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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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Youtube 90年代動画紹介(18)

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Youtube 90年代動画紹介(18)


私が個人的に「神」と崇めるYoutube動画投稿者、ライルさん(Mr.Lyle Hiroshi Saxon)。

そのライルさんがアップした、90年代初頭の都内各地を撮影した動画を、紹介するコーナー。

何だかんだで18回目となる今回は、コチラの動画を取り上げる。


https://www.youtube.com/watch?v=A_-TwbulLpA

(803)



1992年(平成4年)7月の「早稲田」や「新宿」などを捉えた、貴重な映像だ。

タイトルは、「1992 バスと電車と早稲田と新宿など Buses Trains Waseda Shinjuku Etc 920719 」とのこと。

この動画で、ライルさんが辿った「足どり」は、以下の通り。


★(0:00~0:48)…西武池袋線・ひばりヶ丘駅(ライルさんの地元)周辺
 ・「ひばりヶ丘駅入口」停留所から、西武バス(田無駅行き)に乗車(0:48)

★(0:49~1:37)…バス車内(田無駅まで移動)
 ・ライルさんの車内コメント(1:14)が面白い。「このバスは確かに田無駅まで行くんだけど、ちょっと間違えて、遠回りのバスだった。(路線は)3つくらいある。真っ直ぐと、遠回りと…」
つまり、「ひばりヶ丘駅→田無駅」のバスルートは三系統あるが、ライルさんの乗ったバスは、あいにく一番遠回りだったという訳だ。停留所でいえば、「東京道」や「古河(ふるかわ)団地」(現「イオンモール東久留米」)「第三住宅」などを通る、最も大回りのルートであった。

★(1:38~3:09)…西武新宿線・田無駅と、移動中の車内(車窓)
 ・田無駅ホームから、10時09分発、急行「西武新宿」行き(上り)に乗る(1:55)

★(3:10~5:02)…西武線・高田馬場駅→地下鉄東西線・高田馬場駅→早稲田駅
 ・西武・高田馬場駅で下車(3:10)
 ・東西線・高田馬場駅ホームから、「西船橋」行き(下り)に乗車(4:11)
 ・早稲田駅で下車(4:21)
 ・早稲田駅の改札(地下)をくぐり、「1番出口」の階段から地上(早稲田通り)に出る(5:02)

★★(5:03~15:50)…早稲田界隈を散策
 →これについては後述


★(15:51~20:56)…文京区目白台、関口界隈を散策
 ・胸突坂(15:51~16:17)
 ・永青文庫(16:18~)
 ・蕉雨園(旧・田中光顕邸)(16:38)
 ・和敬塾(16:40~)
 ・目白通りに出る(16:53)
 ・椿山荘(17:14~)
 ・独協中学校(高校)および周辺(17:29~19:47)
 ・聖園(みその)幼稚園の看板(19:48)
 ・東京カテドラル聖マリア大聖堂、関口教会(19:55~20:00)
 ・鳥尾坂(20:22~20:39)
 ・目白通りに出て、「椿山荘前」の都バス停留所に到着(20:47)
 ・都バス(白66、「新宿駅西口」行き)が来る(20:55)


★(20:57~21:51)…都バス(白66、新宿駅西口行)で新宿駅に移動
 (江戸川橋通り→外苑東通り→靖国通りのルートで、新宿駅に向かう)
 ・歌舞伎町・靖国通り(21:48)

★(21:52~22:02)…おそらく、新宿駅西口(終点)の手前、「歌舞伎町」停留所で下車。近くの新宿三丁目界隈(靖国通り脇、「丸井ヤング館」付近)を撮影。

★(22:03~22:38)…紀伊國屋書店(洋書コーナー)→新宿通り(歩行者天国)、駅東口に向う。

★(22:39~25:24)…新宿駅(東口)地下構内→JR中央線(下り)乗車→移動→JR中野駅下車→「中野サンモール」撮影、動画終了



(移動経路まとめ)

ひばりヶ丘→田無→高田馬場→早稲田→目白台・関口→新宿三丁目→新宿駅→中野駅




これら一連の映像の中で、個人的に特に思い入れの深い箇所といえば、(5:03~15:50)の早稲田界隈を、ライルさんが散策するシーン。

やはり、学生時分の丸5年間(1990年4月~1995年3月…訳あって1年余計に通った)、色々とお世話になったエリアだから、少なからず「郷愁」を覚える訳だ。

しかも、撮影時期の1992年は、前年の「不真面目」を猛省して、せっせと講義に通い詰めた頃。

当時の手帳を見返してみた所、幸いにも、撮影時期である「1992年7月19日」前後の予定が、乱雑ながらメモってあった。ちょっと紹介したい。


(1992年当時使っていた、黒革の手帳。小田急沿線のパチ屋や、当時のスロ設置機種などもメモってある。今や、自分にとって貴重な存在だ。)



(当時のメモ書きを拡大…手帳の一角に、92年7月の予定が「殴り書き」されていた)

