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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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ホンテッドパーティー2(サミー、4号機)

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1997年(平成9年)にサミーから登場したAタイプ4号機「ホンテッドパーティー2」


※登場当初は、「ホーンテッドパーティー2」と表記する攻略誌等もあったが、後に修正。
(英語の発音的には、「ホーンテ(ィ)ッド」で正しいが)





★ボーナス確率





★払い出し表

・「7・7・7」「7・AM・7」「AM・7・7」「AM・AM・7」…15枚+BIG BONUS

・「黒・黒・黒」「黒・AM・黒」「AM・黒・黒」「AM・AM・黒」…15枚+REG BONUS

・「スイカ・スイカ・スイカ」「でぶお・でぶお・でぶお」「AM・AM・でぶお」…11枚

・「チェリー」…2枚

・「プラム・プラム・プラム」…リプレイ

(AM=オールマイティ図柄、黒=BAR、でぶお=黄色いおばけ)




★概説

サミーが90年代後半の一時期、ある意味で「試行錯誤」(迷走…といっては失礼に当ろう)を繰り返していた頃に、リリースされた一台。

同年には「「ウルトラセブン」「祭」「テキーラ」「BC20000」もデビュー。ウルトラセブン(⇐町田の「レインボー」で打ったなぁ、懐かしい)はヒットしたが、この時期のサミーの台は、正直好みの分かれるものも多かったと思う(個人的には、いずれも「好物」だったが)。

ただ、翌1998年にリリースされたCT機「ウルトラマン倶楽部3」は、見事に大ヒットを飾った。ここが、ある意味でサミー4号機の「分岐点」であろうか。



本機は、いわゆる「ホラー」(haunted party:幽霊屋敷パーティー)がテーマの台。リール下に墓場のイラストがあるなど、やや仰々しい部分もあった。その一方で、コミカルな「お化け」キャラなど独特のユルユル感も、随所に漂っていた。

これは余談だが、幽霊屋敷モノのホラー映画というと、小学生の夏休み、親戚の家のTVで見た「サスぺリア」(1977年)を真っ先に思い出す…(アレは怖かったな。今でもトラウマ気味)。




この台と最初に出会ったのは、新宿・歌舞伎町(西武新宿駅近く)の「エスパス新宿2」の地下フロアであった(「新宿日拓2」⇒「ジャックポット」⇒「エスパス新宿2」の流れ)。

確か、ここで3回ほど4000枚近く出して大勝ちしたが、大抵は「揉み揉み」した挙句、ノマれてヤメ…という感じだった。好調時は、2ケタで次々にボーナスが押し寄せてきた印象があるが、そのパターンになかなか入らなかった。まさか、ウ〇(以下、自重)?

まぁ、これは考え過ぎだろう。負けた時は、単に低設定台に「もて遊ばれた」だけだと思う。

(C)Google
「エスパス日拓新宿2」⇒現在は「エスパス日拓・西武新宿駅前店」として営業。当時、こちらの裏路地側が「2号店」で、表通り(駅前通り)側が「1号店」と二つに分かれていたが、今では改装して一つに繋がっている。3号機時代、ビッグが当たると5連(+α)のお楽しみ(謎笑)があったアポロンを、ここの地下でよく打った。勝負後は、店の真向い(当時)にある喜多方ラーメン「坂内」に入るのが定番コース。勝ったら「ネギチャーシュー(太麺)大盛&ギョーザ」。負けたら、只のラーメン。



因みに、当時、本機のシマの隣には、同じサミーの「BC20000」(B-Cタイプ)が入っていた。
コチラも、シングル集中の一発逆転を狙って何度も挑戦したが、なかなかロング継続してくれず勝てなかった。でも、面白かったから「良し」としよう。


(サミー4号機「BC20000」 1997年登場)


それと、この時期の「新宿エスパス2号店」地下は、頭上のデータランプが新型(?)だったのが記憶に残る。銀色地に黒文字の液晶タイプで、回転数やBR回数の他、当日の平均確率やボーナスの履歴、スランプグラフ(⇐特に印象深い)、さらに店の「イベント情報」等を表示してくれた。「お、進化したな」と、ちょっと感動した事を思い出す。



最初、本機の筐体(パネル)と対峙した時は、「お、パチスロ版のCRモンスターハウス(竹屋)が出たのか?」という印象を持った。

だが、実際打ってみると、モンスターハウスとは全く趣きが違っていて、狼男もフランケンも、ドラキュラも魔女も見当たらなかった。だが、妙にインパクトの強い図柄が、リールに配されているのに気付く。



