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よみうりボウル(ボウリング場)

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(今回も単なる個人的備忘録…流し読みで結構です)

よみうりボウル
1980年代から1990年代にかけて、家族・友人とよく利用したボウリング場。
東京・稲城市「よみうりランド」敷地内で長く営業するも、2003年クローズ。
クローズ直後に赴いたら、玄関に「営業終了しました」の張り紙があって驚愕。
まさか、あの人気施設が、営業を終えるとは思っていなかったので…末期には、
客付きが落ちてしまったのだろうか。実際、我々もあまり通わなくなっていた。

「敷地内」とはいっても、入園券を買う必要は無い。正面入園口を突き当たって右折。
大駐車場を右手に見つつプール方向に歩くと、やがて左側にロータリーが見えてくる。
そのロータリー奥に、巨大なピンのオブジェが屋上に立つ、ボウリング場の白い建物。


(C)Google
とうの昔に営業は終えたが、ストリートビューで跡地の様子が確認できる。
奥の大きく平たい建物が、よみうりボウルのレーンやフロントがあった部分。
手前の三角部分が入口。その左側の小さなビル(屋上にボウリングピン)は、
レストラン(喫茶)や「河合体育教室」(弟が幼少期に通っていた)、その他
諸々の事務所が入っていた。どうやら、これらの建物は、現在プールの入口に
なっているらしい…(詳細は調査中)。なお、画像左にあるプールも、私が
よみうりボウルに通った当時は、まだ存在しなかった。


80年代、家族の恒例行事として、年末や正月、連休などに
当時の自宅から程近い、よみうりボウルに出向いて遊んだ。
また、地元の友人との遊びで利用する事も少なくなかった。
40レーンほどある広めのフロアだが、特に休みの日は大変
賑わっていて、盆暮れ正月の特別シーズンは、いつも先客が
ワンサといたものだ。フロントで申し込んでもレーンは一杯、
1時間待ち、2時間待ちなどもザラであった。

そんな時は、建物内のレストラン(喫茶)で軽く食事をとったり、
レーンのすぐ手前にあるゲームコーナーで、時間を潰したりした。
ごく普通のビデオゲームや射撃ゲームなどが置いてあったが、後に
カラオケやスピードガンのブースなども追加設置された。そうして
時間待ちしていると、そのうち場内アナウンスで「ゲームお待ちの
〇〇様、フロントにお越し下さい」と、係員からお呼びがかかる。
そして、靴を借り、投げ易いボールを選んでゲーム開始となる訳だ。

私は、このボウリング場と相性がよく、案外いいスコアを出した。
確か、5連続ストライク(フィフィス)が最初に出たのもここだ。
よみうりボウルのような1階にあるレーンは、「床が平らでボールも
安定して転がるので、高得点が出易い」と、勝手に思い込んでいた
節がある。まぁ、そういう根拠のない「自己暗示」でも、意外と
好成績に結びついたのだ。逆に、高田馬場・ビッグボックス内の
「グランドボウル」とか、向ケ丘遊園の中和ビル「ビッグボウル」、
それに新宿・歌舞伎町「コパボウル」といった、ビルの上階にある
レーンだと、何となくフロアに傾斜が付いた感じで、調子が出ない
ように思えたのだ。単なる思い込みで、何の根拠もなかった訳だが、
実際の成績に現れていた(大学時代、準体育系のボウリング部に
(一時期)所属したが、練習場所の高田馬場「シチズンボウル」も
ビル上階だったので、割と苦手にしていた。)


そういえば、当時のよみうりボウルの「痕跡」がないものか、
アレコレ資料を探していたら、営業当時の施設が写り込んだ
1989年(27年前)の航空写真がヒットした(国土地理院HPの
検索サービス)。それを見ると、当然だが、園内の様子が現在とは
大きく異なっていると再確認できる。私が最後に園内に入ったのは、
もう10年以上も前である。故に、「グッジョバ」などの最新施設が
ズラッと並んだ今のよみうりランドが、全く別の施設に思えてしまう。
この航空写真が伝える古き園内の姿こそが、私にとっての「よみうり
ランド」であり、思い入れもタップリなのである(懐古主義だが…)。


※国土地理院HP提供のカラー航空写真(CKT893-C10A-5)に、
当ブログが赤文字でキャプションを追加(1989年3月の画像)。

A:よみうりランドホテル(現在は「慶友病院」)
⇒小学生時分、地元ピアノ教室の発表会が毎年ここだった。
その昔、旧・園内モノレールの発着所にもなっていた場所。
B:海洋水族館「マリンドーム」
C:SLコースター(旧「ジェットシューター」)
⇒このコースターの外周を走る「バンデット」(現存)は
1988年に営業を開始。この画像でもしっかり映っている。
D:水中バレエ劇場(近藤玲子水中バレエ団)
E:オープンシアターEAST(ライブ・イベント会場)
F:時代劇オープンセット「江戸の街」
G:読売サッカークラブ(現「東京ヴェルディ1969」)練習場(現存)
H:よみうりテニスガーデン(「よみうりテニススクール」も存在)
I:流れるプール(冬場はスケートリンク)
⇒その後、プールは大きく変貌(スケートは閉鎖)
J:よみうりボウル
K:ループコースター(現存。昔よく乗ったのでリスト入り)
L:ゴーカート(現存。これも昔のお気に入りでリスト入り)
M:グラウンド(空き地だが、各種イベント会場にもなった)
N:サーキットギャング(園内(外周)の長距離ゴーカート) 
⇒旧・モノレールの軌道を改装利用。観覧用で追い抜き不可。
X:極楽池の跡地(70年代、極楽船という中華風の赤い船があった池)

