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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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ワーズワースの冒険「焼き立てパンの甘い香り」(1994年、つみきみほ)

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先日の記事で、映画「櫻の園」(1990年公開、中原俊監督)を
取り上げて以降、学生時分に取りつかれていた「櫻の園熱」が、
再燃してしまったらしい。

当時は、あの映画に出ていた女優達の「現状」が常に気になっていて、
他の映画やドラマなどの出演情報を掴んでは、VTRに録り貯めていた。
そのせいで、山田純世が映画「スーパーの女」に出ていたり、脇役の
植竹よしみが映画「舞妓物語」にチョイ役出演した事まで把握していた。

で、ここ数日は、そんな過去の映像を見返して、あの時代に思いを馳せている。
あまりにアツくなりすぎて、肝心のレトロパチ・スロ熱が醒めないか心配だが…。


「櫻の園」のキャストで、私が最もハマったのが白島靖代だった事は、先日も書いたが、
次に好きだったのが杉山紀子役のつみきみほ。

華奢な体に、大きな瞳とボーイッシュな髪形が、大変印象的だった。
当時、つみきさんはメディアの露出も多く、映画、ドラマ、CMは勿論、
歌手活動や音楽番組のMCなど、多方面で活躍。ご結婚後は第一線から
遠のいていた時期もあったが、現在も女優業を続けられている。
来たる7月16日から開催の「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2016」では、
つみきさん主演の「話す犬を、放す Good Bye Talking Dog」(監督:熊谷まどか)が、
オープニング作品で上映の予定。興味ある方は、埼玉県川口市「SKIPシティ」にGO!
(与野本町駅「彩の国さいたま芸術劇場」、鴻巣駅「こうのすシネマ」でも上映)


今回は、そのつみきさんが1990年代に出演された、ある番組のレビュー。
「櫻の園」は知らずとも、90年代TVに興味ある方なら、楽しめるハズだ。
割と人気の番組だったから、ご存知の方も多いだろう。では、参りましょう。






ワーズワースの冒険
「焼きたてパンの甘い香り~女王陛下のデニッシュ~」

・放映日:1994年(平成6年)12月11日(日)22:30~23:00(フジテレビ系列)
・出演:つみきみほ ほか
・ナレーション:岡田真澄、近藤サト
・提供:三菱電機


★オープニング
・つみきみほ(以下「つみき」)、「東京パンマップ」を頼りに、
都内の美味しいパン屋を探索。「パンの会」のメンバーと合流。
・パン屋に入ったつみき。あれこれ品定めした後、
「キメはやっぱり、これこれ。サクサクのデニッシュ・ペストリー!」

★タイトル
「第35話 焼きたてパンの甘い香り~女王陛下のデニッシュ~」

★「第2回 バターと生クリームを使った、プロによる洋菓子・パンコンクール」
通称「パン・コン」の模様。
・参加者は、全国から選抜のパン職人10名。
・現役の女子高生15人が、審査員を務める。
・第1位は、ココナッツとオレンジピールの「パン・オ・トロピカル」
(パンとお菓子の中間が魅力)

★全国会員数6500人を誇る「パンの会」
・「パンの新聞」を発行して情報交換
・休日はメンバーが集結。パンの美味しさを分かち合う。
・今回は、中心メンバー男女5名がつみきに同行。

★「東京パンマップ・超おいしい」の1
代々木八幡「イエンセン」
「ダブル・ト・スナイル(170円)」「スモー・スナイル(130円)」
「ショコレーゼ・ボロ(180円)」「ブロンデブロード(160円)」
※カッコ内は放映時の値段(以下、同じ)

★つみき、「スモー・スナイル」を美味しそうにかじり一言。
「口の中、シナモンでいっぱいって感じ。美味しい。毎日食べてたいな。」

★デニッシュ・ペストリーの作り方
・「イエンセン」和田さん実演。生地を強く叩いてこねる。デンマーク流「力技」。
・大きなバターの塊を生地で包んで叩き、薄く延ばして三つ折りを3回繰り返すと、
27の生地の層が完成。
・「生地に対してバター6割。生地の層27」がデニッシュ・ペストリーの条件。

