※記載ミスや誤植発見の折は、「非公開コメ」にて
ご指摘下さるよう、宜しくお願いします。
1999年(平成11年)末にバルテックから登場した4号機「ナイトフォックス」
(A-400)
※「KNIGHT FOX」=狐の騎士
(ボーナス確率)
(各役の払い出し)
・赤7×3/白7×3/黒狐×3
⇒15枚+Big Bonus
・黒狐・黒狐・赤7/黒狐・黒狐・白7
⇒15枚+Reg Bonus
・青リンゴ…12枚
・ベル…7枚(右リールは黒狐でもOK)
・チェリー…2枚(角4枚)
・青狐…リプレイ(ビッグ中は3枚+Jacin)
(主な特徴)
・当時、ワニマル、ドットデルZ、喜々快々、アタナシアなど、個性的な
技術介入機を送り出していたバルテックから登場。本機も技術介入大アリ。
ビッグ中にベル7枚を複合14枚で取る事で、低設定でも勝負になった。
・本機から新筐体に変更(タイトーと提携)。操作性、デザイン性アップ。
・レバオン時のスタート音は2種類(ノーマル音、SP音(高音))。
・SP音発生時、筐体上部の赤い台枠ランプが光るとチャンス。
(トップランプフラッシュ)
・フラッシュは3種類。
左右のみ光る「サイドフラッシュ」、左⇒右と光が流れる「流星フラッシュ」、
その流星フラッシュが遅れて発生する「流星プレミア(ボーナス確定?)」。
・全リール停止後に発展する可能性がある「Wアクション」も特徴。
・Wアクション…「I」「II」「III」と描かれた上パネルの反射表示板の
何れかが点灯すると、その回数分だけ真下のLED(左から1~10の順で
横並び)の赤い光が左⇒右に走る。Iで1回、IIIで3回作動。そのLEDが
中央の6か7で止まればボーナス確定。
LEDの流れ方は3種類。ノーマル<スロー<超スローの順に期待度アップ。
・LEDが6,7で止まると「クォーン」と甲高い効果音(狐の鳴き声を意識か)。
・告知ランプ⇒リール窓右脇の何も見えない部分に、角ばったキツネの顔が
ジンワリ浮き上がればボーナス確定。BR成立後の1/5で点灯する。LEDが
6,7で止まった時には点灯。
・ビッグ中はベル(7枚)、角チェリー(4枚)、青リンゴ(12枚)が主な
小役だが、メインはベル。ベルは右リールが黒狐でもOK。配列及び制御上、
「ベル・ベル・ベル」「ベル・ベル・黒狐」をクロスで揃える事が可能で、
複合14枚が狙えた。本機の技術介入性のメインがコレ。
・但し、複合で取るには、中、右リールのビタ押しが必要。難易度高し。
・ビッグ中の打ち方の一例
(複合狙いで1回目の小役ゲームから逆押し。残り8GからJacin優先)
(1)右リール枠下に赤7ビタ。
(2)1コマスベって「ベル・チェリー・青リンゴ」停止でチェリーorハズレ。
⇒⇒左枠内にチェリー狙い。
(3)2コマスベって「リプ・ベル・チェリー」停止でジャックイン確定。
⇒⇒入れる時は左→中と適当押し。ハズす時は、上段受けなら左枠内に赤7狙い
(2つある内、2コマ上にチェリーがある方。2コマ下に白7がある方はNG)。
下段受けなら左枠内に黒狐の付いた白7狙い(赤7の2コマ下の白7はNG)。
(4)3コマスベって「黒狐・リプ・ベル」停止でベル7枚(複合14枚)。
⇒⇒左枠内に青リンゴに挟まれたチェリー狙い。右下がりベル(7枚)と
右上がり「ベル・ベル・黒狐」(7枚)がクロスでハサミテンパイする。
中リール中段に黒狐(2コマ下に白7がある方)を狙えば、4コマスベって
中・中段にベルが停止。複合クロスで14枚獲得。
(4)4コマスベって「リンゴ・黒狐・リプ」停止なら青リンゴ(12枚)。
⇒⇒左→右と適当押しでOK。
・上記複合狙い+ハズシを正確に実行すれば、適当打ち比+60枚以上。
・通常時のベルも複合で取れるが、メイン小役ではないので狙う必要なし。
(通常時のメイン小役は、青リンゴとチェリー)
・通常時は赤7の2コマ上のチェリーを枠内に狙っていれば、必ず4枚で取れる。
(適当押しだと「リンゴ・チェリー・リンゴ」の中段2枚チェリーになる事も)
(主なリーチ目)
・左「(切れ目の)青リンゴ・赤7・ベル」(一確)
・左「赤7・ベル・白7」⇒赤7中段テンパイ(二確)
・左「リプ・チェリー・青リンゴ」(成立後、一確)
・「中段ベル揃い(上に赤7付)」(成立後)
・(左ベル・リプ・青リンゴからの)「中段リプレイ揃い」(成立後)
・アツい小役ハズレ目…毎ゲーム、左に赤7の2コマ上のチェリーを狙って
いれば、大きくスベッて「ベル・白7・青リンゴ」で停止した時は、必ず
ベルorボーナスとなる。ベルはさほど頻繁に出ない。ボーナス期待度が
大きく膨らむ瞬間となる。
(主な実戦ホール)
・小田急線・相模大野駅前「エンジェル」
本機を最初に打った店。初打ちはノーボーナスでフィニッシュだったが、
フォックスランプ(告知ランプ)を拝みたい、ビッグ中のハズシを実戦
したいと、その後も度々シマに通う。ハズシの難しさを体感すると共に、
50G以内の5連やストレート800ハマリなど、波の荒さも実感する。
当時、駅北口を出て正面が「エンジェル」、右奥が「パラッツォ」(現
「ベルシティ」)、その左が「ガイア」、奥のアーケードに「フレスコ」、
さらに奥には「コンコルド」やボウリング場ビル内「ワールド」が存在。
エンジェルでは岡崎「グッドマン」なども打ち込んだ。パラはマツヤの
「戦艦」なんて香ばしい台を設置。ガイアではハナハナ30ばかり実戦。
フレスコでガメラ初打ち。ワールドには骨董品級のドリセブJr(ココの
サンダーVは、いわゆるゼブイだったかな…)。徐々に懐かしさも募る、
「活力満タン」だった2000年代の初頭。
・新宿・歌舞伎町(さくら通り)「グリンピース5」
グリンピの等価店。換金がいいので下皿満タン程度になるとサッサと帰る
事も多かった。「温泉天国」や「男の浪漫」といったテクノコーシンの
マニアック台も設置。勝負後は、同じさくら通りの(隣のビルだったか)
「ラーメン香月」(閉店)の長いカウンターで、ラーメン炒飯セットを
空っぽの胃に流し込むようにガッついてから帰宅。このさくら通りには、
元祖フィーバークイーンを長らく置いた、「トップス」もあったっけ。
・仙台駅近く「スロット円蔵」
法事絡みでたった1度しか足を踏み入れなかったが、設置台が香ばしくて
記憶に刺さる。本機の他、アタナシア、コンバットアームズ、エイトマン、
チャビーファンク、インベーダー2000など。周囲の挙動から、明らかに
〇返っているのが判った。まぁ、自身はさほど長時間打たなかったので、
肝心の「状態」は体感できなかったが…あの香ばしい空間に、僅かでも
立ち会っただけで満足だ。
(バルテック「ナイトフォックス」の項、了)