※小学生の頃(70年代後半~80年代前半)、「江戸の街」の裏手辺りに
丸太やロープで出来た各種障害物を超える、アスレチックゾーンが存在。

※EASTの裏手にあった木製コースター「ホワイトキャニオン」は
1994年~2013年営業の為、現存しない。


向ケ丘遊園でリノ(ニイガタ電子)を堪能(平3~平6)

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(C)Google


小田急線・向ケ丘遊園駅(北口)の多摩市民館通りに
「Ginza P-style」というパチ屋がある(画像参照)。


この北口界隈は昔からホールが3軒あるが、全て同系列。
その中でも、一番駅から離れているのがコチラの店だ。
(といっても、改札から徒歩2分。他の2軒はもっと近い)


ここ最近は足を踏み入れていないが(パチ・スロ共に引退の身)、
平成初期の1990~1994年は、それこそ連日のように入り浸る。
因みに、当時の店名は「パーラーニューギンザ」。店員の格好は、
男性が黒スラックスに青Yシャツ。女性は町工場の事務員のような、
ブルー系のいかにも昭和染みた制服であった。


私にとって、この店は、パチ・スロに縁した90年4月以降、多くの台を
打ち回ってその魅力を存分に堪能した、思い出深き店として記憶に残る。


同店では、1990~91年の旧要件期に「ドリームX」「エキサイト麻雀3」
「マジック7D」「FレクサスIVD」「FフラッシュI」「FボルテックスII」
「キャスター」「マーブルX」といった「おまけチャッカー」デジパチと
対峙。また、「ジャスティ」「ターゲットI」「ビッグポーター」などの
一発台もよく打った。91年~92年の新要件初期は、「サーカス(銀座)」
「FスパークCX」「スターマイン3」「エキサイトカムカムAW」
といったデジパチや、「スーパースリー」「ダブルエース」
「ニューヨーク」「トリプルスリー」「マンハッタン」などの
権利モノと戯れた。ハネモノでは、旧要件時代に「うちのポチI」
「マジックカーペットI」「演歌道I」「ディスクジョッキー」などの
マッタリ系に手を出した一方、新要件機では「サンダードラゴンGP」
「ゴリコップ」等の荒波台も打った。連チャン機全盛の93年前後には、
「エキサイトグランプリγ」「エキサイトジャック2」「FパワフルIII」
「FクイーンII」「綱取物語」「エスケープ2」「FガールズI」などの
デジパチを実戦。京楽の6回ワンセット機「フルーツパラダイス2」も
ここでよく打った。さらに、大一の一般電役「フルーツパンチ」の
シマにも通い、その後続機「ジャーニー」とも対峙した。加えて、
初期CR機の「CR花満開」「CRFワールドI」なども打った記憶アリ。


まぁ、数え上げればキリがないが、90年代前半に通ったホールの中でも、
マイホの新宿・歌舞伎町に負けず劣らず、足を踏み入れる機会は多かった。


※そうそう、「新宿リノ」といえば、レトロな名店「富士」(閉店)が有名。
私もたびたび足を運んだ小店のスロ専だ。但し、いわゆる「みなし機」の頃、
さほど頻繁に出向く事は無かった(当時いわゆる「珍古台マニア」では
ない)。むしろ90年代前半、富士にリノやアニマルと並んで、まだ
スープラやスペーススペクターがあった時期に、歌舞伎町からハシゴで
訪問。当時、富士と同じ路地には「新世界」という古いパチ屋もあった。


当時は大学生だが、別に、遊園が学校の「最寄り駅」だった訳ではない。
本来なら、小田急で終点の新宿駅まで行き、さらにJRに乗り換えねば
ならなかったが、車内でパチ・スロの誘惑にかられて、途中下車して
ホールに直行していた訳だ。お陰で2年時には大量の単位を落として、
後々さんざん苦労した(以前も書いたが…)。


かくも思い入れあるこの店。パチのみならず、スロの記憶も強く残る。
先述のように、私のスロ歴は1990年に始まるが、その初期、まさに
素人同然の頃から、スロ各機種をこの店で実戦して色々鍛えられた。


当時、スロは裏口側の通路2列に、計4シマ(カウンターから見て右手)。
この「裏口」には、店が毎日スロに「モーニングサービス」を入れた為、
開店前になると、いつも大勢の人だかり(モーニングの並び)ができた。


2号機時代は、(市民館通り側の正面入口から見て)左が「ベンハー」
(2シマ)、右が「リバティベルIV」(2シマ)。その後、90年末の
入替でベルIVの代わりに「コンチネンタルI」を2シマ設置。言わずもがな、
香ばしいビッグの連チャンにより、コンチIのシマは連日盛況であった
(系列店「スター」もコンチI導入。もう一つの系列「銀座ホール」は
「コンチIII」を設置)。さらに、91年秋になると、ベンハーの壁付き
1シマが外されて、代わりに「リノ」を導入。以来、この店のリノは
大いに人気を誇り、まさに「看板台」的存在となった。


もう時効なので書くが、ここのリノは、いわゆる「小役落ちVer」。
(他にも複数のVerがあったが、私は現役時、このVerしか打った
ことが無い。新宿「富士」も小役落ちVer。爆連Verは、数年前に
新宿のスロゲーセンで実戦)


簡単に説明すると、ビッグ後5G内のチャンスゾーンで小役が落ちれば、
ビッグが連チャンするタイプだ(ビッグ終了時の小役カウンター値で、
チャンスゾーンは変化する)。その判り易い挙動と、ツボにハマれば
軽く一撃2~3000枚程度出てしまう爆発力が、打ち手の心を捉えた。