それが、この愛嬌タップリな「おばけ」図柄だ。業界初の「オールマイティ」(以下、適宜「AM」と略す)」とされる独特の図柄で、ビッグとオバケの「共通図柄」という役割を果たした。

例えば、このAM図柄が左・中とテンパイして、右のテンパイラインに赤7が止まった場合、それで「ビッグボーナス」扱いとなった訳だ。

その組合せは、ビッグ4通り、バケも4通りの計8種類となっていた(⇒後述)。

因みに、この「おばけ」キャラを一目みて、映画「キャスパー」(1995年)に出てきた幽霊キャラを思い出した事も、付け加えておこう。



 
(ビッグ図柄は赤7。バケは「二段GHOST」(BAR)。サミーのバケ二段図柄は、3号機「アラジンII」「ミスターマジック」、4号機「トルナード」の流れを汲む。パチでは、三共「フィーバーフラッシュI」「フィーバーレジェンドI」「フィーバーキングII」等が、このテの「二段BAR」を採用。)


ビッグが揃うと、リール右の「BIG CHANCE」ランプが点灯して、その上にある「覆面オバケ」のランプが、あたかも幽霊屋敷のように「ボヤボヤッ」と点滅。


基本的なゲーム性は、先行機「ウルトラセブン」(1997年)に近い感じがした。エレキングやキングジョーに相当する「0枚役」のリーチ目はなかったが、7、BAR、AM図柄、そしてこれまた個性的な「黄色いおばけ」が構成する、多彩なリーチ目とチャンス目が主体。


「黄色おばけ」…基本的に「11枚役」扱いだが、リーチ目にも深く絡む重要な図柄。

当時、多くの攻略誌が、このコミカルなキャラを「でぶお」と呼んでいた(公式ネーミング?)。

こちらは、映画「ゴーストバスターズ」の食いしん坊オバケ「スライマー」を彷彿とさせた。




ボーナスの組合せは、件のAM(オールマイティ)がある為、「ビッグ4種類、バケ4種類」の、計8通りと多いのが特徴。

慣れないと、図柄が一直線に並び「リーチ目?」と錯覚した瞬間、いきなりボーナスが始まって焦る事も…。

その組み合わせは、以下の通り。


・ビッグ…「7・7・7」「7・A・7」「A・7・7」「A・A・7」 (計4パターン)

・バケ…「黒・黒・黒」「黒・A・黒」「A・黒・黒」「A・A・黒」 (計4パターン)

(「A」はオールマイティー(AM)図柄、「黒」はBAR)


※オールマイティ図柄は左・中リールに1個づつあるが、右リールには1個もない。AMのお蔭で、ボーナスのテンパイ形が出易いとされた。但し、赤7と黒BARは、中リールに1個づつ。


ビッグを揃える時に面白かったのが、4種類あるビッグボーナスが、全て異なるファンファーレを使っていた事だ。

その時の気分次第で、色々なビッグ入賞時サウンドを楽しめた訳だ。詳細は、次の通り。


「7・7・7」⇒嘉門達夫「チャララー、鼻から牛乳~」でお馴染み、「トッカータとフーガ・ニ短調」。

「7・A・7」⇒「ドドドドド…」と、扉を叩くような重厚バスドラムの後、緊迫感のあるBGMが次第に大きくなっていく。サスペンス映画調の臨場感で、4つのファンファーレの中でも一番好み。

「A・7・7」⇒サミーらしい「ギュイーン」音(「マンクラ」のジャック入賞音を想起すると判り易い)、アップテンポのマイナー調BGMへと繋がる。

「A・A・7」⇒「ジャ―ラーラーラー、ララララ~」と徐々にBGMの音階が上がった後、クラシック調で重厚なファンファーレ(マイナー調)が入る。

(サウンドを言葉で表現するのは、どうも難しい…)

なお、ビッグ中の小役ゲームBGMや、ジャックゲーム中のサウンドは、全て同じである。

一方のバケも、オールマイティ絡みで計4パターンあったが、サウンドは共通。




★リーチ目

先述の通り、リーチ目とチャンス目が主体の本機。

赤7、BAR、AM、そして「でぶお」(黄色おばけ)の組合せが基本で、山佐張りの「一直線、小山型、大山型、小V型、大V型、L字型」と、実に多くのパターンがあった。

但し、揃ったラインや「でぶお」絡みか否か等で、ボーナスの信頼度は大きく変わった。例えば、同じ一直線でも、右上がりはアツいが、上段はガセパターンも増える…といった感じだ。

