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Channel: まにあっく懐パチ・懐スロ
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CRオーシャンブルー(奥村、デジパチ)

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1995年(平成7年)に奥村遊機から登場したCRデジパチ
「CRオーシャンブルー」


★賞球:5&15

★大当り確率(通常時):1/401(設定無し)

★ワープルート搭載

★デジタル停止順:左⇒中⇒右

★デジタル図柄:
「0~10」の数字11種と、「A、B、C」のアルファベット3種。
但し、右デジタルの「1、3、5、7、A、B、C」の7図柄には、
左・中と同じ図柄(単発)と、「白抜き(反転)」の同図柄
(確変)の2種類が存在。右デジは白抜きでも大当りなので、
大当りパターンは21通りとなる。なお、ブランク図柄は「ヒトデ」。

★確変突入率(継続率)…7/21(=1/3)
・左・中ゾロ目+右のみ白抜きの同図柄(7通り)⇒確変(+2回ループ)
・同一図柄の3つ揃い(14通り)⇒単発

★確変中の大当り確率:7/401≒1/57.3(通常時の7倍アップ)

★時短機能搭載
⇒単発後、又は確変終了後、デジタルが「55回転」するまで
ミニアタッカーが開放し易くなる。後に出た源さんのように
確変終了後のみ時短(アチラは100回)でなく、単発当りの
後も必ず55回時短が付く。引き戻しが絡めば出玉大幅アップ。

なお、小当り確率は常に9/10で、小デジ変動時間も常に5.8秒だが、
確変及び時短中は、小デジ当選でミニアタッカーが「1.4秒×4回」
開放する(通常時は、小デジ当選から25秒経った後、0.1秒開放を
1回のみなので、ほとんど恩恵が無い。)

★小デジ用チューリップは、当時の平和の機種を意識
したかのような、「ミニアタッカー」を採用していた。

★確変平均継続数(時短引き戻しを加味した理論値):5.08回


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~


本機は、「海」をモチーフにしたCRデジパチである(最近、海絡みの
機種が続く…寒いので、早く夏になってくれ、という願望の現れかも)。


デジタル背景色の黒に、青白く浮かび上がる蛍光ドット表示が、機種名
「オーシャンブルー」のイメージにピッタリで、何とも味わい深かった。


盤面右上に描かれた、「武田久美子の貝殻」をさらに過激にしたような、
セクシー人魚のイラストも、インパクト大。


図柄にも特徴があって、偶数図柄が「イカ、タコ、カニ、エイ」といった
海洋生物の絵柄になっていた。奇数は、9の「タツノオトシゴ」を除いて、
普通の数字だが、図柄周りに「泡」をあしらった、海を意識したデザイン。


リーチアクションは6通り。ノーマルに加えて、「泡リーチ」「網リーチ」
「伸縮リーチ(影リーチ)」「サメユラユラリーチ」「サメ高速リーチ」
と、SPリーチが5種類。また、通常時の前兆として、デジタルのスベリや
戻り、左デジ停止時の泡出現といった「予告」演出も存在。予告アクション
発生時は、リーチに発展した。なお、一旦ハズレ停止後、二段階(再始動)
アクションが起これば鉄板となった。


ただ、リーチアクション自体が多くても、実際期待できたのは、画面に
「サメ」が出た時のみであった。それ以外は、たまに当る事はあっても、
大抵が「スカ」となる。ザックリ言えば「サメ待ち」。そのサメ絡みの
リーチには、「ユラユラ」(右デジが大当り図柄と1コマ先(手前)を
行ったり来たり)と「高速」(右デジが高速スクロールして停止)の
2種類が存在。特に、ユラユラの場合、右デジが単発図柄と確変図柄
(白抜き図柄)の同数字間を上下すれば、その時点で大当りが確定。
後は、確変か単発かの勝負となった。無論、高速時の二段階も鉄板。


本機の実戦店は、新宿・歌舞伎町「日拓1号店」や、上野プチ遠征の際の
「ピア上野」など。上野では、妙にアツくなって投資が4万近く嵩んだ後、
運よく確変ループと時短連が絡んで、チャラまで戻した記憶がある。また、
2000年前後の末期には、京王線・調布駅の「リラ」でも何度か打った。


当時、類似スペックの先行機だと、マルホンの1/3ループ+時短搭載機
「CRスパークシュート」などが既に存在(確変ループ率4/19、時短が
確変後のみ200回の西陣「CR撃墜王」も、一足先にデビューしていた)。
但し、「CRスパーク~」の時短回数は単発(及び確変終了)後の50回。
後に出た本機の方が、「5回転」分だけ多くなっていた。


但し、CRスパークシュートは確変・単発を問わず、出玉2300個が
約束されたのに対し、本機は単発なら2300個だが、確変で当ると
最高12ラウンドで1800個弱しか出ない仕様。出玉面では、大いに
不利があった。必然的に、確変がループした場合、連チャン数が
同じでも、途中で引いた単発(確変より出玉が3割多い)の回数に
よって、トータルの出玉数も変動した。即ち、確変中の「展開」も、
ある意味で重要となった訳だ。


なお、「1/3継続フルスペックで時短付き」では、空前のヒットを
飾った爆裂機の「CR大工の源さん」も、忘れてはならないだろう。
コチラはご存知の通り、確変終了後に100回の時短が付いてきた。
単発だと特典無しだが、その分、確変当選時の「伸びっぷり」が
別格扱いだったのは、今さら説明するまでもないだろう。因みに、
時期的には、本機登場から数か月後、源さんがデビューしている。


しかし、改めて振り返ると、メーカーが本機の時短回数を「55回」に
設定した理由が、今更ながら気になってくる。CRスパークシュートの
「50回」を塗り替える意味ならば、キリの良い「60回」でよかったハズ。
まぁ、それだとスペックが甘すぎたのかもしれないが、あえて「55」と
いう数字を選んだ裏には、何か「特別な理由」がある気もするのだ。


そういえば、本機登場の「1995年」は、スーパー高校生スラッガーだった
松井秀喜選手が、鳴り物入りで読売ジャイアンツに入団して、丁度3年後。
長嶋茂雄監督の下、次第に活躍を見せ始めて話題となっていた時期である。
同年、チームは3位に終ったが、松井自身は打率.283、本塁打22、打点80の
好成績を残した。当時の奥村モナコ開発陣が、若き強打者の背番号「55」に
あやかって、時短回数を「55回」に決めたと考えるのは、こじつけが過ぎる
だろうか。


まぁ、55は「GOGO」に通じる、縁起のいいゾロ目なので選んだだけかも
しれないし、開発者の中に「コント55号」の熱烈なファンがいた可能性も
ある。まぁ、これ以上突っ込んで考えるのはヤメておこう。



(奥村「CRオーシャンブルー」の項、了)


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