当然、壁付きの1シマは常に満席に近く、空き台待ちの客も多かった。
かくいう私も、リノに空台が無いと、背中の空いたシマのベンハー
(このシマは「マジカルベンハー」⇒「チェリーバー」と変遷)で
ゆっくり打ちながら、お目当てのリノで、金が尽きる客が出ないか、
チラチラとチェックしたものだ。


そういえば、リノの隣の通路にあったコンチIも、当時よく打った。
(「最初で最後の原稿料※」と検索すれば、当時の逸話がヒット)

※リンクを貼りたいが、最近リンクを入れると記事が全消滅するバグに
たびたび襲われるので、怖くてできない…大変恐縮だが、各自で検索を)


同店のコンチIは、92年夏、半分の1シマが後継機「コンチネンタルII」に
入替わったが、その後の新装で、2シマともECJ4号機「チェリーバー」に。
さらに、チェリーバーの1シマは、94年初頭に「オリエンタルII」と入替。
但し、外れたチェリーバーは撤去とならず、そっくりリノの背後のシマに
移動した。新しく入ったオリIIも、香ばしいビッグの連チャンを見せた。


因みに、この店では、オリIIが入った時期、データカウンターを
導入した記憶アリ。但し、ゲーム数ではなく、コイン投入枚数
(差し引き枚数だったかも)が表示されるタイプ。同じ時期、
パチンコシマでも、大当り時に頭上プレートが自動で出てくる、
先進設備(当時としては)が導入されたと記憶する)


かくして、ユニバ系が居並ぶシマは、割と頻繁に入替が行われたが、
リノの壁付き1シマだけは、長く入れ替えられる事もなく、同店の
人気台であり続けた。もちろん、皆が狙うのは、ビッグボーナスと
その後に訪れる「小役落ち連チャン」だった事は、言うまでもない。


(ニイガタ電子、3-1号機「リノ」 1990年登場)
香ばしい連チャンはファンに支持されたが、お上の
怒りを買い、「検定取り消し」処分の憂き目にあう。




リノといえば、「攻略」の宝庫で知られた。有名な「ポロリンセット」や、
「ボーナスフラグ成立中の小役抜き」「ビッグ後1枚掛け・連チャン延命打法」
(必勝ガイド誌は「電撃マンボ攻略法」と命名)など、「偶然のバグ」とは
思えない程に、攻略要素満載の「怪しい台」だった。また、店と攻略プロの
間では、「対策⇒新手順発覚⇒対策」という「いたちごっこ」も起きていた。


だが、一般ファンに過ぎない私には、いずれも大抵が「後追い情報」で、
雑誌にネタが載る頃には、既に対策が取られている事が大半であった。
また、台自体に対策がされてなくとも、例えば、1枚掛けしただけで
すぐ「変則打ち」とみなされて、店員から厳しいチェックを受けた。
(それくらい、当時は攻略ネタに敏感な店が多かったのだ。メモを
店内で取った程度で、しっかり怒られた時代だし…)


まぁ、攻略プロの面々には格好の獲物となったリノだが、私から
すれば、「ヒラ打ちで、純粋に楽しむ台」という認識の方が強い。
(期待した人には申し訳ないが、リノのセット攻略手順などは、
割愛させて頂く。情報は押さえていても、自分がホールで全く
実戦しなかった手順を書いたところで、虚しいだけである。
(荻窪の「かもめ」にポロリンセットできるリノがあると
知人に聞いて、出向いてみたら対策済みだった記憶はあるが)
そのテの情報は、元・専業の方々が、ネットのあちこちで
詳細に残してくれているので、是非そちらを参照されたい)


その為、私はニューギンザでリノに座ると、ひたすら3枚掛けで
普通に打って、リーチ目の降臨を待った。ご存知の通り、リノは
リーチ目も単純かつ明快。以下のような目が出れば、ボーナスに
入っていた。また、鉄板目ではないが、「コインの取りこぼしor
ボーナス」のチャンス目などもあって、通常時も大いに楽しめた。


因みに、私はリノで「順押し派」だったから、以下に掲げる
リーチ目も、全て「順押し3枚掛け時」のものとさせて頂く。


(ビッグのリーチ目)


中段7テンパイ=ビッグ確定。しびれる瞬間。


7の右上がりもビッグ鉄板目。当然だが、
普段、狙っても狙っても、頑として止まらない。


下段テンパイでもOK。ビッグ確定。


上段7テンパイは通常時にも出る形だが、中リールの
7がスベッてテンパイすれば、その時点でビッグ確定。
この「スベリ」も、リノの醍醐味の一つであった。


通常時も出る上段7テンだが、スベリテンパイの他、
枠2コマ下が7なら、スベらずとも「ほぼ」ビッグ。
入っていないと、上段ではなく、右下がりにテンパイ。
但し、この形も、中リールがビタだとガセる事がある。
なお、枠2コマ下が7ではなくドル袋の場合は、通常時も
出るのでリーチ目とは呼べない。


先程「スベリ」がアツいと書いたが、
左上段に7がズルンとスベッて来たら、
枠下図柄に注目。枠下がチェリーなら
単にチェリーを蹴ったスベリの可能性も
あるが、枠下がドル袋ならば、積極的に
7を左上段に引き込んで来た証左である。
こうなれば、嬉しいビッグ一確となる。
ハズレ目の羅列が続く中、いきなりこの
停止形でフラグ察知すると、脳がトロけた。
無論、BR共通目orチャンス目が降臨した後、
敢えて左枠内にドル袋を狙い、ズルーンと
枠下に逃げて7が上段に来ればビッグ確定と
いう、消極的なようで積極的な狙い方も可能。


(BR共通目)


