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2002年(平成14年)にオリンピアから登場した4号機「ツイスト」
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(下パネルのロゴ)
このブログも、もう少しで開設から「5年」が経とうとしている。
何だかんだありながらも、今まで続けてこられた事を嬉しく思う。
ここ最近は、「商業主義」の大きな波に飲み込まれそうになって、
ブログの存続理由を考えさせられたりもするが、何とかふんばっている。
ともかくも、拙記事をいつもご覧下さる皆様、どうも有難うございます。
毎度ノンビリの更新で誠に恐縮ですが、引き続き、ご愛顧のほどを。
さて、5年近くもこうして記事を書いていると、開設当時、さほど
懐かしく感じなかった台でも、どこか、セピア色がかって見えてきて、
うっすら「郷愁」を覚えるようになる。
今回紹介する「ツイスト」も、まさに、そんな感じの一台。
90年代の機種ではないが、私にとって、もはや「懐古」の対象だ。
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★各役の払い出し
・777、顔顔7、黒(ツイスト)黒黒・・・15枚 + Big Bonus
・77黒、顔顔黒、黒黒7・・・15枚 + Reg Bonus
・スイカ・スイカ・スイカ・・・10枚
・ベル・ベル・ベル・・・8枚
・チェリー・・・2枚
・プラム・・・リプレイ
「ジュークボックス」を思わせる、湾曲した独特の筐体の本機。
ボーナスの告知演出も特徴で、リール上部の大きな「パトライト」で
告知を行う(REG成立時、リール左下の小さなチャンスランプも点灯)。
告知の基本は、ボーナス成立ゲームのレバーオン時に、パトライトが
無音で「クルッ」と半回転して、一瞬赤く光る。これが鉄板の先告知。
(1.5号機時代、フラグ成立時や前兆時に光る頭上のパトライトを再現)
音もなくチラッと光るので、「自分だけが最初にフラグ察知できる」
優越感のようなものがあった。
通常時は、告知が発生したプレイでボーナスを狙えば、大抵は揃うが、
一部ボーナス図柄(男性の顔)は、引き込みが悪い。よって、左・中は
赤7や黒(ツイスト)を狙うのがベター。
告知プレイでボーナスが揃わなかった場合、第3リール停止後、
「チュイーン」(キュインではない)という派手な効果音が鳴り、
赤く染まったパトランプがクルクルと回転して、後告知を行う。
この基本告知の他、レバオン無演出で、第3停止後に告知されたり、
レバオン時にパトライトは回るが、光を伴わないパターンがあった。
但し、これらの告知演出が出ても、ビッグ確定ではない。
皆さんご存知の通り、本機は、当時流行りの「ストック(ST)機」。
内部でビッグボーナスのフラグを引いても、即ビッグ放出ではなく、
いったん内部に貯め込まれる。まさに「合法的Bモノ(貯金)」。
ビッグ内部ストック時の1/2で、「遅れ」が発生するのも特徴。
(先行機「島唄30」も同じで、遅れが前兆となる裏モノも存在)
ST機ゆえ、通常のAタイプと比べると。内部ボーナス確率は、幾分甘め。
無論、いくらビッグを貯めたところで、放出機会に恵まれないとアウト。
ただ、ストックが多いほど勝ち易いのは事実。ハマリ台のハイエナが奏功した。
(内部ボーナス確率)
BIG REG
設定1 1/263 1/263
設定2 1/255 1/245
設定3 1/249 1/226
設定4 1/244 1/205
設定5 1/240 1/187
設定6 1/238 1/165
肝心のビッグ放出の契機は、ズバリ「レギュラーボーナス」。
ビッグは100%ストックされるが、REGはストックされず放出。
「放出」について具体的に説明すると、REG成立プレイで、
(1)バケを即放出(REG単発)、
(2)ストックされたビッグを放出後、バケを放出(連チャン開始)、
の何れかが選択される。この放出抽選で(2)を選択すると、ビッグ出現。
したがって、バケのフラグを引かない限り、ビッグ放出も絶対ありえない。
また、バケ確率には設定差があって、高設定ほどバケを引き易く、
初当りビッグ放出のチャンスも、より多く訪れた。
(1)or(2)の振り分け率(REGorBIG)は、1/2(50%)。
1/2のヒキに勝てば、ビッグとご対面。負ければ単発バケとなる。
無論、50パーのヒキに負け続ければ、投資もかさんでいく。
「1/2」とはいっても、引けない時は引けない。運が悪いと、初当りが
ひたすらバケに偏り、ビッグ間で大ハマリして、ドツボに落ちたりした。
(2)を選択して、初回ビッグを放出した場合、ストックが残っていれば、
ビッグ消化後、再び「1/2」の放出契機が訪れる。この振り分けに勝てば、
