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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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キタノユ777(北の湯777)(北電子、4号機)

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この所めっきり寒くなって、「温泉恋しい季節の到来」という事で、今回振り返るのはコチラの機種。





キタノユ777(北電子4号機、1999年登場)

(同筐体で、確率甘めの「キタノユ7」もある。コチラは「低換金用」で、本機が「高価交換用」か。先に登場したのが「7」の方だった記憶アリ)

文字通り、「温泉」をモチーフにした機種だ。そういえば、この年(1999年)には、山佐から「河童の湯7R」、そしてテクノコーシンからも「温泉天国」がリリースされている。スロ業界で、ちょっとした「温泉ブーム」が起きた年だった。




当時、東横線・自由が丘駅の「三光」(閉店、跡地は現在「P・GRACE」)とか、小田急線・相模大野駅前の「パラッツオ」(閉店、跡地は現在「ベルシティ」)なんかで、チョイチョイ打っていた。

「カトチャンランプ」をペカッと光らせたり、ビッグ確定の「遅れ」を堪能したりと、勝ち負け抜きでよく遊ばせて貰った。それでも、いかにも北電子のAタイプらしく、小気味よいボーナスの連打も味わった。



社名の一部である「北」を機種名に織り込んだ本機は、筐体デザインの「遊び心」が特徴だった。下パネルの銭湯っぽい壁画(富士に松)や、女性の艶っぽい後姿にも風情があった。

また、下パネルには、これまた銭湯でおなじみの「地元商店の宣伝用看板」なんかも描いてあった。デザインが小さいので、あまり注目されなかったが、よく見ると「岸不動産」「RV・外車専門 並木自動車」「BARBAR サキノ※」「杉田産婦人科医院」「川崎商会」「季節料理 なるみ」といった怪しげな看板が、女性の背後にズラリと並ぶ。おそらくは、開発スタッフや関係者の名字を取ったものだろう。
※正しくは「BARBER」だが、スロなので、あえて「BAR-BAR」にしたのだろう(好意的解釈)。


一方、リール窓に目を転じると、窓上部には「大・幸・運」の大きな文字が。また、リール右サイドのランプ類の表示も、実にユーモアたっぷりだった。GAMEOVERは「おしまい」、WAITは「ちょっとまって」、リプレイは「もう一度」、払い出し表示は「お勘定」、クレジット表示は「まだあるわ」、そして投入口は「めだるをいれてね」といった具合である。

また、ストップランプの表示も一風変わっていた。各リールともに、STOPではなく「止め」と表示されており、さらに、左には「泉質 強幸運泉」、中には「効能 開運、招福」、右には「成分 金銀含有」の併記もあった。これを見て、11PMの「温泉紹介ギャル」を思い出した人は、オッサン確定である(笑)。


そして、上パネル左の説明書は、時代劇っぽく「御定書(おさだめがき)」となっていた。但し、書いてあるのは「BIG CHANCEはBONUS GAMEを3回行うか30ゲーム行うと終了します。BONUS GAMEは12ゲーム行うか8回当たって終了します」という、4号機のボーナスゲームに関するごく普通の説明だ。




★ボーナス確率

本機は「セブンライン」を採用しており、全設定でビッグボーナス確率が甘めに設定されていた。
(但し、確率違いの「キタノユ7」と比較すると、ビッグ確率は少々抑え気味。)

BIG BONUS
設定1:1/287
設定2:1/273
設定3:1/256
設定4:1/248
設定5:1/237
設定6:1/221

REG BONUS
設定1:1/910
設定2:1/910
設定3:1/862
設定4:1/862
設定5:1/819
設定6:1/819

※参考…「キタノユ7」のビッグ確率(設定1⇒6の順)
1/277、1/264、1/252、1/241、1/234、1/215
(REG確率は「777」と同じ)



★役構成

BIG BONUS(15枚)

ビッグは2図柄を採用。7は「逆さになった女性が、温泉から両足を出した」形(デザインの妙)。


REG BONUS(15枚)

のれんチックな黒い「ゆ」は、右リールのみ存在。「ゆ」が右上段停止で、ボーナス確定(後述)。


小役、リプレイ

左上:チェリー(2枚)⇒さくらんぼが手拭を頭に乗せて、お湯に浸かっている。何とも愛嬌がある。
左下:イス(通常時10枚、ビッグ中6枚)⇒銭湯でよく見かける、プラスチックの椅子。
左下:風呂桶(0枚)⇒こちらも銭湯でお馴染みのプラスチックの桶。中には「ケロ〇〇※」の文字。
右下:Tバック(リプレイ)⇒女性のお尻を模しているが、セクシーというよりコミカル(個人的感想)。
※「ケロヨン」や「ケロリン」は実在する名称なので、あえて後半を読みづらくしたと思われる。