ハサミ打ちは勿論、私のような順押し派でも、
左右で7がハサミテンパイしたらボーナス確定。
但し、順押し時だとBR共通。以下の形も同様。
(ハサミ打ちはビッ確かな…順押し派なので詳しくない)
但し、中リールで引き込み範囲の7を引き込まなかったら、
7のハサミテンパイでも、一寸哀しい「バケ目」となる。

 

 
7、ドル袋、コインの各ハサミテンパイのリーチ目に
共通する特徴だが、同時に小役が揃ったらNGとなる。


(バケのリーチ目)


左リールにドル袋は1つしかないが、
その3コマ上には7図柄があるので、
ビッグが成立していれば、左枠内に
ドル袋を狙ったとしても、必ず枠外に
落ちて、左上段に7を引き込む。つまり、
左枠内にドル袋が残った形のリーチ目は、
全て「バケ確定目」となる訳だ。この
右上がりテンパイも同様。


ドル袋の下段テンパイもバケ目だが、
レモンが揃わないことが条件。


上段テンパイもバケ目(ガセもあったかな?)。


右下がりも同じ。


コチラは、あまり嬉しくないスベリ。
左上段にドル袋がズルンとスベって来たら、
バケ1確。バケの3コマ下に7図柄があるが、
その7を枠外に蹴落とし、ドル袋を引き込んで
来たのだから、ビッグの可能性は微塵もない。
勿論、ボーナス出現なので喜ぶべきだろうが、
「中ハマリ⇒バケ」の繰り返しで投資が嵩む
ことも多かった為、やはり初当りはビッグが
好ましかった。


ドル袋のハサミテンパイもバケ。
但し、レモンが揃ったら無効だ。

 
ドル袋の上段ハサミ、下段ハサミは
小役揃いのケースがない為、バケ確。
無論、順押し時でも有効である。

 
ドル袋の中段ハサミは、小役が
揃わなければ、バケのリーチ目。

 
ドル袋の右下がりハサミは、右中段7ならバケ確定。
右中段がトマトだと、トマトハズレを条件にバケ目。


(チャンス目)

 

 
順押しでも、コインが左右でハサミテンパイすれば、
「コイン取りこぼしorボーナス」のチャンス目となる。
なお、コインを引き込む位置で中リールを押したのに、
コインがスベッてテンパイしなければ、コインこぼしは
否定されるから、ボーナス濃厚となる。なお、3番目の
左「トマト・コイン・リンゴ」のコインハサミ目は、
入っていてもバケ濃厚(左枠内に7を引き込んでいない)。


コイン揃いの形も、一応はチャンス目扱い。
BR成立後の「当倍返し」の可能性がある為。
但し、単なる小役のケースが大半で、期待度小。
また、コイン抜き対策後は、チャンス目の役割すら
消えてしまった(当倍返しが無くなったので)。


こんな感じで、普段はリーチ目、チャンス目が降臨するのを、
ひたすら待ち続ける。7テンパイのリーチ目は、簡単そうだが
なかなか止まってくれない(ビッグ確定なので当然であろう)。
また、投資を重ねて、ようやくコインハサミ目やBR共通の
リーチ目が出ても、次Pで狙うと無情にもバケ…の繰り返しで、
手痛くヤラれる事もあった。「他に空台がない」と変に粘ると、
バケのオンパレードで財布の中身がスッカラカンになったり…。
リノは面白い反面、非常に怖い台でもあったのだ。


(枚数調整)

ビッグ時は、「マンボNO.5」の軽快な旋律に乗ってゲーム消化。
この際、ビッグ後の連チャンゾーンを広くする為に、「獲得枚数の
調整(枚数調整)」を行うのが非常に効果的だった。方法は、1回目
小役ゲームの3G目、2回目小役ゲームの6回目、そして3回目ゲームの
9回目を、1枚掛けにしてジャックインさせる。さらに、3回目は
1ゲームだけ変則押しして、小役を外すことも必要(自力ハズレを
既に1回引いていれば、ここで外す必要はないが)。こうすれば、
ビッグ終了時の内部カウンター値が「92」となり、小役落ちで
ビッグ成立⇒連チャンとなる「ヒットゾーン」が広がる格好だ。
なお、ビッグ中でもキッチリとコインの目押しをする必要アリ。


先程も書いたが、当時は攻略・変則押しに対する店側の
チェックがことのほか厳しく、セット打法は勿論のこと、
当倍返しを利用した小役抜き、ビッグ後の1枚掛け小役狙い
(3枚掛けより有利)等、ニューギンザでの実践は困難だった。
(ビッグが終わると、毎回店員にリセットをかけて貰う為、
ビッグ後の不審な動きは、特にチェックされ易かった)
ただ、ビッグ消化中だと多少チェックも緩んだので、隙を見て
特定のゲームのみ1枚掛けする事は、何とか可能であったのだ
(店によっては、さらにチェックの厳しい所もあったハズ)。
小役ハズシも、時間をかけずに素早く行えば、さほど不自然さは
無かった。唯一、私がリノで「攻略」的な手順を実戦できたのが、
ビッグ中の枚数調整であったといってよい。


枚数調整がうまくいけば、ビッグ後の1~5ゲーム全てが
小役落ちのチャンスゾーンとなる(調整しないとゾーンは
2~5G(或いは1~4G)の4ゲーム)。調整に成功すれば
チェリーが落ちても連チャンするケースが増えた。また、
調整如何に拘わらず、5G内に小役が一度も落ちなくても、
その後に連続でレモンやコインが落ちれば、ゾーンが復活、
連チャンが発生する。但し、取りこぼし易いコインは勿論、
枚数の少ないチェリーもしっかり狙う必要アリ。当然ながら、
ビッグ後の小役こぼしは厳禁(数枚をこぼすと360枚がフイ)。