魅惑の「ビッグ1ゲーム連チャン」が発生する。一方、振り分けに負けると、
最初に引いたレギュラーをビッグ後1G目に放出して、連チャン終了となる。
(ビッグ中もREGフラグは生きており、チャンスランプが点きっ放し)
即ち、本機の連チャンは、ひたすらビッグの1G連で、最後は必ずバケで終わる。
連チャンは「50パー継続」だが、ヒキ次第ではビッグが5連、6連…と
伸びる事もあった。無論、ヒキ弱なら「ビッグ単発⇒バケ」のワンセットで
終わってしまう。まさに、本人のヒキ次第となる「丁半バクチ」。
本機の「荒波度」がお判りだろう。
なお、上記の放出システムは、後の「島娘30」や「ニュー島唄」などの
複雑なモード移行と比べれば、非常にシンプルになっていた。
ビッグ中は、アメリカン・フィフティーズ(オールディーズ)の
名曲が流れる。詳細は、以下の通り。ビッグ3連以降、サウンドが
変わるプレミアBGMもアリ。
・小役ゲーム(2連まで)…「Oh!Carol」(ニール・セダカ、1959年)
・小役ゲーム(3連以降)…「Diana」(ポール・アンカ、1957年)
・JACゲーム(Reg中も)…「Rock Around the Clock」
(ビル・ヘイリー アンド ヒズ コメッツ、1954年)
因みに、本機は、先行機の沖スロ(30Φ)「島唄30」の本土Ver(25Φ)。
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(島唄30)
基本的なゲーム性は両者共通だが、内部ボーナス確率は異なる(下記参照)。
また、島唄30は、REG成立時のBIG放出確率が「1/3」と低い半面、
BIG1G連の継続率が「4/5」と、本機より高いのが特徴だった。
つまり、ビッグ初当りを引き辛く、1G連が継続し易いスペックで、
本機よりも波をいっそう荒くした、「超爆裂台」となっていた。
島唄30も、1G連が続くと、ビッグ小役ゲームのBGMが切り替わった。
4連目までは「てぃんさぐぬ花」、5連目から「ハイサイおじさん」に変化。
「3連」で音の切り替わるツイストに対して、コチラは「5連」。一見すると
条件が厳しく見えるが、1G連の継続率など考慮すれば、さほど変わらない。
むしろ、ツイスト3連の方が、達成しづらい事が分かる。
・ツイストでビッグ3連(告知後)…1/2(初当り)×1/2×1/2=1/8
・島唄30でビッグ5連(告知後)…1/3(初当り)×4/5×4/5×4/5×4/5≒1/7.32
そういえば、かつて自分がシオラー30やハイハイシオサイ30をよく打った、
東京・町田の「さくら屋」(閉店)というスロ専にも、島唄30があった。
確か、前日のビッグのストック数を表示した札が、各台の頭上に刺してあって、
リセットの「罠」が無い限り、ストック数の多い台は、朝から狙い目となった。
(本機と島唄30は、設定変更やリセットで内部ストック消滅)
参考…「島唄30」の内部ボーナス確率
BIG REG
設定1 1/298 1/252
設定2 1/280 1/234
設定3 1/262 1/218
設定4 1/250 1/205
設定5 1/242 1/187
設定6 1/238 1/169
初当り、連チャンともに、ビッグ選択率が「1/2」の本機は、
島唄よりもマイルドな出玉推移を描きやすい、とよく言われた。
確かに、スペックを見れば、島唄よりは「とっつき易い」仕様である。
だが、個人的な意見では、以下に紹介する初打ちの体験が元となって、
マイルドどころか、「とんでもなく荒波な怖い台」のイメージが強い。
本機を最初に打ったのは、当時の地元に近い、神奈川県の私鉄O線、
S駅前の「Z」というホール(多分ノーマルだが、表か裏かの判断が
微妙な台なので、現存するホールの実名を出すのは、差し控えたい)。
その日は、ちょうど新台入替の初日。導入台数は、8台ほどだった。
開店直後はまだ打てず、昼前、店内で「クジ引き抽選」が行われた。
竹串が何本も入った缶があって、引いた串の先端が「赤」なら当たり。
新台を求めて、カウンター前の行列に加わった客は、30人ほどだったか。
並び順にクジを引く為、8人が当たった時点で、抽選は終了となる。
私は、15番目くらいに並んだが、運よく当たりの串を引く事が出来た。
詳しいスペックも知らず(先行機の島唄30も、この時期、まだあまり
積極的に打っていなかった)、「新台だから出易いだろう」と思い込み、
嬉々として本機を打ち始めた。初めのうちは、ビッグ間400GハマリでBR、
600GハマってBBRと、割と穏やかな(それでも確実に投資は増えたが…)
波を描いていた。
だが、次第に「本性」を現し始めると、ビッグ間で1000ハマってBBR、
1500ハマってBBBRと、ハマリと1G連の「バランス」が悪化していく。
一応、連チャンの最後にREGが付くし、ハマリもストレートでなく、
