1995年(平成7年)に平和から登場した新要件デジパチ
「CRミスパチプロ」
大ヒットしたフルスペックCR機「CR黄門ちゃま2」の後継機。
定番のテレビ時代劇をモチーフにした前機とは打って変わって、
ボディコン全開の「ピチピチギャル」(←死語)が主人公である。
しかも、欲しい景品は何でも取ってしまう、スゴ腕の女流プロ。
(当時、女流プロというと、「岡田安里」「ねこプロ(故人)」
「巣鴨ひとみ(NIYA女史の初期ペンネーム?)」などの名を
攻略誌などで見かけた。タレント的な女流が、まだ少数の頃。)
因みに、主人公である女パチプロの名は「レイコ」。液晶右サイド
(ワープ内側、そうそう、本機にはワープゾーンがあったのだ。
CR黄門ちゃまが体感器ネタに揺れた為、その対策だろうか…)に、
「My name is Pachipro REIKO」と小さく書いてあるが、
大半のファンは気付かなかった。なぜ「レイコ」かは私も知らない。
開発担当の女性社員の名から取ったのか、或いは開発のメンバーに
「かとうれいこ」のファンがいたのか(或いは葉山レイコ※かも?)
ともかくも、このレイコ嬢が、リーチ中や大当り中に大活躍した。
※葉山レイコはAV出身の美人女優。本機リリースと同時期(1995年)、
漫画が原作のパチンコVシネマ「パチンカー奈美3」に主演している。
タイミング的にピッタリすぎるが…単なる偶然かな。
本機は、新百合ヶ丘Z店の2Fなどで打ったが、CR黄門ちゃま2よりも
低確率なのに、なぜか、黄門と比べて初当りを多く引けた記憶が残る。
(CRミスパチプロ:1/401 ⇔ CR黄門ちゃま2:1/394.3)
まぁ、「相性」と言ってしまえばそれ迄だが…高確率で大当りとなる
「お立ち台リーチ」見たさに、幾度もシマに通った。滅多に出ない分、
信頼度は抜群に高かった。その分、外れるとショックもデカかったが。
そういえば、当時の平和はミニアタッカ―式の電チューを採用したが、
従来機は内部に「仕切り」的なものがあって、1個入賞が限界だった。
一方、本機は仕切りを取っ払ったので、1個入賞で閉鎖する仕様でも、
複数入賞のチャンスがあったのだ。まぁ、タイミングが悪いと1個で
閉じてしまったが、こうした「電チュー性能の改良」も特徴である。
(スペック)
★賞球:5&10&15
★通常時の大当り確率:1/401(設定無し)
★通常時の小デジ当選率:1/10
★通常時の電チュー開放時間:0.5秒(or1個入賞)
★最高16ラウンド継続
★出玉:約2350個
★デジタル停止順:左⇒中⇒右
★図柄:0~9、レイコ、ドル箱、パチンコ台、ヒゲ店長、花輪(15種類)
★上記15図柄中、「3、5、7、レイコ、ヒゲ店長」の5図柄で当ると
プラス2回の確変突入
★確変突入率(継続率):1/3(ル―プ有)
★平均継続回数:4.75回
★確変中の大当り確率:1/50.125
★確変中の小デジ当選率:297/300
★確変中の電チュー開放時間:約2.5秒(or1個入賞)
★リーチアクション(計4種類)※カッコ内の数字は、解析上のリーチ信頼度
(1)ノーマル(0.53%)…左・中テンパイ後、右デジが通常スクロール
(2)稲妻(4.14%)…レイコ登場⇒空中で回転⇒右図柄に稲妻をぶつける
(3)ドル箱(26.37%)…レイコが遊技中の横視点⇒右デジが上から落下
⇒最終停止直前、ドル箱が右デジの図柄を受け止めようとする
※大当りパターンは以下の2通り。
(a)ドル箱が図柄を受け止めて当る(ハズレ⇒ドル箱が割れて+1コマハズレ)
(b)ドル箱が割れて当る(ハズレ⇒手前の図柄を受け止めて―1コマハズレ)
(4)お立ち台(89.98%)…レイコその他のボディコンギャル三人が登場
⇒ジュリアナさながらに、スポットライトを浴びつつ扇子を持って踊る
⇒高確率で当る激アツアクションだが、ハズレもアリ。
※但し、確変中はリーチアクションが省略される為、
ノーアクションで揃ってしまう(ちょっと味気ない)。
★兄弟機(現金機Ver)
「ちんじゃら娘」(1995年登場)
大当り確率:1/245.5 賞球:7&15。
全15図柄中、「3、5、7、レイコ、ヒゲ店長」の
5図柄で当ると、次回までの小デジ確変に突入。
確変突入率(継続率)は1/3(ループ有)
但し、確変大当りは最高12ラウンド(通常は16R)。
出玉は確変図柄が約1700個、通常図柄が約2300個。
★余談
1995年(平成7年)9月16日(土)放映
日本テレビ・土曜深夜バラエティ「DAISUKI」
(中山秀征、松本明子、飯島直子)のパチンコ対決。
ゲストは女優の中村あずさ。ロケ地は横浜市港南区日野南
「ルァ・ヴーン(ラグーン)」。この対決で本機が対戦台と
なったが、ゲストの中村がSPリーチ(2のドル箱リーチ)を
外した瞬間、悔しさのあまり、「バカ―!」と叫んで自分の台の
ガラスを、バシッと平手で思いっきり叩いた。中村さんといえば、
清楚で知的なイメージが強かったが、この時は演技で見せない
「素」が思わず出た感じで、何とも面白かった。中山が彼女の
「暴走」を制するも、「だって、『はしゃいでいいよ』って
いったじゃん」と、口を尖らせて子供っぽく言い訳。ドラマで
あまり見る事のない、美人女優の「ギャップ」が楽しかった。
(C)日本テレビ
↧
CRミスパチプロ(平和、CRデジパチ)
↧