そうそう、ここでも「スベリ」がアツく、左にズルーン
(ブルーン)と「トマト・コイン・リンゴ」が滑ってくれば、
10枚役が確定となり、ゾーン内なら連チャンが約束された。
チェリーを左・中段に目押ししていると出ない形だが、
しばしば目押しミスでこのスベリが来ると、脳がトロけた。


こうして、ビッグ⇒終了後小役落ち⇒連チャン⇒終了後小役落ち
⇒連チャンのループが続けば、頭上のドル箱も瞬く間に満タンに。
無論、初当りは設定差による部分も大きいが、肝心の小役落ちは
打ち手の「ヒキ」次第で大きくバラつく。いずれにせよ、単なる
10枚のレモン、トマト、リンゴ、コインが、ビッグ後の5G内に
落ちるだけで、連チャンの大きな決め手となった。この判り易く
刺激的なゲーム性に、当時の私は大いにシビれたのだった。


リノに関して、大半の攻略ネタは「傍観者」で終わってしまったが、
現役時、「小役落ち連チャン」という魅惑の挙動を味わっただけで、
私自身は大いに満足である。


かなり後になって、ストック4号機「スーパーリノ」(山佐)が出た時、
私はかなり積極的に追っかけた。無論、挙動の判り易さやハイエナが
利く点も大きかったが、ニューギンザで元祖リノを打った当時の経験が、
スーパーリノを好む要因となった事は疑いない。

CRミスパチプロ(平和、CRデジパチ)

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1995年(平成7年)に平和から登場した新要件デジパチ
「CRミスパチプロ」


大ヒットしたフルスペックCR機「CR黄門ちゃま2」の後継機。
定番のテレビ時代劇をモチーフにした前機とは打って変わって、
ボディコン全開の「ピチピチギャル」(←死語)が主人公である。
しかも、欲しい景品は何でも取ってしまう、スゴ腕の女流プロ。
(当時、女流プロというと、「岡田安里」「ねこプロ(故人)」
「巣鴨ひとみ(NIYA女史の初期ペンネーム?)」などの名を
攻略誌などで見かけた。タレント的な女流が、まだ少数の頃。)


因みに、主人公である女パチプロの名は「レイコ」。液晶右サイド
(ワープ内側、そうそう、本機にはワープゾーンがあったのだ。
CR黄門ちゃまが体感器ネタに揺れた為、その対策だろうか…)に、
「My name is Pachipro REIKO」と小さく書いてあるが、
大半のファンは気付かなかった。なぜ「レイコ」かは私も知らない。
開発担当の女性社員の名から取ったのか、或いは開発のメンバーに
「かとうれいこ」のファンがいたのか(或いは葉山レイコ※かも?)
ともかくも、このレイコ嬢が、リーチ中や大当り中に大活躍した。

※葉山レイコはAV出身の美人女優。本機リリースと同時期(1995年)、
漫画が原作のパチンコVシネマ「パチンカー奈美3」に主演している。
タイミング的にピッタリすぎるが…単なる偶然かな。


本機は、新百合ヶ丘Z店の2Fなどで打ったが、CR黄門ちゃま2よりも
低確率なのに、なぜか、黄門と比べて初当りを多く引けた記憶が残る。
(CRミスパチプロ:1/401 ⇔ CR黄門ちゃま2:1/394.3)

まぁ、「相性」と言ってしまえばそれ迄だが…高確率で大当りとなる
「お立ち台リーチ」見たさに、幾度もシマに通った。滅多に出ない分、
信頼度は抜群に高かった。その分、外れるとショックもデカかったが。


そういえば、当時の平和はミニアタッカ―式の電チューを採用したが、
従来機は内部に「仕切り」的なものがあって、1個入賞が限界だった。
一方、本機は仕切りを取っ払ったので、1個入賞で閉鎖する仕様でも、
複数入賞のチャンスがあったのだ。まぁ、タイミングが悪いと1個で
閉じてしまったが、こうした「電チュー性能の改良」も特徴である。



(スペック)

★賞球:5&10&15
★通常時の大当り確率:1/401(設定無し)
★通常時の小デジ当選率:1/10
★通常時の電チュー開放時間:0.5秒(or1個入賞)
★最高16ラウンド継続
★出玉:約2350個
★デジタル停止順:左⇒中⇒右
★図柄:0~9、レイコ、ドル箱、パチンコ台、ヒゲ店長、花輪(15種類)
★上記15図柄中、「3、5、7、レイコ、ヒゲ店長」の5図柄で当ると
プラス2回の確変突入
★確変突入率(継続率):1/3(ル―プ有)
★平均継続回数:4.75回
★確変中の大当り確率:1/50.125
★確変中の小デジ当選率:297/300
★確変中の電チュー開放時間:約2.5秒(or1個入賞)
★リーチアクション(計4種類)※カッコ内の数字は、解析上のリーチ信頼度

(1)ノーマル(0.53%)…左・中テンパイ後、右デジが通常スクロール
(2)稲妻(4.14%)…レイコ登場⇒空中で回転⇒右図柄に稲妻をぶつける
(3)ドル箱(26.37%)…レイコが遊技中の横視点⇒右デジが上から落下
⇒最終停止直前、ドル箱が右デジの図柄を受け止めようとする
※大当りパターンは以下の2通り。
(a)ドル箱が図柄を受け止めて当る(ハズレ⇒ドル箱が割れて+1コマハズレ)
(b)ドル箱が割れて当る(ハズレ⇒手前の図柄を受け止めて―1コマハズレ)
(4)お立ち台(89.98%)…レイコその他のボディコンギャル三人が登場
⇒ジュリアナさながらに、スポットライトを浴びつつ扇子を持って踊る
⇒高確率で当る激アツアクションだが、ハズレもアリ。

