に、中リールが(b)で止まった場合、左枠内に「小坊主・チェリー・坊主」を狙う。


すると、中段に小桜が単独でテンパイするので…


右リール上段に、赤い「桜」をビタで狙う。


すると、右の桜が1コマスベッて、中段に15枚が揃う。コチラは「1コマ滑らせる」テクニック。やはり、ビタや2コマ上だとOUT。慎重に右を狙う必要アリ。取りこぼし時のダメージ大。



15枚を取れる中リールの形は、上記2パターンのみ。


以下は、要ハズシorハズレ(15枚こぼし含む)のケースだ。


中リール中段に坊主を狙って、中段にリプレイが来たら、ジャックイン又は15枚取りこぼし。

右は適当押しで、リプレイが中段テンパイしたら、左でハズす。

リプ非テンパイなら、左は適当押しでOK。


リプが中段にテンパったら…


ハズシは、左・中段に「桜の下の小桜」をビタで狙う。ここ以外、ハズシポイントは無い。3枚掛けなら、時折、上下段にリプがテンパイして、ハズシが楽な局面も来るが、2枚掛けだと、そうはいかない。成功時は以下の形でハズれる。左リールは桜が2個あるので、混同しないように注意。


3回目の小役ゲームが残り8回になったら、再び「順押し・15枚役狙い」に切り替える。


なお、ジャックゲームを使って、リプレイハズシの「練習」が出来た。

ジャック消化中、中・右適当押しで、中段リプレイがテンパイしたら、左・中段に、ハズシポイント(桜の下の小桜)をビタ押し。

ビタに成功すれば、以下の形(チェリー・リプ・リプ)でジャックが揃う。失敗すると、普通にリプレイが中段に揃うから、ビタの成否が丸わかり。






なお、ビッグ終了後、リール上のLED点灯数で、獲得枚数を「50枚単位」で大まかに表示。400~449枚は8個、450~499枚で9個、500~549枚が10個、550~599枚が11個、600枚以上なら12個のフル点灯となる。

また、点灯数9個以下と10個以上では、ビッグ終了時のBGMが異なるのも特徴だった。





上記の2枚掛けハズシ手順により、個人的には、実戦で「平均490枚」程度をキープした。武蔵中原「JANT」の実戦でも、平均「481.83枚」とまずまずの数値(適当押し時は、平均で約460枚)。


しかしながら、先程も触れたが、「中リール枠下桜ビタ」のハズシを使っていれば、おそらく、平均500枚は超えていたと思われる。自身の「情報不足」が、返す返すも悔やまれる…。


まぁ、色々と書いてしまったが、今回はここらで終わりたい。


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