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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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Youtube 90年代動画紹介(3)

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だんだんとシリーズ化の様相を呈してきた、「Youtube 90年代動画紹介」コーナー。


私が「神動画投稿主」と崇めてやまない、ライルさん(Mr. Lyle Hiroshi Saxon)の貴重な90年代初頭の映像を、当ブログに接する多くの人達に紹介すべく、行っているものである。


で、今回取り上げるのは、こちらの動画。

https://www.youtube.com/watch?v=REcrLTJsEoI


1992年(平成4年)の登戸駅(小田急線、南武線)を起点とした、ライル氏散策の映像だ。


いつもにもまして、超ローカルな話題で大変恐縮だが…興味ある方はぜひご覧を。


映像で判る散策ルートは、小田急線・登戸駅前⇒向ヶ丘遊園(遊園地)⇒向ヶ丘遊園(駅)⇒遊園地⇒溝の口界隈となっている(特に、遊園地から溝の口までの散策が非常に長く、結構な距離を歩いている事が判る)。


動画後半には、故・田山幸憲プロ御用達だった「溝の口B店」(PSビッグトップ)の在りし日の姿も確認できる。田山ファンなら、一度は見ておきたい映像だ(田山さんが「ネグラ」にする前の時期)。


賞味1時間以上と映像は長めだが、今回は「冒頭~15:30」(登戸、向ヶ丘遊園)の前半部分と、「42:21~最後」(溝の口界隈~ご帰還)の後半について、私なりの「分析」を重点的に行った。


それでは、さっそく見ていこう。



(前半)



「冒頭~1:00」 ライルさんの地元(当時)と思われる、西武池袋線「ひばりヶ丘駅」周辺の映像が中心。駅から西武線に乗り込む様子や、終点とJR乗換の池袋駅の様子も映る。

「1:02~1:50」 小田急線・登戸駅の下りホーム⇒狭い地上改札口を通過⇒ゴミゴミとした駅前スペースに出る。再開発前の、昭和然とした登戸駅前の光景。小田急改札から続く、南武線への連絡通路と切符売り場も懐かしい。
小田急改札前のパチ屋「玉の家」、南武線改札前のパチ屋「いろは」、「玉の家」隣の立喰いそば「橘」、その隣の左右に分かれた中華・洋食レストラン、電話ボックス、南武線改札前にあった小さなタクシー乗り場など。1:43にスロ専「ラック」店頭のノボリ、1:47にスロ専「ニューハトヤ」の看板も見える。

(当時、登戸駅前では、「玉の家」「いろは」「パチスロラック」「ハトヤ(1Fのみ)」「パチスロニューハトヤ」「パチスロミツワ」と、計6軒のホールが営業。)

1:33は南武線・登戸駅の駅舎。あらためて、近年の登戸駅の「変化」を実感。その背後には、「日能研」の屋上看板がチラッと覗く。小学生時分は、一時期ここに通った事もあったっけ…(成績順に座席を決めるのが性に合わず、すぐ辞めて地元の小さな学習塾に移ったが)。


「1:50~4:10」 焼肉屋「平安郷」のある駅前の通りから、宿河原小学校方面へと進み、小学校手前の五差路を右折。「らーめんはうす」のある通りに入り、宿河原2丁目を経て府中街道と並行する市道(鹿嶋田菅線)の「龍安寺入口」交差点へ出る。2:22は川崎市バスの降車バス停、2:36~2:41は、五差路手前の懐かしきコンビニ「オダキューマルシェ」の看板(現・ひろ接骨院)。3:39は喫茶「コーヒーハウス・テルミー」の看板。3:43は、向ヶ丘遊園のジェットコースターと大観覧車。


「4:12~7:10」 府中街道(二ヶ領本川沿い)。涙が出るほど懐かしい向ヶ丘遊園モノレール(5:20~)や入園ゲート(6:58)など。ロッキード式、シルバーグレーに赤(白)ラインの入った2両編成モノレール(向ヶ丘遊園駅(南口)-向ヶ丘遊園正門を往復)は、かつての遊園のシンボル。ガチャガチャとレール音を立てて頭上を通過するのが、日常の光景だった。遊園地でウルトラマンのイベントがあると、モノレールの前面にウルトラマンの「顔型カバー」を取り付ける事もあった(モノレール自体、ウルトラマンチックな配色だったが)。5:58のボウリングの巨大ピンは、今はなき「向ヶ丘遊園ボウル」。跡地は、現在「藤子F不二雄ミュージアム」。6:14は、遊園地の駐車場入口の車列。6:18は、遊園地の正面大階段脇にあったエスカレーター。


「7:12~11:36」 モノレール乗り場(向ヶ丘遊園正門)改札を通り、モノレールで向ヶ丘遊園駅(南口)に向かう。7:34のハサミの入った小さな乗車券が、郷愁を誘う。乗車中に流れるオルゴール風BGMと自動アナウンスも懐かしい。9:57は、あの界隈の名物でもあった、戦後バラックのようなプレハブの商店(すでに解体。跡地は「ナカヤマ薬局」の入ったビルに)。10:18は、家電「ハイマート」(閉店)の看板。10:56でも、「電気のデパート・ハイマート」の看板が見える。