※但し、確変中はリーチアクションが省略される為、
ノーアクションで揃ってしまう(ちょっと味気ない)。



★兄弟機(現金機Ver)

「ちんじゃら娘」(1995年登場)


大当り確率:1/245.5 賞球:7&15。
全15図柄中、「3、5、7、レイコ、ヒゲ店長」の
5図柄で当ると、次回までの小デジ確変に突入。
確変突入率(継続率)は1/3(ループ有)
但し、確変大当りは最高12ラウンド(通常は16R)。
出玉は確変図柄が約1700個、通常図柄が約2300個。


★余談

1995年(平成7年)9月16日(土)放映
日本テレビ・土曜深夜バラエティ「DAISUKI」
(中山秀征、松本明子、飯島直子)のパチンコ対決。

ゲストは女優の中村あずさ。ロケ地は横浜市港南区日野南
「ルァ・ヴーン(ラグーン)」。この対決で本機が対戦台と
なったが、ゲストの中村がSPリーチ(2のドル箱リーチ)を
外した瞬間、悔しさのあまり、「バカ―!」と叫んで自分の台の
ガラスを、バシッと平手で思いっきり叩いた。中村さんといえば、
清楚で知的なイメージが強かったが、この時は演技で見せない
「素」が思わず出た感じで、何とも面白かった。中山が彼女の
「暴走」を制するも、「だって、『はしゃいでいいよ』って
いったじゃん」と、口を尖らせて子供っぽく言い訳。ドラマで
あまり見る事のない、美人女優の「ギャップ」が楽しかった。


(C)日本テレビ

復帰

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ご無沙汰しております。10日ぶりの記事更新となります。     「たかが10日」と思われるかもしれませんが、ブログを
続けて5年数月、10日も更新期間が空いたのは初めて。     いつも当ブログをご愛読下さる方々には、突然の更新停止で
ご心配をおかけしましたが、今日から復帰させて頂きます。     更新自粛の理由については、タイトル下に小書きした通り、
当方が犯した、小さからぬ「ミス」によるものであります。     ミスと言っても、仕事やプライベートでの失敗ではなりません。
そんなものをブログに持ち込む程、器量の小さな人間ではないと
自分では思っているので…。     お気づきの方も多いでしょうが、前回の記事で、とある
女流プロを紹介する際、明確な根拠もなく、ネット上の
不確かな情報を基に、「故人」と記載してしまいました。     以前、その女流の消息を調べた折、ネットで「亡くなった」
とする情報が複数ありました。それをずっと覚えていた為、
すっかりそう思い込んでいましたが、彼女と以前に交流の
あった方から指摘(というか、質問)のコメントを頂いて
もう一度調べ直した所、どの情報源も2ちゃんや掲示板など、
曖昧なものばかりだった事に気づきました。実に迂闊でした。       5年前、ブログを始めた時の当方の思いは、「ネット上にレトロ
パチ・スロ情報とされるサイトは数多くあるが、内容の不正確な
ものも少なくない。ならば、私がつとめて正確な情報を発信して、
レトロパチ・スロファンの記憶の引き出しを開ける手段になろう」
というものでした。以来、当方が供出できる限りの情報を、地道に
正確に載せ続けてきたつもりです。

(それ故、当方が疑問に感じたコメントに対して、不条理な対応を
とってしまった事もありますが…)     しかし、今回のミスは、当初の思いとは明らかに反するものです。
不注意と勘違いから、ネットに転がっているネタを鵜呑みにして、
人の「生死」に絡む誤った情報を載せてしまった事は、あまりに
責任が重い。ご本人や関係者各位には誠に申し訳なく、お詫びの
言葉もありません。

「大げさ」という人もいるかもしれませんが、私にとっては、
それほど許されざるミスを犯してしまった、という事です。

そこで、自らに「ペナルティ」を課すと共に、ブログ開設時の
「原点」を思い返し、二度とこういった失敗を繰り返さないと
肝に命ずる意味で、一定期間の「更新自粛」を決意した訳です。

但し、ミスに気づいてすぐ謝罪訂正を行った事、その女流の
本名を伏せていた事など、ブログ存続に拘わる「致命的」な
ミスではないとも判断し、自粛期間を「10日」としました。
「短い」と思われる方も、いらっしゃるかもしれませんが…。

その間、巷では博多駅(11年前に旅打ちで訪れた所)の大陥没、
アメリカ大統領選トランプ勝利(「トランプ」絡みの台に触れる
絶好の機会だった)等、たった10日の間に様々な事件がありました。
そんな時事ネタを扱えない歯痒さも、私自身が撒いた種によるもの。
深く深く反省しながら、10日間待ち続けました。

そんな訳で、色々ありましたが自粛期間も終わり、今日からようやく
「復活」させて頂きます。今後、こうしたミスが再び起こらないよう、
記事の作成に当たっては、慎重の上に慎重を期していきたい所存です。 (「ミスパチプロ」の記事でこんな「ミス」を犯すなど、洒落にも
なりませんので…)

また、自粛中、皆様から様々な激励のコメントを頂き、心より
感謝申し上げます。当ブログをご愛顧下さるファンの方々には、
今回の件で「不器用で面倒くさい奴」と感じられたでしょうが、
引き続きお付き合いくださいますよう、宜しくお願い致します。

         「まにあっく懐パチ・懐スロ」管理人M

スロマガ・パチマガ「(読者参加)ドル箱大会」(1991~1992年)

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自粛中に頂いたコメントの中に、次のような質問があった。
「通常営業」に戻ったこの機会に、お答えしたいと思う。



「ところで昔、スロマガ主催で約26年前ぐらいに読書参加型の
スロット店でのイベントがあったの覚えてますか?(以下略)」
(ビスカスコウジさんより)



