※記載内容にミス等ありましたら、「非公開コメント」
と明記の上、ご指摘頂ければ幸いです。
1999年(平成11年)に平和から登場したAタイプ4号機
「レッドメテオ」(販売は平和、製造はオリンピア)
★ボーナス確率
★払い出し表
レッドメテオ(RED METEOR=赤い流星、隕石)、いい名前だ。
かの「ビーナスライン」「ビーナスセブン」の流れを汲む後継機。
(前者は通常時の逆押し及びハズシ併用の破壊的効果で、プロ、
セミプロの餌食に。後者はその対策版)。同筐体を使用しており、
図柄も先行機をほぼ踏襲。リール窓左上の「チャンスナビ」も、
様式を変えて受け継いだ。また、ビッグ確定となる「エメラルド
フラッシュ」※(リール窓が緑に染まる)も健在(「レッド」メテオで
「エメラルド」という粋な組み合わせ)。攻略面ではビーナスライン等に
遠く及ばなかったが、全体的な完成度は高く、多くのファンを魅了した。
※エメラルドフラッシュは、ビッグ成立中、毎ゲーム1/5で抽選。
(チャンスナビ出現、非出現を問わず)。なお、「大流星群」ナビ
出現時は、必ずエメラルドフラッシュにつながる。ご存知の通り、
当時のオリンピア系各機は、このテのリール窓フラッシュ(赤/緑/青)
を得意とした。ビーキッズクラブFに始まり、スノーキー、ルパン三世、
スーパースターダスト2、ガイキッズ、フライングモモンガ、
ホットロッドクイーン、バトルナイトなど…他にもまだまだ
あるハズだ。
センスの良いサウンドも、先行機譲りであった。勇壮で軽快な赤7の
ファンファーレ。勇ましくも哀愁の漂う黄7ファンファーレ。歌詞を
乗せれば速攻チャートインしそうな、耳障りの良好なビッグ中BGM、
ドラクエのレベルアップ音にも似たジャックイン時のサウンドなど、
何処をとってもスキのない、作り込まれたBGMであった。あの当時、
これらのサウンドやエメラルドフラッシュ目当てに、本機と対峙した
フシもある。勝ち負け不問、触っているだけで幸せになれた。
★現役時の実戦店…東京・有楽町マリオン近く「DUO」(現存)
当時の職場に程近く、昼休みや仕事帰りなど頻繁に通ったホール。
(通りを挟んだ系列店の「UNO」にも、よく足を運んだ)
(DUOに通っていた頃の店舗宣伝用「脂取り紙」が手元にあった)
(新規開店時ではなく、店舗スペースを拡げたリニューアル時のもの。
1999~2000年頃ではなかったか。)
ここ最近は行っていないので詳しくないが、2000年頃の店内見取図は
大体こんな感じだった(上が駅側、下が商店街通り側)。1Fがパチで、
2Fがスロ。2Fスロットフロアは、大きく3つのスペースに分かれていた。
階段とエスカレーターに挟まれた、大きくて薄暗いスペース「A」には、
主にアルゼ系(当時)の機種が並んだ。ゲッターマウス、クランキー
コンテスト、ビーマックス、ジロキチ、バーサス、アレックス、アステカ、
ワードオブブライツ、デュエルドラゴン2、グランシエル、オオハナビなど。
それらに交じって、山佐のシーマスターXが孤軍奮闘していたのも印象的だ。
一方、景品カウンターを挟んで「B」のシマは、大漁2やタイムクロスなどを
設置。さらに奥の「C」には、ダイナマイト、セブンダラーズ、レーザー2、
フライングモモンガといった辺りが鎮座。私が本機を打ったのは、「C」の
エリアであった。ただ、本機の設置が2、3台しかなかった記憶も。
余談だが、1Fパチのシマに、かつてSANKYO「CRFしむけんSR」が置いて
あった。それと同時期、斉木しげる「今夜も千両(ドル)箱」で、この店が
ロケ地になった回があり、件のしむけんSRが対戦機種に。ゲストは志村けんと
ダチョウ倶楽部の肥後克広。その放映の少し前、まさに私も同じシマで、件の
「しむけん」を(かなりアツク突っ込んで)仕事帰りに打っていたのだった。
なので、番組のOAを見た時は、同じシマの同じ台を斉木名人や志村けんらが
打っていて、妙に感慨深かったのを思い出す。今思えば、偶然でもいいから、
撮影現場に遭遇したかったが…。なお、有楽町DUOでは、ギンパラの権利中
330回ハマるという、全く以て有難くない経験もした(高田馬場の日拓EO
(当時)では、3回権利ニューロードスターで権利中450回ハマり、出玉を
ガッツリ削られた事も…)。
※書いている途中で思い出したが、ここは数年前に火災に遭った筈。
当時、大きなニュース報道もあったので、ご記憶の方も多いだろう。
大変な状況だったと思うが、その後復活を遂げたようで嬉しい限り。
★「ビーナス~」から受け継いだ、予告機能「チャンスナビ」
本機はリール窓左上部に、ボーナス期待度や成立役をナビする
インジケーター「チャンスナビ」を搭載。ビーナスライン等の
特性を踏襲していた。但し、先行機は「レバーオンで予告音+
上パネ消灯⇒第1停止で小役ナビ⇒第2停止で期待度表示」だった
のに対し、本機は「レバーオンで予告音+リール緑フラッシュ⇒
第1停止でボーナス期待度を示す流星⇒第2停止で成立役をナビ」
であり、演出の内容や順番は異なった。具体的には以下の流れ。
(1)レバーオン時
「バシュッ」と予告音が鳴り、リール窓全体が一瞬
緑色にフラッシュする(⇒チャンスナビ発動が確定)。
ナビ対象役は、BIG、REG、プラム、リプレイ、ベル。
それぞれ、成立時行われるナビ抽選に当ると発動する。
