Youtube 90年代動画紹介(7)
(神動画投稿者・ライルさん(Mr.Lyle Hiroshi Saxon)のレア動画を拡散するコーナー)
前記事に引き続き、平成初期のパチンコ店内をライルさんが撮った、貴重な映像を紹介。
https://www.youtube.com/watch?v=LjLA3vzA_og
タイトルは「Ginza Pachinko May 1991」
即ち、1991年(平成3年)5月における、東京・銀座のパチ屋の様子である。
動画の長さは約2分。まさに「奇跡の117秒」。
件のホールは、東銀座の三原橋交差点(晴海通りと昭和通りが交差する)にあった、「モンタナ」という店だ。
同店は、残念ながら既に閉店。跡地は、現在「パラッツォ銀座店」となっている。
このモンタナ、個人的には1998年~2000年頃、仕事帰りによく立ち寄っていた。何といっても、2Fにあったスロ3号機「コンチネンタルIII」が名物だった(設定状況はともかく)。
また、1Fには大一の権利物「ラッキーボーイ」「CRエキゾチック」、そして同社のフルスペックCR機「CRバトルヒーローV」などを長く置いた。一方で、「店員チェックの厳しい店」としても知られ、固定ハンドル厳禁、隣の椅子に荷物を置くとマイクでどやされる、他人の台を店員や隣の客が目押しするのもNGなど、やたら「小姑じみた」感じもした(笑)。
さて、動画の撮影時期とされる「1991年5月」は、前年10月の「風営法規則改正」を受けて、旧要件から新要件へとシフトし始めた「過渡期」である。自分の活動エリアでも、ホール設置状況はまさに「新・旧入り混じり」となっていた。この動画でも、それはハッキリ見てとれる。
そんな訳で、今回は映像を私になりに「分析」して、91年5月の銀座「モンタナ」設置ラインナップを、簡単な見取図にしてみた。ご参考まで。
★東銀座「モンタナ」設置機種(1991年5月)
※ライルさんは、晴海通り側の「自動ドアA」から入店後、店内をグルッと1周して、昭和通り側「自動ドアB」から店を出たと思われる。
※当時の設置ラインナップ(左端のシマから順に)
→やはり、三共・平和・西陣の「ビッグ3」(当時)が幅を利かせている。
・タイムショック(三共1991年、新要件2回権利物)ダブル狙いの攻略アリ
・ビッグベンII(平和1990年、旧要件羽根物)賞球7&13(兄弟機「ビッグベン」はオール13)
・ナイトドラゴンVII(三共1990年、旧要件羽根物)
・バニーギャルズ(西陣1990年、旧要件羽根物)判別難。サイドランプの点滅から推測…
・ニューモンローP2(西陣1991年、新要件羽根物)兄弟機「ニューモンロー」と違い、P2は電チュー開放用のチャッカーがヘソ上にある。貯留システムもやや変則的。
・ブラボーエクセディア(平和1991年、新要件デジパチ)ヘソ8個戻し、低確率。数珠連機説有。
・カクテルA(大一1991年、新要件デジパチ)電チューの配置から兄弟機「カクテル」ではない。
・フィーバーレクサスIVD(三共1990年、旧要件デジパチ)ご存知、朝一単発の連チャン機。
・ブラボーセンチュリー(平和1990年、旧要件デジパチ)オマケが2チューリップで大量出玉。
・リバティベルIII(メーシー1989年、2-2号機)「世界全滅打法」(セット)が出回ったのは91年9月。よって、同年5月の段階では、一般客は誰も知らない。もしかすると、セット仕込みに拘った連中(表向きは「部品の不具合によるバグ」とされたが、実は内輪で荒稼ぎする為、開発段階で意図的に仕込んだとの説アリ)が、このシマのどこかで、コッソリ抜いていた可能性もあろう。
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