「11:37~14:39」 向ヶ丘遊園駅・南口の様子。モノレール乗場の周辺、中和ビル、小田急線の南口駅前ロータリー等が映る。11:45では、中和ビル2F「ぱちんこ遊園」の黄色いネオン看板(階段を上がって2F入口前に出ていた、縦長の看板)が一瞬だが映る(!)。11:50は、モノレール階段下の乗車券売場(後方より撮影)。11:51は、ミスタードーナッツ向かいの小さな蕎麦屋「立花」(閉店)の看板(「そば處(どころ)」の文字)。12:04~は、中和ビル1F・右奥の家電ショップ「第一家電」の店内(TV売場など)。12:21は、小田急線の南口改札を出て左手のパチ屋「(レジャー)プラザ(よしざわ)」の屋上看板。12:28では、右上に中和ビル屋上に架かった「第一家電」の看板がチラッと映る。12:39は、「メガネの湘南堂」のコミカルなイラスト看板。13:52~では、接近するモノレールの背後に、ショッピングセンター「ダイエー」敷地内にあった、「ドムドムバーガー・向ヶ丘店」(閉店)の赤い看板(象のマーク)が見える(第一勧銀の看板も懐かしい)。


「14:40~15:30」 再びモノレールに乗り込み、遊園地に戻る。






(中盤)

「15:31~38:40」 遊園地の正門前を起点に、府中街道(二ヶ領本川)を久地・津田山方面へと進む(長尾橋、東名高速下、宿河原6丁目など)。途中で脇道に入り、畑の間や霊園の緑道、草深いヤブの中、工場の裏手、古い長屋に住宅街と、まさに「冒険、探検」の様相を呈している。さらに、JR南武線・津田山駅(31:27)、中華「芳蘭」のある246号線(厚木街道)高架下(34:46~37:28)を経て、溝の口を目指す(35:20~36:35は246号線の風景)。但し、この中盤部分は、詳細な説明を割愛させて頂く。


 



(後半)

「38:50~41:40」 いよいよ待望の「溝の口」エリアだ。下作延から溝の口方向に向い、38:50~39:08では「栄橋」の交差点が映る。そのまま左折して県道14号線(大山街道)に入り、「溝の口駅入口」の交差点方向に進む。39:23~39:46は大山街道沿いの「旧・溝の口大通り商店会」(現・溝の口大山街道振興会)。39:23と39:26は「岡田屋足袋店」の看板。39:47~40:20は溝口神社。40:23はコンビニ「ampm」があった「溝の口駅入口」の交差点だ。

「41:43~42:40」 今度は、田園都市線・高津駅近くの府中街道沿い「高津一番街」の映像。41:49では、「アップルビデオ」(ビデオ・CD店)の赤い看板が見えるが、実は、その背後に「パチンコ ニュースマロ」(知る人ぞ知る高津の名店。尚球社・3号機「ミラクル」を設置。既にクローズ)のネオン看が小さく映っている。41:54は、帝京大医学部溝口病院の看板、及び隣の牛乳店。


「42:50~46:51」 再び、溝の口入口の交差点から、バス通りを溝の口駅方向へと進む。再開発前は、ここが溝の口の駅前へと繋がるメインストリートだった。42:55~45:50は「十字屋マーケット」界隈の、古臭くも活気溢れる光景。44:58では十字屋向かいの「パチンコ ニューコガネ」(現存)の店内が映る(前後に店員のマイクパフォーマンスや平和「麻雀物語」のデジタル回転音が聞こえる)。45:00は、田園都市線ガード下の「東急ストア」。

45:54からは、再びバス通りの映像。46:00、46:11で通り沿いの「パチンコ エース」の姿が映る。46:13の画面左には、ガード下のパチ屋「こがね会館」(現存)のネオン。続く46:15では、はす向かいの「パチンコ日拓・溝の口店(地下が日拓EO)」(現存)。

46:21から「溝の口西口商店街」の古いアーケード(カラオケスタジオ「フレンズ」、定食屋「ハセガワ」の看板など)を通って、田園都市線・溝の口駅の出口(階段下)に出る。46:39は、溝の口駅出口(田山プロは、B店に向かう時、ここを通っていた)。正面奥に「サーティワンアイスクリーム」の赤いネオン、右手に「ショッピングセンター・ヤストモ」出口のパチ屋「パーラーツバメ」(閉店)の花輪やネオンも見える。46:43はヤストモの看板。46:49はヤストモ脇、南武線沿いの連絡通路。


「46:52~49:30」 ヤストモショッピングセンターを通り抜けて、南武線・武蔵溝ノ口駅側に出る。ヤストモ内では、おもちゃ屋「みづほ」、ラーメン「珍来軒」をはじめ、「えんよし」「タカス」「クロカワ」「みどりや」といった看板が見える。文教堂書店(島崎文教堂)の脇を通ってヤストモを出ると、JR武蔵溝ノ口駅前のロータリー(改札前)。

