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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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ファンファン(メーシー販売、4号機)

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1995年(平成7年)にメーシーから登場した
4-4号機「ファンファン」(Aタイプ)



当時、フラッと寄った東横線・中目黒の「カジノ」という
小さなスロ屋で初実戦。やはりフラッと座った台がビッグ
連チャンで2500枚近く出て快勝。「ウ〇物か」と思って
幾度か足を運んだものの、大勝ちは最初のみ。その後は
中ハマリ⇒単発やダラダラ展開ばかりで、結果が出せず。
シマの挙動もノーマルそのものだったと記憶する。

リーチ目は、一見シンプルな「ボーナス図柄の一直線」が
基本だが、ガセも多発。「何がアツく、何がサムいのか」
掴めないうちは、ひたすら悶々として打った記憶が残る。
但し、左の赤7停止形には「強弱」が明確に存在。その
条件を満たせばリーチ目、満たさない場合はチャンス目か
ガセ濃厚、といった判断が可能(紛らわしい形もアリ)


★ボーナス確率


※ビッグ偏向型のスペック。高設定ほどバケ比率高。
(BR比は1:0.35~1:0.5)
※設定5,6はBR確率が同じだが、減算値に1~5と6で明確な差があり、
低確率時の7枚役確率も、僅かだが異なる(⇒6のみコイン持ちが良い)。
※設定1でもビッグ確率が1/300を切っており、低設定でも
ツボにはまればビッグの連チャンが期待できた。

★払い出し表



「赤7」「黒7」2種のボーナス図柄アリ。赤7でビッグ、黒7はバケ。

それまで、ユニバ系といえば「同色7揃い」か「BARBAR7」でビッグ、
「BAR揃い」「同色7テン⇒右のみ異色7」「77BAR(ピエロ)」等で
バケが定番だったので、本機の「同色7⇒バケ」は、かなり意外だった。

「黒7」自体は高砂「エニイセブンA」が一足先だったと思うが、
「黒7図柄の同色揃いでバケ」だと、本機が業界初ではないか。
この黒7、後のECJの「スーパーモグモグ2」やアルゼ(当時)の
「バイオメサイア」の原型といえよう(どちらも黒7でビッグ)。


変則的リプレイ(7・7・チェ)も特徴。ただ、このリプレイや
黒7が、一足先に出ていたエニイセブン(黒7採用、リプレイは
「7・7・マト」)と妙にカブっていて、一部で「パ〇リ」と
揶揄されたりした。まぁ、変則リプレイ自体は、ユニバ自身が
エニイセブンより先に送り出した、「フリッパー3」のリプレイ
(「バー・チェ・チェ」)を「進化的に踏襲」した形である。
だが、「7のテンパイ+右小役」の一種独特な並びが、同時期
既に稼働していたエニイセブンの「二番煎じ」である印象を、
一部ファンに与えたのは事実。まぁ、偶然の一致と思うが…。


因みに、当時のユニバ系は「完全告知型」から「リーチ目重視」に
シフトしていた。本機も、先行機のイヴXやフリッパー3と同様に、
リーチ目でBRを察知するタイプ。上述の通り「7図柄の一直線」が
基本だが、7の並び順や揃ったラインで、信頼度は大きく変化した。


(参考)ユニバ系初期4号機の「時系列」の流れを再確認すべく…

1992年~1995年に登場した、ユニバ系・初期4号機リスト
(計14機種を検定通過順に列挙。右カッコ内は通過時期。)

チェリーバー(エ、4-1)    1992.12
トロピカーナ(メ、4-1)    1993.4
ソレックス(ユ、4-1)     1993.7 ※バグ対策機⇒ソレックス2
クラブトロピカーナ(メ、4-2)  1993.9
オリエンタル2(ユ、4-2)    1993.9
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
イヴX(メ、4-3)        1994.3
フリッパー3(ユ、4-3)    1994.6
トリプルウィナー3(エ、4-2)  1994.10
キングオブカリブ(ユ、4-4)   1994.11
ファンファン(メ、4-4)     1994.11
ハリケーン(ユ、4-5)      1995.1
ゴールデンフリッパー(ユ、4-6) 1995.4
クランキーコンドル(ユ、4-7) 1995.7
スーパーモグモグ2(エ、4-3) 1995.7