かなり乱雑な字で見づらい為、あらためて書き起こたのがコチラだ。

7/8 日本政治史 7-114(3:10~4:10)
7/9 国際法 7-218 教・可(9:20~10:20)
    国際政治学 3-402(3:10~4:10)

7/15 3限 社会調査 12:30~ 持込可
     4限 行政法総論 13:50~

7/18 1限 マスコミ理論

7/20 1限 英書II

※7-114=7号館114号教室
※教・可=教科書の持込可
※英書II=政治英書II


ご覧の通り、書かれていたのは、7/8から7/20の「試験日程」と思しき内容であった。

つまり、1992年7月のこの時期は、ちょうど大学の「前期試験」の真っ只中だったのだ。

前年(1991年)は、講義そっちのけで、パチ・スロにのめり込んでいた。その為、卒倒するほど多くの単位を落とした。それを取り戻すべく、92年に入ると、目の色を変えて、講義や試験に臨んだ事を思い出す。

それでも、講義の合間や学校終りに、馴染みのパチ屋へ通っていた事は変わりない。ただ、学校をサボった回数が「激減」したのだけは確かだ。


因みに、この時期の早稲田界隈のパチ屋といえば、新目白通り(都電停留所近く)の「三光堂」と、西早稲田(バス停前)の「みよし」の2軒だけだった。なお、最近になって新たに判明した事だが、私が1年生の1990年暮れまで、「三光堂」の近く(新目白通り、都バス早稲田営業所の向い)に、「(パチンコ)にっぽん」という変わった名の、小さなパチ屋が存在したという。
(これは、本邦初公開の「レア」情報かも…)

実は、80年代、そこにパチ屋があったという話は、以前、大学の先輩に当る「さる方」から聞いて知っていた。ただ、私自身はその店の存在を全く知らなかった訳だが、なんと私の入学後も、僅かな期間ながら、営業を続けていたらしい。

「にっぽん」は、ネオンも出さぬ小店との事だったが、私がその存在に気付く前に、残念ながらクローズとなってしまった(気付いた時には、既に「ゲーセン」になっていた…)。

もうちょっと早く、あの界隈を入念にチェックしていれば…というか、偶然でも何でもいいから、店の前を通りかかっていたらと、大いに悔やまれる。だが、あの当時、三光堂の常連や店員達から、「にっぽん」に関する情報を貰うチャンスなど、微塵もなかった。嗚呼、勿体ない…。

なお、「にっぽん」は、三光堂と経営が同じで、換金場所(裏路地、長屋の玄関先)も共通だったという。一度は入ってみたかったなぁ…「にっぽん」。


おっと、話を本道に戻そう。

そんな感じで割と学校では頑張った92年だが、91年に落とした単位があまりに多過ぎた為、結局、僅か「1科目」の単位不足で4年での卒業が叶わず、不本意な5年目を迎えた(95年3月卒業)。

ここでは、人生の「挫折」を存分に味わった訳で、若き日の「ほろ苦い」思い出である。


それはともかく、ライルさんが撮影で早稲田を訪れた当日(92年7月19日)は、まさに前期試験の期間中であった。

但し、この日は「日曜」だった為、学生の姿はあまり多くない。おそらくは、私も自宅にこもって、翌日の「政治英書II」の試験準備を、入念に行っていたハズ。


以上が、撮影当日の背景というか、他愛もない「プチ情報」だ。


では、ライルさんが早稲田を撮影した(5:01~15:50)の、簡単な説明に移る。


(5:01~7:21)
地下鉄東西線・早稲田駅の「1番出口」(大学から一番遠い出口)から、地上の「早稲田通り」に出たライルさん。メイン通りを一本入った裏道から馬場方面に戻る格好で、「早稲田高校(中学)」脇のバス通りへと向かう。

なお、この動画ではハッキリ映らないが、このバス通り沿いには「メルシー」という有名なラーメン屋があり(現存)、学生時代に何度も食べた。ウマいラーメンを安価で出す店で、金欠の時は特に重宝した。具は、チャーシュー、メンマ、もやしにコーンで、食べごたえもあった、当時の値段は、ラーメン一杯350円だったと記憶する(今は、少し値上がりしたのかな?)。

(7:23~7:38)
バス通りを隔てて早稲田高の反対側にあった、「早稲田実業」(国分寺に移転する前)の校舎付近を撮影。

(7:48~8:15)
早稲田高校の角を曲がって、大学の「南門」に通じる裏路地を撮影。
 →この路地は、地下鉄で大学に通う際の「定番」コース。当時、路地沿いには「早美舎2」(サークルのシャツやジャンパーを作ってくれる)や「喫茶エビアン」(ママさんが美人)といった香ばしい店が点在。注意深く動画を見ると、これら店舗の姿が映っている。

(8:17)
今はなき、「第一学生会館」の建物。その奥に大隈講堂の「時計塔」。第一学生会館の地下には、当時古びた食堂があって、たまにカレーライスなんかを食べた。確かに安かったが、具はほとんど入っておらず(溶けていた?)、味もハッキリ言って…だったな。懐かしいけど。