REGをチョイチョイ挟みながらのハマリ。しかし、1/2の振り分けに
負けてばかりで、財布の中身は確実に減って行く。気がつけば、
夜7時の時点で、投資は8万を超えていた。
「こんなドキツイ台とは…」勉強不足のまま、新台に飛びついた自分を
恨みつつも、「ここまで行ったら、閉店までトコトンハマってやれ」と、
開き直って勝負を続行。
すると、午後8時辺りから急に調子づいてきて、初当りで1/2の関門を
あっさり突破する機会が増える。1G連も、3連、4連と続くようになった。
連チャンが終わっても、200ゲームほどで再びビッグの初当りを引き、
それが5連まで伸びる。前半とは打って変わって、好調の波を描き始めた。
結局、「連チャン⇒引き戻し」の展開は閉店まで続き、最終的に6000枚越えの
大量獲得と相成った。ビッグ消化中に閉店してしまい、最後まで連チャンを
取り切れなかったのが、心残りではあった(当然、バケも消化できず)。
この店は等価だった為、投資8万越えから、「まあまあの勝ち」に浮上。
しかも、10万負けを覚悟した自分にとっては、「大勝ち」に等しかった。
因みに、私の隣では、仲の良い同年代の常連がずっと打っていたが、
「初当りバケ」のトラップに捕まり、ビッグ間で2500ゲーム以上も
ハマっていた。しかも、ビッグを引けぬまま、閉店を迎える始末…。
自分も同じ運命を辿っていたかも…と、本機の怖さを思い知った。
まぁ、今思えば、新台でストックがカラカラの台を朝イチから回し、
自分で貯めまくったストックを、夜から閉店間際にかけて、一気に
回収しただけの話である。無論、ある程度の設定が入っていた事は
疑いないが。ただ、初打ちで、こうした波荒な展開を体感した事で、
むやみに追いかけるのは、かなり危険だと判った。
翌日以降は、前日ハマった台のハイエナを心がけたが、なぜか、
ストック満タンな筈の前日ハマリ台が、朝イチから放出する事が、
ほとんどなかった。また、午前中から噴く台も、ゼロに近かった。
恐らくは、毎日「全台リセット」(ストック消し)をやっていたのだろう。
ただ、どの台もバケは頻繁に出ており、夕方以降、ある程度回した台が
「復活」するケースも多かったので、平均設定は割と高かったと思う。
こんな初打ちだったから、「マイルド」といわれても、シックリこない。
確かに、島唄30よりはビッグ初当りを取り易いが、実際に打つと、
「1/2」の不確実さがもたらす激荒ぶりに、翻弄される事も多かった。
因みに、Z店のあるS駅から4駅隣のM駅近くでは、当時「G」という
地元チェーン店が営業していた(コチラも現存)。このGチェーンの
幾つかに、当時、ツイストの「ヒックリ返った」Verが入っていた。
チェリー前兆モノで、天井も存在(2500G)。無論、ノーマルも荒いが、
それとは一味違った荒さ、アツさがあって、Bモノ好きが多く集った。
★リプレイハズシ手順★
(1,2回目の小役ゲーム…順押し)
・左リールにチェリー狙い
・中リールにスイカ狙い
・中にスイカが出たら、右もスイカを狙う
・メイン小役のベル(8枚)は、目押し不要
(3回目の小役ゲーム…中押し)
・中リール上段に黒(ツイスト)狙い
・中リール上段にベルが止まったら、右は適当打ち
⇒ベル上段受けなら、左枠内に黒を狙ってベルを取る
⇒リプレイ下段受けは、左枠内に「上にプラムの付いた7」を狙ってハズす
・中リール上段にスイカが止まったら、右⇒左とスイカを狙う
・その他の形は、一応、左にチェリーを狙う
・残り12ゲームから、順押し・小役狙いに戻す
・ハズシ効果は約15枚
★★攻略ネタについて★★
本機や島唄30には、「ストック有無の判別」「ストック全放出」という
2つの攻略ネタが存在した。
ストック判別は案外と簡単で、ボーナス告知が発生したら、
次プレイから「1枚がけ、逆押し」で、右リール上段に赤7を狙う。
右枠内に「黒・赤7・黒」が停止したら、ストック有りのシグナル。
但し、チェリー成立時も停止するので、何度かやって確認すべき。
一方、ストックゼロだと、いくら狙っても、右中段に赤7は止まらない。
次に、ストック全放出だが、やはりボーナス告知後に1枚掛け。
左・中リール中段に、黒(ツイスト)をテンパイさせる。
テンパイしたら、右リール中段に「黒・7・黒」の上の方の黒を、
ビタ押しで狙う(気持ち、半コマ早めに)。運が良ければ、
そのまま「黒・黒・黒」とビッグが揃って、放出開始となる。
さらに、ビッグ終了後も、1枚がけビタで黒狙いを続ければ、
ストックが空になるまで、1G連は継続。但し、高い目押し力と
忍耐力が求められた。店側も、1枚がけ、変則押し禁止で対抗。
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ツイスト(オリンピア、4号機)
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