ユ:ユニバーサル販売
メ:メーシー販売
エ:エレクトロコインジャパン(ECJ)

(同じユニバ系の「瑞穂製作所」は、91年コンチI絡みで
「検定取消」を受けており、1996年のタコスロまで沈黙)

⇒当初のチェリーバー~オリエンタル2は、何れも「リール内
フラッシュによる完全後告知」であったが、次のイヴXからは、
「リーチ目重視」に路線を転換(山佐「ニューパルサー」の
大ヒットに対抗した形)。本機も、その流れを汲んでいる。

⇒また、本機は同じユニバ系「キングオブカリブ」と同時期登場。
割と人気の出たキンカリの陰に隠れてしまった点が、マイナーに
留まった原因の一つかもしれない(ゲーム性そのものに疑問を
抱いたファンもいるだろうが…)。なお、山佐がニューパルに
次いで登場させた「ダイバーズXX」も、本機と同時期デビュー。
そちらにもファンの注目を奪われ、何かと「不遇」な台だった。



★リーチ目

「赤7or黒7が一直線に並ぶ形」がリーチ目の基本となる。
但し、黒7頭の並びはNG。また、赤7が先頭でも、左の
停止形によっては、チャンス目止まりかガセ濃厚となる。
なお、「赤7・黒7・赤7」の並びは、他の組み合わせに
比べてガセ多し。

「シンプルそうだが分かり辛いリーチ目」と評される事も
あったが、打ち込んでいくと、左リールの形から信頼度の
「強弱」も判った。打つほどに味わいの増す「スルメ台」。
決して「迷機」扱いする必要などないハズ。


左の強い赤7(1)「赤7・オレンジ・黒7」
 
  


左の強い赤7(2)「赤7・プラム・オレンジ」
  
  

左の強い赤7(3)「ベル・赤7・オレンジ」
  


左の強い赤7(4)「オレンジ・ベル・赤7」
  


中リールの「Fan」は代用図柄になる。但し、対角に並んだ形又は
左が「強い赤7」の中段並びが条件。それ以外は、信頼度が大きく
低下(チャンス目扱い)。
  

  



★チャンス目

鉄板リーチ目ではないが、BRフラグ成立後にも出易い形。
無論、単なるガセであるも多いが…。たとえ赤7が先頭の
一直線でも、左リールが「弱い」形はチャンス目となる。


左の弱い赤7(1)「ベル・赤7・プラム」


左の弱い赤7(2)「Fan・ベル・赤7」


また、リプレイが左中でテンパって(赤7・赤7or赤7・黒7)、
右でリプレイ(チェリー)がハズれた形もチャンス目となる。


(中リールは黒7でも可)


中リールの「Fan」は代用絵柄だが、上・下段の並びは、
斜めと違って信頼度が大きく下がり、低確率のチャンス目。
また、左が弱い赤7の停止形から、中段に並んでも同じだ。





★リプレイハズシ(当時行った、アバウト手順)

・1,2回目は順押し、適当打ち(メインのベルは引き込み100%)
・3回目は最初に左を押して、停止形に応じて残る押し順を変える。
(a)左の上・下段に「赤7以外」停止なら、小役かハズレ⇒適当打ち。
(ベル成立時は、必ず左リール上・下段にベルが停止)
(b)左の上・下段に「赤7」停止ならJACIN。ハサミ打ちで外す。
ハズシ手順は、右リールの黒7を上段付近に狙うと、制御でハズれる。
但し、イジワル制御でハズせない時もあった。
・残り11ゲームから順押し(JACIN確率=約1/3.1)
・劇的な効果はないが、適当打ち比+10枚程の増加が見込めた。


★設定判別…小役減算値の設定差を利用して、ビッグ後の6判別可能。
なお、手順は「スロマガインターネット」の機種別情報に出ているので、
各自で検索の上、参照されたい。



※※お詫び※※
先日、コメ欄で「ユニバ系4号機のリール制御」について
記事作成リクエストを頂いたが、資料不足により納得する
記事が書けなかった。今回はご期待に沿えず申し訳ない…。


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