無論、覚えております。


件のイベントとは、1991年(平成3年)から「パチスロ攻略マガジン」
「パチンコ攻略マガジン」両誌協賛で行った、「ドル箱大会」という
読者参加型のパチスロ出玉イベントだと思われる。
(「大盤振舞$箱大会」と呼ばれる事も)

当時のスケジュールを全て把握している訳ではないが、
少なくとも、1991~92年の間に計5回ほど開催された。
(出場希望者は雑誌の一部をハガキに貼りつけて応募)

  ~パチマガ・スロマガ協賛、「ドル箱大会」概要~

★第1回ドル箱大会
日時:1991年11月22日
会場:埼玉・浦和駅「セントラル」
(同年11月16日に新規オープン)
参加人数:読者代表72名
対戦機種:アラジンⅡ、スペーススペクター
結果:優勝…阿部さん(女性)、2位…横山さん、3位…丸山さん

★第2回大盤振舞$箱大会(⇒未開催)
予定日時:1991年12月20日
予定会場:埼玉・北浦和「セントラル」
予定対戦機種:コンチネンタルⅢ
結果:諸般の事情により「中止」。

★第3回ドル箱大会
日時:1992年1月24日
会場:神戸・西区玉津町(西明石)「JACK&Betty」(Betty店)
対戦機種:ワイルドキャッツ、セブンボンバー
結果:優勝…奥野さん(ワイルドキャッツ)

★第4回ドル箱大会
日時:1992年2~3月頃
会場:和歌山・新宮駅「パチンコ21世紀・シアター新宮」
対戦機種:スペーススペクター、ミラクル
結果:優勝…更谷さん(ミラクル)、2位…中山さん(ミラクル)、
3位…大島さん(スペスペ)
★第5回ドル箱大会
日時:1992年4月17日
会場:東京・高円寺駅「パチスロフェニックス」
対戦機種:コンチネンタルI、コンチネンタルⅢ
結果:優勝…袴田さん(女性)(コンチⅢ)、2位…山岸さん(コンチⅢ)、
3位…吉田さん(コンチⅢ)
★第6回大盤振舞ドル箱大会
日時:1992年6月3日
会場:埼玉・本川越駅「パーラームネオカ」
(開店1周年イベントを兼ねて)
対戦機種:コンチネンタルⅠ、コンチネンタルⅢ、コンチネンタルⅡ
結果:優勝…江藤さん(女性)(コンチI)
※タレントの(故)ポール牧が来店(サイン会開催)



第6回大会まではスロマガ・パチマガ「協賛」の形を取っており、
パチスロ対決にも拘らず、当日の模様がカラーグラビアページで
パチマガ誌に掲載されていた。だが、それを最後に、パチマガに
大会の詳細が載る機会は、ほとんどなくなってしまった。

恐らく、両誌協賛は第6回が最後で、以後はスロマガ単独の
読者大会に変わったものと推測する(詳細調査中)。東京の
八王子「ナルモア」で読者大会が行われた、との情報もある
(栃木の大会もあったらしいが、詳細不明。当時のスロマガを
全て調べれば判るだろうが、完全に資料不足…)。恐らく、
ビスカスコウジさんが出た八王子の読者大会は、「ナルモア」
ではないだろうか。
(浦和については、第1回大会(「セントラル」)が濃厚)


なお、当時のパチマガでは、読者代表が軍資金1万円、制限時間
3時間(後に1万5千円、5時間に変更)で出玉を競う名物企画、
「パチンコ無制限・バトルロイヤル」が行われていた事もある
(1989~1991年)。この読者対決企画の終了を受けて、上記
読者パチスロ大会(ドル箱大会)へとシフトした形だ。


因みに、1990~1995年の時期は、パチマガ・スロマガに限らず、
多くの攻略誌が、同様の「読者参加型大会」(出玉勝負)を開催。
当時のパチンコ・パチスロブームにあやかった「便乗企画」とも
とれるが、ファン自身が、そのテの企画を望んでいたのも確かだ。
以下、その概要(全てを網羅した訳ではない)。


「パチスロ必勝ガイド」誌
「読者参加・設定6大会」(1991~1994年)
⇒立川「キャロム」、浅草「国際ゲームセンターパート3」、
吉原「チャンプ」等、主に都内で開催。文字通り、全台設定6。

「レディース爆発大会」(1991~1992年)
女性のみ出場可。コチラも全台設定6。「浅草国際P3」など。


「パチンコ必勝ガイド」誌
「ゲリラ読者大会」(1990年に数回開催)
⇒高田馬場「ダイナム」でドンスぺシャルB対決(第2回大会)など。
「東陽会館」で開催された事もアリ。第1回大会は3名しか集わず。

「釘大甘じゃじゃもれ大会」(1992年3月)
⇒埼玉・鴻巣「パチンコベンツ」で出玉イベント。
続く第2回大会を仙台「パーラーマイニチ」で開催予定も、
誌上で延期発表。代替大会が行われたかは、現在調査中。

「読者参加パチンコ大会」(1994年~1995年)
⇒会場は東京・吉原「チャンプ」や横浜・磯子「スティング」、
高崎「サンコー」など。なお、「チャンプ」の回がガイド誌に
紹介された際、「第24回大会」となっていたが、当方所持の
バックナンバーを幾らチェックしても、24回分の大会の詳細を
確認する事は出来なかった。上記「ゲリラ~」「釘大甘~」の
開催後、94年に「チャンプ」で大会が行われるまで、ガイドで
紹介された大会は無かったと思うが…。掲載されなかった大会が
多く存在したのか、単なる「誇張的表現」だったかについては、
現在調査中。ひょっとすると、白夜書房の攻略各誌が開催した
パチ・スロ読者大会を全部ひっくるめると、通算「24回目」の
大会という意味なのかもしれない。