★セブンライン機

先述の通り、本機はセブンラインを採用(北電子初のセブンライン機「ビッグフット7」に次ぐ第二弾)。
通常の5ラインに加えて、「中・中・上」と「中・中・下」(エクストラライン)に図柄が揃っても、払い出しあり。
 
当然、ビッグ図柄が上の形で並んでも有効。この2つのEXラインも、ビッグフット7を引き継いだもの。



★告知機能

(1)定番の告知ランプ


本機は「完全・後告知タイプ」で、ボーナス成立ゲームの第3リール停止後、ストップボタンから指を離した瞬間に、リール左の「告知ランプ」(チャンスランプ)が必ずペカッと光る。
告知ランプに描かれたキャラは、カトチャン似の「チョビひげ・メガネオヤジ(頭に手拭)」で、「あつ~いよ~ん」のメッセージにも味わいがあった。
なお、光る部分はオヤジの「丸メガネ」で、実はこのメガネ、「GO」の英文字を模している(ジャグラー等の「GOGO」ランプを意識したデザイン)。
ちなみに、左リールはボーナス図柄の配置が偏っており、ボーナス成立時に「7」や「北の湯」を引き込まないケースも少なくなかった。また、各リールの制御も一種独特で、一見何の変哲のない出目でも、あっさりペカったりして面白かった。

(2)スタート音の「遅れ」

完全告知ではあったが、ランプ告知前にボーナス成立を察知できる「遅れ」機能(レバーオン時、スタート音が一瞬遅れる)も搭載していた。
遅れは、ビッグ成立ゲーム(限定)の1/4(25%)で発生する(⇒75%は遅れない)。
遅れの「程度」は、かなりハッキリしていたと記憶する。

(3)ボーナステンパイ音鳴らず(無音テンパイ)

通常時(ボーナス非成立時)、ボーナス図柄の「7」や「北の湯」がテンパイすると、「バフフッ」という感じで、テンパイ音が鳴りやすかった。逆に、ボーナス成立時及び成立後はテンパイ音が鳴りにくい。
よって、テンパイ音なしでボーナス図柄がテンパイすると(無音テンパイ)、ボーナス期待が高まる。
なお、テンパイ音発生率は、以下の通り。

通常時…音発生=7/8(87.5%)、無音=1/8(12.5%)
成立中…音発生=1/8(12.5%)、無音=7/8(87.5%)

※ボーナス非成立時も1/8で無音を選択するので、無音テンパイは「確定」ではない。

※「テンパイ音が鳴らない(無音)」方をアツくした理由は、成立後にテンパイ音がよく鳴ると、目押しが苦手の人がテンパイ音を鳴らしまくって、周囲の視線を浴びて恥ずかしい思いをするから、とのこと。
北電子のファンは高年齢層も多かったので、開発陣も、あえてこういった選択をしたのだろう。




★主なリーチ目
(完全後告知だが、一確目やリプレイハズレ目など、ゲーム性の幅を広げるリーチ目が幾つも存在)

 

左「イス・北の湯・7」(イ・キ・ナ)は1リール確定(北電子初の試み)。但し、この一確目を積極的に引き込む制御はない。なお、「イ・キ・ナ」は「粋な」に通じるとの説あり(未確認)。


右上段「ゆ」も、左・中不問の順押し確定目。こちらは、4コマ以内なら最大限に引き込む制御あり。


北電子お得意の「ボーナス図柄の一直線」も、確実なリーチ目となる。図柄の組合せやラインは不問(エクストラライン揃いも有効)。右リールは「ゆ」(黒のれん)も有効で、さらに右は「チェリー」も代用図柄となる
(但し、チェリーは「2連チェリーの上側」のみ有効で、その他のチェリーはNG)。


  

  
ボーナス図柄とリプレイのWテンパイハズレ=鉄板


左中段チェリー…成立後のリーチ目(ペカった後に出るので、あまり意味なし)



★リプレイハズシ
配列及び制御上、ハズシは可能。
「中⇒右」適当打ちで、リプレイがテンパイしたら、以下の要領で外す。
但し、効果はそれ程大きくないので(プラス10枚程度)、適当打ちでも、さほど問題なし。

・上段テンパイ…左上段に切れ目近くの7を狙う(要ビタ押し)。
・中段テンパイ…左枠内~枠下に北の湯を狙う。
・下段テンパイ…左枠内~枠下に北の湯を狙う。
・右下がりテンパイ…左枠内~枠下に北の湯を狙う(「中・中・上」のEXラインは、リプレイを外せる)。
・右上がりテンパイ…ハズシ不可(「中・中・下」のEXラインは、リプレイを外せない)。
・6枚役(イス)テンパイ⇒左テンパイラインに切れ目のイスを狙う(「北の湯」の1コマ上にある)。

※パンクは痛いので、残り14ゲームから順押し・適当打ちに戻す。


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