そして、47:11や47:16で映る緑色のネオンのパチ屋が、田山プロが93年5月からネグラにした「P.S.ビッグトップ」(溝の口B店)だ。但し、動画撮影時(92年5月)はまだ池袋S店(山楽)が拠点。92年5月だと、田山さんは山楽1Fで「ブラボークイーン」「パラダイス」、地下ハネモノコーナーでで「パチンコ大賞」「ビッグシューター」「ニューモンロー」「サーカスIII」などを打っていた。B店の隣がゲームセンター「モンブラン」。B店に向かう横断歩道で流れる「とおりゃんせ」(47:18~)は、田山プロも毎日行き帰りに聴いていた筈だ。47:15は南武線・武蔵溝ノ口駅の改札前。

47:20で再びビッグトップが映る場面では、左手に「時計」と「バス停」らしきものがチラッと映る。これを見てふと思い出したが、確かにビッグトップ向かいの奥まった所に、バス発着所があった。学生時代、末長の「富士通ゼネラル」の近くに友人が住んでおり、このバス停から始発に乗って、何度か会いに行った事があるのだ。いやはや、脳の隅で「化石」状態だった小さな記憶が、ワンショットで面白いくらいに蘇ってくる。あらためて、素晴らしい動画をアップして下さったライルさんに、「感謝」したい。


47:22~では、武蔵溝ノ口駅前の横断歩道を渡って、パチ屋「PSビッグトップ」の脇から「溝ノ口駅前商店街」の小さな通り(路地)に入る。こちらも、再開発前の懐かしい映像。B店の並びにあった「味の大関」(居酒屋)、「マクドナルド」、「ラーメン東秀」、「ファーストキッチン」、「呉服の天野屋」などが映る。47:42では、「おもちゃのみづほ」の看板も見える(「みづほ」は、ヤストモ内とコチラの計二店舗あった)。

47:54~は、「マルエツ」と「長崎屋」の間の小さな交差点。48:04~はマルエツ向いの「文教堂書店」店内。48:14で長崎屋の向かい辺りが映るが、画面奥にパチンコ「ニューパレス」のネオンが光る(映像では見えないが、さらに奥には「ピーアーク溝の口」もあった。私はビッグトップ(B店)に入店経験がほとんどなく(店の横を素通りするだけだった…涙)、90年代初頭の溝の口は、「ツバメ」と「ピーアーク」がメインだった)。48:18はムサシボウル。48:22は、その向かいの角地にあった洋食・洋菓子「不二家レストラン」。最後は、商店街通りから武蔵溝ノ口駅へと戻る。49:17の券売機スペースはもちろん、直後に映る天井の「ツバメの巣」も、あの駅を使った者にとっては、大変に思い出深い光景だ。







(ラスト)

その後、武蔵溝ノ口駅の構内からB店周辺を撮影して、南武線(下り・立川方面)に乗り込む(黄色い車体が懐かしい)。府中本町駅で武蔵野線に乗り換え(58:55~59:10)。私も、中・高時代、毎日ここで乗り換えていた。武蔵野線乗車後、いったん「東所沢駅」で降りて構内を撮影(59:33~1:01:10)。そこから府中本町方面へ戻り、隣の「新秋津駅」で下車(1:01:20)、切符の精算を済ませて改札を出ると、西武池袋線の「秋津駅」まで歩き、そのままご帰還…という具合である。1:02:21では、向ヶ丘遊園にもあった「ドムドムバーガー」(新秋津店)の赤い看板。1:02:23では「パチンコ ニューアキツ」のネオン看板。


因みに、新秋津駅での精算場面で、精算機前に無造作に捨てられた、一枚の「馬券」が興味深い(1:02:11)。
実は、撮影が行われた92年5月31日(日)は、府中本町駅そばの東京競馬場で、「第59回・東京優駿(ダービー)」(G1)が行われた日だ。このメインレースでは、ダントツの一番人気、7枠15番「ミホノブルボン」(鞍上・小島貞博)が見事に圧勝、2着には16番人気だった後の名馬、7枠13番「ライスシャワー」(鞍上・的場均)が入った(枠連7-7)。
一方、動画の馬券をよくみると、「東京92年3回4日10レース(日本ダービー)」の「枠番連勝(枠連)」で、「5-5(3000円)」「4-5(4000円)」「5-6(3000円)」の3点買い。4枠は「マチカネタンホイザ」(4着)と「ナリタタイセイ」(7着)、5枠は「ホクセツギンガ」(14着)と「アストロゲート」(13着)、6枠は「ゴッドマウンテン」(16着)と「セキテイリュウオー」(9着)。見事に予想を外しまくったファンが、1万円のハズレ馬券を新秋津駅の精算所前に投げ捨て、それをライルさんが興味津々に撮影して後に動画をアップ、さらに私がほじくり返した…という訳だ(笑)。




(90年代 youtube動画紹介コーナー(3)の項、了)


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