(2)第1停止時(ボタンから指を離した瞬間)
リール左上のナビランプに、赤い光がサッと流れる。パターンは
以下の(a)~(d)の4つ。演出が派手な程、ボーナス期待度も
アップする。
(a)流星1本(右下がりに光がサッと流れる)
期待度=低
(b)流星2本(右下がり⇒左下りの順に光が流れる)
期待度=中
(c)流星3本(斜め右向きの光が、3本立て続けに流れる)
期待度=高
(d)大流星群(流星3本に続き、左向きの光が斜めに3本走る)
⇒⇒
期待度=ビッグ確定(鉄板)のプレミアフラッシュ※
※手持ち資料の中には「大流星群はハズレ時も僅かに出るようだ」と
言及しているのもあるが、解析的裏付けがないので「鉄板説」をとる。
なお、大流星群はビッグ成立かつナビ当選時の「34/256」で出現。
(3)第2停止時(ボタンを離した瞬間)
再度、チャンスナビが光る。但し、第1停止時と違い、第3停止まで点灯状態
キープ。パターンは「X」「Y」「Z」の3種類あり(「ビーナス~」は「四隅、
V字、逆T字」だった)、成立した小役をナビ。対応役は、Xがリプレイ、Yが
プラム、Zはベル。対応役がハズれれば、ボーナス確定となる(但し、ベルは
右リールで取りこぼすので、要目押し)。なお、先述の通り、ナビ対象小役は
リプ、プラム、ベルのみで、チェリー成立時はナビ発生せず。
「X」=リプレイ対応。リプハズレで入り。
「Y」=プラム対応。プラムハズレで入り。
「Z」=ベル対応。ベルハズレで入り。
上記のように、「第1停止でボーナス期待度、第2停止で成立役」を
それぞれ表示したので、当然に第2、第3停止時がアツくなる。特に、
本機は「小役ハズレ目」が豊富な為、ナビを絡めたアツい目も多い。
無論、ナビ否定による「二確目」降臨の機会も、少なくなかった。
★主なリーチ目(順押し)
右リール「黒・黄・黒」の最強目
ビッグ一直線は、右が赤7なら鉄板(全ライン有効)
同じ一直線でも、右が黄7だと「ベル付の黄7」と条件が付く。
但し、左と中に関しては、赤7でも黄7でもOK。
ハサミ打ちなら二確目となる
右下がりベルからベルハズレ
一確目「プベプ」
「ミサプラハズレ」(右下がりプラムハズレ)。赤7付はガセる。
斜めプラムハズレは右上がりでもOK。
ベルクロステンパイからベルハズレ。
小役の平行Wテンパイハズレも多い。
左「プべリ」から下段リプテンハズレ。
コチラもWテンパイハズレ。
「ズレ目」の二確。様式美である。
左「ブベナ」から中段ベルハズレ。
ハサミ打ちなら二確。
コチラもハサミ打ちなら二確。
チェリー付きビッグハサミ目。成立後の鉄板目。右下段赤7でもOK。
右は、赤7の代わりに黒でもOK。左はチェリー付き黄7でもOK。
左が大きくスベった形もアツい。コチラは小役ハズレで入り。
★リプレイハズシ
ビッグ中もチャンスナビが働くので、成立フラグが分かり易い。
また、先行2機種と比べると、ハズシ手順の難易度は遥かに低下。
(但し、その効果も同様に低下したが…)
小役ゲーム中は、ナビに従い消化。「X」はジャックイン、「Y」は
プラム。どちらも取りこぼしは無いが、適当打ちOKはプラムのみ。
「X」(ジャックイン)時は、1回目からハズす必要あり(⇒後述)。
なお、「Z」は取りこぼしのあるベルだが、出現率は低い(約1/1638)。
ナビが出なかった場合、「14枚」(ビッグ中のみ、ベル・ベル・黒)か
「チェリー」かハズレ。チェリーは1/1638で低確率だが、出現率の高い
14枚(約1/8)を取りこぼさないよう、キッチリ目押しする。左・中は
適当打ちでOK。右はベルのテンパイラインに黒を狙う。
本機で重要なのはジャックイン成立時。配列上、中段受けだとハズシが
できない上、制御で変則押し時の1/2は強制的に中段受けとなる。また、
約1/2.5とジャックイン確率が高く、1回目からハズシを行う必要あり。
但し、1回目は残り22Gから、2回目は16Gから順押しに戻した方が安全。
ハズシ手順は、「X」ナビが発生したら「右⇒中」の順で逆押し。この時、
リプレイが中段受けだと、ハズす術はないので潔くジャックインさせる。
一方、リプが上段受けになったら、左上段付近に黄7を狙う(多少早めで
よい)。また、リプ下段受けは、左上段付近に「上にチェリーの付いた
赤7」を狙う(多少早めでもよい)。
上段受けは黄7狙い
下段受けはチェリー付き赤7狙い
中段受けはどうやってもハズシ不可。
全ては、「1/2」のヒキ次第となる。
とまぁ、あれこれ乱雑に書いたが、最後に一言。
名機「レッドメテオ」。華麗なサウンドや秀逸なリール制御、それに伴う出目の妙、
単純なようで奥深いチャンスナビ、そして美麗この上ないエメラルドフラッシュで、
仕事疲れの心と体を癒してくれた。ハズシに一定の制約こそあったが、それも含めて
本機の「魅力」だと思っている。今後もその存在を忘れることは、決してないだろう。
18年越しに本機へ謝意を伝えたい。ありがとう、レッドメテオ。
(平和(オリンピア)「レッドメテオ」の項、了)
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レッドメテオ(平和(オリンピア)、4号機)
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