★つみき、再び「スモー・スナイル」をパクリ。
「アップルとシナモンのも、すごく美味しいんだよ、ここの(店の)は」

★「東京パンマップ・超おいしい」の2
青山「アンデルセン」
・デニッシュ・ペストリーを、日本で初めて作った店。
「ヌスコペンハーゲナー(180円)」「ダークチェリー(180円)」
「マロンペストリー(180円)」
・アンデルセンの前身は、広島の小さなパン屋「タカキベーカリー」
(デニッシュ日本発祥の地)

★つみき、「ダークチェリー」を豪快にほおばる。
「デニッシュって、ぜったい生地が決め手だと思う。」

★「酵母」(イースト菌)の秘密
・「オリエンタル酵母工業」の安藤さん、イースト菌の働きを解説。
・酵母ブロック一つまみの中に、100億以上の酵母菌が入っている。
・酵母は砂糖を食べてガスを吐き出し、ペストリー生地を膨らませる。

★「ダークチェリー」の焼き上がりまでを、倍速撮影。
・つみき、再びダークチェリーを食べて「おいしい~」

★「東京パンマップ・超おいしい」の3
渋谷「ルヴァン」
・天然酵母パン。ブドウに付着した酵母を培養。生地に練り込む。

★「東京パンマップ・超おいしい」の4
銀座「木村屋総本店」
・「酒種酵母菌」を使ったあんぱん。「和製デニッシュペストリー」
・ぽよぽよした「白生地のベッド」に包まれるのは、こしあんの特権。

★デンマーク大使館を訪問
・領事のリンドブラッドさん。デニッシュとコーヒーで朝食。
「本場のデニッシュ・ペストリーを食べないと、本物のパン好きとは言えないですよ」

★デンマークのパン屋紹介。
・甘いデニッシュ・ペストリーは、食べてすぐ活力になる。バイキング末裔の力の源。
・デンマークのパン屋の店先には、デニッシュを描いた看板が出ていて、目印になる。

★朝食用のパンを、夜中の3時から仕込む職人。
・コペンハーゲンのパン屋「ファン・ハウエン」の
若手職人トーマス君(21歳)の仕事ぶりを紹介。
一人で一日700個もペストリーを焼く重労働。

★デニッシュ・ペストリーの由来
・忙しいパン職人が、疲れてバターを生地に練り込むのを忘れて、
親方に叱られないよう、後からバターを生地で包んだのが始まり。

★デンマーク人気No.1デニッシュ
・甘い生地に、タップリのケシの実とシナモン。とにかくタップリ、大胆に。
・シナモンをまぶした生地を、巻いて切り分けて叩いて焼く。先々代考案の
「カメル・スナイル」。1900年頃から作られている。

★カスタード入りデニッシュ
・別名「パン屋の黄色い目」
⇒パン職人は、朝から働きづめで疲れているから。

★東京では、つみきと「パンの会」メンバーが、屋外パン・パーティ。
・都内各所で買い集めたパンを、みんなで楽しく出し合って食べる。
・パン切りナイフ、小型のまな板、チーズ、飲み物などを持参。

★つみき「こんな沢山パンがあったら、食べたら太っちゃうよね?」
ナレ「どんなに多くても、皆で少しづつ分け合うから大丈夫…本当か~?」
(岡田、冷やかし風のナレ。ちょっと丸顔の女性会員がアップに)


★自宅でデニッシュ・ペストリー作り。
・つみきの前に一人の女性が現れる。つみき「誰?」
・料理研究家の前田廸子(まえだみちこ)さん。
・「バナナのデニッシュ・ペストリー」をつみきと作る。
・前田「ペストリーは焼き立てが一番。だから、手作りなんですよ。」
・「切り札」は、発泡スチロール製の「家庭用・手作り発酵器」。
・発酵器にお湯を入れて密封すれば、温度管理も完璧。
・発酵させた生地にバナナを乗せ、オーブンでパリッと焼き上げる。
・前田さん、美味しそうな出来栄えに、満面の笑みでピースサイン。
・つみき「こんな焼きたて食べたの初めてです。ホントに美味しい」

★つみき、「パンの会」メンバーと特製ジャイアント・デニッシュで、ホームパーティー。
・全員揃ってワインで乾杯⇒エンディング。

★エンディング(スタッフロール)
・河井英里(故人)の歌うテーマ曲「シャ・リオン」
(作詞・作曲、大島ミチル)が流れて番組終了。


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