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マンモスくんED(ニューギン、ハネモノ)

1991年(平成3年)にニューギンから登場した
新要件ハネモノ「マンモスくんED」

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★賞球:5&8&10
★最高15R継続
★ハネ開閉時間:0.4秒
★大当り中は1個貯留
★平均出玉:約500個

新宿・歌舞伎町の今はなき「オデヲン」で打ったな。
右端スロコーナーでアラジンIIやスーパープラネットを
打って、ハマって持ち金を減らしたらドラムデジパチの
「エキサイトカムカムAW」に移動。それでもダメなら、
残りの2000円を本機や他のハネモノに全部投資。結局
財布を空っぽにしたり、少しだけ負け分を減らしたり…
懐かしき青春の日々である。

古代生物「マンモス」をモチーフにした、風変わりな一台。
サメざんすやフラッシュマンでお馴染み、筒形羽根が特徴。
分厚く透明な羽根が、いかにも当時のニューギンらしかった。

賞球は5&8&10と変則的かつ少なめだが、その分、店側も
釘を甘くできた(ボッタ店には無関係な話だが)。新要件に
切り替わったばかりの頃、ニューモンローやニュートキオ、
サンダードラゴンGP等、インフレなハネモノばかり目立った
感じだが、暫くすると本機の如き「マイルド」なハネモノも
登場するようになった。同じ理由で、平和「ジェットスピナー」
なども、なじみの店は甘釘が多く、安ゼニで遊べて好きだった。
(同じ平和のブンブン丸も、よく小銭で打ち止めしたっけ…)

ハネが玉を拾うルートは2通り。羽根上部に乗る「上ルート」と、
筒内部を通ってヤクモノにアプローチする「下ルート」。当りが
来易いのは主に上ルートだが、下ルートからのVも普通にあった。

上ルートからヤクモノに入った玉は、上段の透明ステージ経由で
下段ステージに落ちる。この時、ヤクモノ奥の長鼻のマンモスが
前後に動くが、上段奥からタイミングよく、鼻の付け根にある
二本の赤いツノ(突起)の間に玉が乗るとチャンス。そのまま
手前に落ちて、ど真ん中のルートからVに入賞し易い。一方、
筒内部を通る下ルートは、ダイレクトで下段ステージに落下。
マンモスのアシストが無い分、上ルートよりV入賞率は低いが、
角度よく落下・バウンドして、Vに飛び込むチャンスはあった。
また、上ルートでキバに乗り損ねた玉でも、下段で不規則に
転がってVを射止めたりと、多様なV入賞パターンが特色。

もう一つの特徴は、センター(ヘソ)に設けられた「電チュー」。
ニューギンはじめ、当時の新要件ハネモノに多く見られた機能だ。
ヤクモノ脇のGOチャッカー通過で、ヘソの電チューに内臓された
小デジタルが変動。奇数が出れば、短時間だが開放する。数字に
よって、電チュー開放回数が違うのも面白かった。特に3と7が
優遇されていて、回数が最も多い7が出れば、1度の小デジ当選で
羽根が2回開く事もあり、2チャッカーと同じような挙動を示した。
当然7が出れば、ヤクモノ入賞⇒Vの期待も格段にアップ。なお、
電チューシステムの詳細に関してご要望があれば、追記する。

大当り中は、最奥部のマンモスが、やや前方にせり出して停止。
キバの上に1個貯留可能。無論、上ルートから拾われた玉のみ、
貯留の可能性アリ。「キバ貯留」に成功すれば、V継続の期待も
大幅アップ。但し、ラウンド序盤マンモスが前後に動いたまま
停止せず、貯留開始タイミングが遅くなるラウンドも複数存在。
当然、そのラウンドはパンクの危険が高い(⇒止め打ちで回避可)。
(7,8Rと13、14Rが該当⇒サウンドも変化する)
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台ごとのクセの良し悪しも顕著で、上ルートからキバに乗り辛い台、
逆に下ルートでもVを射止め易い台、或いはキバに乗っても落下後
左右にブレてVを外し易い台(これは大当り中の継続にも直接影響)
など、個体差が大きいのも特徴だった。まぁ、そうしたアナログの
妙こそ、当時のハネモノの魅力でもあった訳だが。


最後に、本機には同時期発表された兄弟機の「マンモスくん」も
存在。コチラはヘソに電チューの無い、オーソドックスなタイプ。
大変有難いことに、兄弟機「マンモスくん」の方は、Youtubeに
動画がアップされている(感謝)。また、投稿主の方が書かれたと
思しきブログに関連記事があって、ヤクモノの動きの特徴などにも
触れていて大変参考になる。リンクは自重するが、各自でお探し
頂きたい。いつの日か、今回紹介した「マンモスED」の動画も、
どなたかがアップして下さる事を、ひそかに期待している。

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兄弟機「マンモスくん」
(盤面イラストやセンター電チューの
有無を除けば、ほぼ本機と同じ仕様)



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