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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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サザンコースト30(高砂電器、4号機)

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寒に入り、寒さひとしお厳しくなってきた。インフルエンザも
流行っているこの時期だが、皆様の体調は如何だろうか。

気温はめっきり下がりがちでも、せめて気分はポカポカに…
そんな願いを込めて、今回はコチラを少々振り返ってみる。




1999年(平成11年)末に高砂電器から登場した
沖スロ・Aタイプ4号機「サザンコースト30」。


存分に日差しの降り注ぐ、常夏の南国海岸に思いを馳せれば、
自然と身体も暖まってくる…気がしないでもない(汗)。


(ボーナス確率表)




(各役払い出し)

赤7の3つ揃い  :15枚+Big Bonus
黒Bar3つ揃い  :15枚+Reg Bonus
ベルの3つ揃い  :15枚
オレンジ3つ揃い :10枚
単チェリー     :2枚
星の3つ揃い   :Replay

※図柄が「6種類」しかないのが特徴
(他の大半の機種は、7種の図柄を採用)



特に大勝ちの記憶こそ無いが、告知時の衝撃度が
あまりに強烈すぎて、今も忘れられない一台である。
ただ、所持する関連資料が少ない為、さほど詳細な
考察ができないのが残念だ…。


本機はシンプルな完全告知タイプ。ボーナスが成立すると、
意表を突かれるような「告知音」が入った。「ピュロリン」
「ピロリン」「パリーン」「パキン」など表現は難しいが、
インパクトある告知音だった。油断しているとケツが浮く。

高砂の「ケツ浮き告知」といえば、同社の先行機である
25φの「電撃アラッタロウ」が当時の最右翼といえた。
(以前、旅打ち時に名古屋駅・太閤口「TAIYO」にて実戦)
アチラは「カコーン!」といった感じの、より強烈な金属音。
まぁ、本機はそこ迄ではなかったにせよ、やはり発生すれば
背中がゾクッと来るような魅力…いや独特の「魔力」があった。

また、この告知音と共に、リール照明もサッと消灯する。
あたかも「南海岸に沈む夕日」の如く、リール窓はやや
赤みを帯びて暗転。同時に、リール窓左上部「V」表示の
左隣にある、緑色の告知ランプも点滅する。この鋭角なVの
フォルムが、どことなくメーシー「サンダーV」のオマージュ
にも見えた(個人的に)。

さらに、上記告知発生直後、志村けんの「変なおじさん」で
お馴染みの沖縄サウンド、「ハイサイおじさん」を思わせる
ワンフレーズが「チャンチャ・チャチャ・チャチャチャ~」と
流れた。派手な告知に続き、ユルユル感あるBGMが来る訳で、
その「ギャップ」もインパクトがあって面白かった。

以上の如く、音と光の「四重奏」でBR成立を祝福。衝撃の
一瞬を味わいたいが為、思わず座ってしまった機会も多い。

なお、告知発生のタイミングは、基本的にBR成立プレイの
「レバーオン時」だったが、リール回転中いきなり告知が
発生する、一段と意表を突かれる告知パターンも存在した。
一度味わったら、確実に記憶に刺さり続ける…いかにも
当時の高砂らしい、派手な告知演出だった本機。
(この時期の高砂は、電撃あらっ太郎、007SPなど、このテの
衝撃的告知をウリにする機種が多かった。さらに、デジタルや
ランプに告知を絡めた、ゴールドチャンス、ビッグアクション、
タンゴブラザー、赤光の剣なども登場(どれもBモノが多かったが)。
そうそう、本機と同時期に、アップライト名機のリメイク版である
「ニューフェニックス30」もよく打ったな(向ケ丘遊園や中野島の
「バンバン」で)。あれはリール消灯と告知ランプがメインで、
音告知は無かったと思うが。

因みに、ビッグ中のBGMは、「ハイサイおじさん」の旋律と、
オリジナル風サウンドの2つ。ビッグ図柄は赤7の1種類だが、
BGMは2パターン用意されていた。但し、どちらが流れるかは、
ビッグを揃えてからのお楽しみ。
(この「ハイサイ」サウンドは、後にオリンピアも島唄30、
島娘30、ねぇ~ねぇ~島娘、NEW島唄30などの連チャン時
ビッグBGM(連が伸びると曲変化)として、積極的に採用)



当時、本機は小田急線・町田駅「ガイアWEST」(系列店が
二つあったが※、駅に近い方。現在、グランサイバーカフェ
バグース町田ANNEX店が営業。かつては「原町田センター」
というパチ屋だった場所)2Fや、JR南武線・中野島駅に近い
「バンバン」2Fで実戦。何れも、お目当ての台が別にあって
(ガイアWEST⇒「キュロゴス」や「リアルボルテージ」など、
バンバン⇒「ハナハナ30」「シオラー30」などの沖スロ)、
本命が不調な時に移動して、よく一戦交えた(キュロゴス、
ハナハナ、シオラーと同時期に本機を打ったということは、
デビューからかなり経った頃(末期)の実戦となる)。
※もう一店舗(ガイアEAST)は地下フロアがパチスロ。
現在は「カラオケマック」が入っている)

但し、どちらのホールも設置が2台程しかなかったから、
「シマの優秀台を厳選して云々」といった選択肢はなく、
せいぜい、BR出現率の良さげな方を選んで座った程度。
まぁ、本機については、勝ち負けより「告知を楽しむ」
方に眼を置いていたので、他の沖スロ実戦と比べると、
「遊び感覚」で無造作に着席していたように思う。


そんな姿勢だったから、効果ありとされたリプレイハズシも
ほとんどやらなかったし(せいぜい、こぼす可能性のあった
ベルを目押しする程度)、収支もさほど満足できるものでは
なかった。良くてトントンかチョイ勝ち程度。早いビッグが
3連くらいしたら、サッサと逃げていた。デカコインにも拘らず、
ドル箱2つ満タンとか出した記憶があまり無い。まぁ、告知さえ
味わえばそれで満足…といった感じだった。

なお、私が実戦を行った上記2店は、共に怪しい出方ではない
「ノーマル」だった(ハズ)。本機は、リプレイ前兆などの
Bモノの存在も知られていたが、現役当時打った事がない為、
出玉の波は体感できず…。ただ、本機とリール配列が共通の
兄弟機「スティッキー5」なら、バリバリにビッグが連する
爆裂Verが、東急・溝の口駅に近いM店の暗い1Fに、1シマ
並んでいたのをハッキリ覚えている。あそこは赤光の剣も
香ばしい出方だったな…2Fの沖スロとか。


あまり突っ込んだ考察は出来なかったが、今回はここまで。


(高砂「サザンコースト30」の項、了)



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