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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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大相撲(三洋、デジパチ)

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1993年(平成5年)に三洋から登場した、ドットタイプの現金機デジパチ「大相撲」

(当時の相撲ブーム(若貴、曙など)を反映。数珠つなぎ連チャン機)



★賞球…7&15

★大当り確率…1/220(メーカー発表値) 
※但し、実際には内部に3つのモード有り(⇒後述)。1/220は「ノーマルモード」の確率

★デジタル停止順…左⇒右⇒中

★大当り図柄…全15通り
(「一」~「十」は力士を模したデジタルで、「化粧まわし」に漢数字が描かれている)

一一一 二二二 三三三 四四四 五五五 六六六 七七七 八八八 九九九 十十十
小結・小結・小結 関脇・関脇・関脇 大関・大関・大関 横綱・横綱・横綱 大・相・撲

★朝一出目…三四一(サンヨーイチ(番))

★アタッカー開放時間…約29.5秒

★最高16ラウンド継続

★出玉…約2300個

★リーチアクション…ノーマル、ロング、二段階の3種類

 ・ノーマル…中デジが速度を落としてスクロール後、停止図柄の1コマ手前で超スローになる。
 ・ロング…中デジが大当りの1コマ手前or1コマ先で一旦停止。その後、二つの図柄がユラユラと上下往復を繰り返して、大当り図柄か1コマズレで停止。
 ・二段階…ノーマルで一旦外れた後、中デジが再始動して当る。


★当時の流行りだった「数珠つなぎ連チャン機」

本機には、内部確率が異なる3つのモードが存在。同時期に人気のあった「綱取物語」(平和)、「春夏秋冬」(西陣)、「スーパードーム」(三星)といった数珠連チャン機と同じく、モード移行方式を採用。但し、ハマリモード時の確率は、さほど辛くない。

各モードの大当り確率は、以下の通り。

 ・ノーマルモード…1/220
 ・天国モード…1/20
 ・ハマリモード…1/360
 
朝一(電源ON後)は、必ずノーマルモードからスタート(モーニング無し)。

滞在モードは、大当りが終了する度に、均等に1/3で振り分けられる。
⇒各モードを平均した「初当り確率」は、3/(220+20+360)=3/600=1/200となる。
(但し、これは大当り後、必ずモード移行する事を前提とした数値。詳しくは後述。)


但し、本機には、モードが移行する為の「絶対条件」があった。それは、16ラウンドが終了するまでに、「アタッカーへ161個~175個の玉を入賞させる事」である。

つまり、実機で連チャンの実験を行ったとしても、手間を省いて「アタッカー1個入れ」などを行うと、連チャン性能は姿を現さない事になる。「実戦同様」の手法で、検証する必要があった。

上記の条件を満たさない限りは、必ずノーマルモード※になる。1ラウンド平均では、「10.0625個~10.9375個」の入賞が必要。平均「10個」(又はそれ以下)でもダメだし、逆に「11個」(又はそれ以上)でもNG。

※本機は、どのモードにいても、大当りが発生した時点で、一旦ノーマルモードに戻る。よって、大当り終了時にモード移行が起こらない限り、必ずノーマルモードからのスタートとなる。

アタッカー開放時間が約29.5秒だったので、ゲージがノーマル調整なら、アタッカー10個入賞は容易。よって、16ラウンド中、1回でもアタッカーに11個の入賞があれば、モード移行条件を満たし易い。

但し、アタッカー周りの調整がシブすぎると(寄り悪)、毎ラウンド「10個きっかりの入賞(又はそれ以下)」で、モード移行しづらい「ノーマル台」となり易い。逆に、アタッカーの拾いが良すぎても、今度は「1R平均11個未満」の条件を満たさなくなり、やはりモード移行しづらくなる。

モード移行が起こらない台は、「1/220」のノーマルデジパチと同じ。一方、毎回モード移行する場合は、平均確率「1/200」のデジパチと同じ。計算上は、モード移行する台の方が甘くなる。


なお、大当り判定方式は、いずれのモードにおいても「二段階判定」を採用。各モードの一次抽選、二次抽選の確率は、以下の通り。

 ・ノーマル…一次抽選=1/20、二次抽選=1/11、トータル=1/220
 ・天国…一次抽選=1/20、二次抽選=フリーパス、トータル=1/20
 ・ハマリ…一次抽選=1/20、二次抽選=1/18、トータル=1/360



★本機は、設置が少ない超マイナー機。都内・神奈川では、導入店をほとんど見かけなかった。当時の三洋デジパチといえば、首都圏では野球拳、スーパーボーイV、アメリカンドリームなどが定番で、他には、カバ次郎X、スーパーザウルス、やや古めのブルーハワイなどが入っていた。

本機については、愛知の直営店や、北海道、新潟、宮城、茨城などの一部店舗で、設置が確認されている(長岡市の某店など)。



★テレビ神奈川などのローカル局で90年代に放映されたパチンコ番組「パチンコNOW」(司会:渡辺正行&斉藤絵里(初代)、講師:守屋彰二(守ピー))でも、本機を紹介。1993年(平成5年)10月第1週(第103回放送分)、「パチンコ・マル特講座」(新台コーナー)にて取り上げられた。ゲストは、タレントのダンカン。


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