(8:20)
大学の南門が一瞬映るが、日曜日なので、門は閉鎖中。

(8:21~9:00)
「南門通り」の光景。早美舎1、喫茶ぷらんたん、平山時計店、尾張屋(蕎麦)、クボタ洋服店といった老舗の名物店が映る。また、南門通りから裏路地に入って、早稲田高校を裏から撮影。
因みに、この南門通りには、「稲穂(いなほ)」(閉店)という、早大生なら誰もが知るラーメン屋があり、私も名物の「タンメン」を食べによく通った(アツアツ・野菜たっぷりで美味かった)。
1年生の時分、大学祭でサークルの「広報誌」を出す事となり、学校近辺の店に、雑誌への広告掲載(サークルの広告収入用)を依頼して回った事がある。で、私は馴染みだった「稲穂」に出向いて広告を依頼したのだが、オヤジさんに「すまない、そういう話は全て断っているよ」と、丁重に断られた。
確かに、無数にいる常連学生の依頼をいちいち聞いていたら、店だって大変だ。私の依頼は、いかにも厚かましすぎた。
だが、その時、傍らにいた奥さんが、「この子は、いつも食べに来てくれるのよ。少し話を聞いてもいいじゃない」と、有難い「助け船」を出してくれた。そのお蔭で、広告依頼の件は、無事OKが貰えたのだった。奥さんの優しさには、今でも感謝している。

(9:01~11:20)
早美舎2と喫茶エビアンのある路地に戻った後、再び早稲田高校脇のバス通りを歩いて、地下鉄・早稲田駅に向かう。

(11:21~13:00)
早稲田駅の改札前から、「3a出口」の階段を上がって地上に出た後、再び駅地下構内に戻り、今度は逆の「3b出口」から地上に出て、早稲田通りを歩く。途中、早稲田高の入口や靴屋をチェックした後、馬場下町の交差点に出ると、本部キャンパスに向って南門通りに入る。

地下鉄出口脇「ダンキンドーナッツ」(12:04)の看板が懐かしい。また、12:13では、早稲田通りで停車している都バスの「行先ボード」を接写。「早77」系統、「新宿駅西口」と「早稲田」を結ぶバスは、当時、大学から歌舞伎町のパチ屋へ向かう時によく使った「直行便」だ。講義が終わると、大隈通りを通って「グランド坂下」の停留所でバスに乗り込み、「歌舞伎町」停留所で降りるのが定番パターンだった。但し、現在は一部ルートが変更されており、この「早77」バスは、「グランド坂下~坂上」の「グランド坂通り」を通らなくなった。

キッチンオトボケ、三朝庵(蕎麦)、竜泉寺、穴八幡などがある「馬場下町」に出た後(12:54)、交差点を右折して、再び南門通りを散策、大学方向を目指す。

(13:01~13:49)
南門通りを歩いて、大隈講堂のある早大正門前に向かう。

13:28では、「工事現場」「第一学生会館」「時計塔」が一度に映る。工事しているのは、従来「廣文堂書店」(南門店)が入っていた建物だ(第一学生会館の向かい)。当時、廣文堂は南門通りと「グランド坂上(店)」の二店舗があったが、現在はいずれも確認できず(閉店か)。当時、この書店で教科書を買っていたっけ…。

13:30で、高田馬場駅と早大正門を結ぶ「学バス」が通過。これも勿論、お世話になった。

13:37では、大隈講堂の左後方で、「大隈会館」(及び「リーガロイヤル早稲田」)が建設中
(翌1993年竣工)。

13:43でチラッと映る青い屋根のバス停は、早大正門と渋谷駅東口を結ぶ、「早81」系統のバスの始発停留所だ。当時、私は、この停留所から、授業終わりに四谷三丁目に出向き、書店のバイトに毎週通っていた。13:46では、待機中の渋谷行きバスの姿がチラッと映る。

(13:40~15:50)
正門前(大隈講堂前)を起点に、「早大通り」を鶴巻方面に歩く。「早稲田鶴巻町西」交差点を左折してバス通りをしばらく歩くと、大通りの「新目白通り」に出る。さらに新目白通りを超えて、その先に流れる神田川を渡ると、「胸突坂」の階段から目白台に向かう。

14:06辺りで、大隈講堂裏の「早稲田ゼミナール」(予備校)が映る。今でも同じ場所にあると思っていたが、とっくの昔になくなった模様(現在は早大の「エクステンションセンター」が入る)

14:13では、ライルさんがコカ・コーラの自販機で、「Mone(モネ)はちみつ梅」を購入。実に美味しそうな飲みっぷりを見せる。確かに、このドリンクは甘酸っぱくて旨かったと記憶。

14:59で、新目白通り沿いで建設中の、「リーガロイヤル早稲田」の現場が一瞬だけ映る。

15:30・・・駒塚橋(神田川)、看板など

15:33・・・駒塚橋から臨む、目白「椿山荘」の立派な建物



(以後は、上掲「文京区目白台、関口界隈を散策」の項を参照)


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