本機はリーチ目(鉄板)が1500以上、チャンス目(通常、ボーナス成立後の何れも出る)が1200以上と、非常に多彩。その為、一見「入ったか?」と思わせる形が出ても、普通にガセったりした。
(アヤシイ目が連続して「これは?」と思って、あっさりスカされたことも多い)

例えば…

  
(左)の中段「AM・赤7・でぶお」並びは鉄板だが、(右)の中段「AM・でぶお・BAR」はガセる。
概して、左リールや中リールが「でぶお」だと、信頼度が下がる事が多かった(右の「でぶお」は強い)。


「チャンス目が多い」という事は、成立ゲームでの「入り」を見逃して、小役やリプレイ揃いでのリーチ目(アト目)でボーナスを察知するケースも、決して少なくなかった。

その中でも、「問答無用の一確目」として知られたのが、この形。

  
左リールの「中段チェリー」は、BR共通の一確目だ。角チェリーの場合は、左がボーナス図柄(AM含む)で、右がボーナス図柄(AM)か「でぶお」のハサミテンパイだと鉄板。


(その他の小役揃いリーチ目)

・「AM・AM・でぶお」の(特殊)11枚役揃い。11枚役は3種類あって、通常「スイカ」or「でぶお」でしか揃わないが、成立後のみ「AM・AM・でぶお」の11枚役が揃う事がある。

・左下段AMから「リプレイ」が揃った形。ボーナス未成立時、リプレイが揃う時は必ずAM図柄が枠下に落ちる制御。よって、これを否定したリプ揃いは、上段も右下がりも「鉄板」となる。

・左下段AMから、中段にスイカが揃った形。

・左が角チェリーで、中リールに「プラム・チェリー・スイカ」が止まった形(二確)。




★リプレイハズシ

正直、本機を打っている時、ハズシを積極的に使おうとは、あまり思わなかった。

実は、打ち始めの頃、何度かハズしを試したら、2パン続出で獲得枚数が極端に減ってしまい、それからやる気が失せた…というのが要因である。

まぁ、これは私自身の「ヒキ」の弱さと「ハズシ過ぎ」が原因で、実際はキッチリハズシを行えば、適当打ち比プラス10枚以上の差がつく仕様だった。試行回数を積み重ねれば、馬鹿にならない数値ではある。

ただ、最初の印象があまりにも悪く、パンクに対する怖さが他機種よりも強かったのだ。

まぁ、早め(残り14回程度)から順押しに戻せば、それほど恐れる事もなかったのだが…。


因みに、ビッグ中メインとなる11枚役(スイカ、でぶお)は、順押し時でも取りこぼす事があった。ハズシはせずとも、順押しで中リールのスイカをキッチリ狙う必要があった。目押しミスで「でぶお」の方がテンパイしたら、右にも「でぶお」を狙う。


ハズシ手順は「中押し」(中⇒右⇒左の順で)。リプレイ下段受けテンパイ時のみ、左の枠内に「上にチェリーの付いた黒BAR」を狙ってハズす(ハズシが効くのは「下段受け」のみ。他ラインはハズシ不可)。

成立フラグを見抜き、リプレイを下段受けにし易くする為、以下の手順が効果的とされた。

(1)まず、中リールに「チェリー・プラム・でぶお」をビタ
(2)そのまま停止したら、右枠上に「黒BAR」をビタ⇒リプ時はリプが左下がりにテンパイして、下段受けになり易い。⇒ハズシ実行
(3)中が1コマ滑ったら(「AM・チェリー・プラム」停止)、右を適当押し⇒リプ時は必ず下段テンパイ。⇒ハズシ実行
(4)中3コマ滑り(「スイカ・チェリー・AM」停止)は11枚役。右を適当押し⇒スイカテンパイなら左枠内にAM狙いで11枚ゲット。
(5)中が2コマスベリor4コマスベリ時は、チェリー濃厚。右リール適当⇒左枠内チェリー狙い。
(6)パンクを考慮して、小役ゲーム3回目は、残り14Gから順押し・小役狙いに戻しておく。


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