「パチンコ鉄人戦」(1996~1997年)
「第一次選考ペーパーテスト(1996年末からガイド誌上で問題掲載)⇒
成績上位者がホールでパチンコ対決⇒上位者による最終決戦」の形で
行われた読者参加企画。「二次予選」のパチンコ大会が97年6月、
JR川崎駅「セブンS」で行われた所までは当方も把握しているが、
その後の展開については、資料不足により不明。


「プロが教える秘密のパチンコ術」誌

「パチンコ名人位戦」(1989年~1991年)
⇒毎号欠かさず行われた、読者同士による
1対1のパチンコ出玉勝負。対戦時間1時間。
軍資金5千円。5回連続勝ち抜けで「名人位」。
凄腕の美人学生、西原利江子嬢が人気を博す。
会場は神田・神保町「ポニー」、新宿・西口
「ニューミヤコセンター」、下北沢「冨士」など多数。

「父娘パチンコ大会」(1990年6月)
⇒松竹映画「パチンコ物語」((故)古尾谷雅人主演)の
公開に先立って開催された。計40組の本当の父娘ペアが
タッグを組んで実戦を行い、最も出玉を稼いだ組が優勝。
川崎・高津「ピーアーク溝の口」で開催。

「パチンコ新名人位戦」(1991年~1993年)
⇒「パチンコ名人位戦」の後続企画。読者の男性と
人気AV女優(毎回、違う女優が出場)が、ホールで
1対1のガチンコ出玉勝負。会場は新宿西口「ジャンボ」、
渋谷「大番」、池袋・東口「イースタンパール」など。


「必勝パチスロファン」誌

「パチスロクイーンと勝負でデート」(1992年~)
⇒男性読者同士が、文字通り、女性タレントとの
デートの権利を賭けて、パチスロ出玉対決に挑む。
会場は東京・新中野駅近く「パチスロピエロ」など。


「パチプロ必勝本」誌

「ジャイアンツ杯パチスロ大会」(1991年11月)
⇒東京・東高円寺「パチスロジャイアンツ」で読者大会。
機種はコンチネンタルI(全台設定6)。当日のゲストは
女優の風間舞子とコメディアンの(故)星ルイス。
優勝賞品は豪華ハワイ旅行だった。

※「必勝本」誌は、パチンコのマニアックな知識を競う
「パチンコオタク・総合テスト」も、たびたび誌上で
実施(成績優秀者には、パチスロ実機など賞品贈呈)。



~その他のファン参加型・対決企画(90年代前半を中心に)~


★新台完成キャンペーンを兼ねたパチンコ大会

「がんばれ女の子!第1回パチンコ大会」(1992年8月)
⇒SANKYOハネモノ「OL娘I&II」リリースを記念して、
タイアップしたアイドルグループ「HI-ME」司会による
出玉対決イベントを実施(新曲「むすめミンミン~がんばれ
女の子(バップ)」のキャンペーンも兼ねた)。会場は
神奈川・湘南海水浴場の特設ステージ。出玉イベントに
出場したのはHI-MEの3人を含め、水着ギャル8組14名。


★TV番組の視聴者参加パチンコ大会

※90年代パチンコ関連番組に興味ある方は、
「1990年代放映のパチンコ番組一覧」で検索。
当方作成の過去記事(番組リスト)がヒットする。
(リンクを貼ると記事が消える不具合がある為、各自で検索を…)

「決戦!パチンコ腕自慢大会」(テレビ朝日、1990年5月)
情報バラエティ「素敵にドキュメント」(MC⇒(故)逸見政孝)
で放映された、視聴者代表のパチンコ大会。一般ファン16名が
出場した出玉対決。会場は川崎「ピーアーク溝の口」。対戦台は
ハネモノ「魔界組」と「スペースファイヤー11」。デザイナーの
清水さんが優勝。司会はタレントの(故)清水由貴子。

「パチンコ俱楽部」(SBS静岡放送、1991年)
⇒ローカル深夜番組だが、視聴者が参加する
パチンコ出玉大会が、目玉企画の一つだった。

「ハップス・パチンコ道場」(千葉テレビ、1992年~)
コチラもローカルのパチンコ番組。視聴者代表8名が
出玉を競うパチンコ出玉勝負が人気コーナー。

「TVチャンピオン・全国パチンコ王選手権」
(テレビ東京、1992~1995年)
⇒視聴者は往復ハガキで応募。予選⇒本戦の勝ち抜き方式。攻略誌
「パチンコファン」が全面協力(第1回大会優勝は、同誌の編集者)。
当方、第4回(1992年)の予選(高田馬場「ダイナム」)に参加。
第1回~第6回は一般の視聴者が参加したが、以後は有名プロ達に
よる対決企画(スターパチンカー日本一決定戦、パチプロ王決定戦)
に変更。92年には、女性ファン出場の「全国パチンコ女王選手権」
も開催された。

「カルトQ・パチンコ」(フジテレビ、1992年)
⇒出玉対決ではないが、パチンコに関する知識をクイズで競う。
予選を勝ち抜いた精鋭5名で決勝を行い、有名女性ライターの
神保美佳さんが優勝を飾る。司会はうじきつよし、中村江里子。

「パチンコNOW」番組200回記念パチンコクイズ大会
(TVKなど、1995年)
⇒こちらも視聴者クイズ企画。2週連続でパチンコクイズの
予選と本戦を戦い、チャンピオンを決定。司会は渡辺正行と
斉藤絵里(初代※)。解説は「守ピー」こと守屋彰二が担当。
※女性MCは二代目⇒中條かな子、三代目⇒菊池万里江と変遷。
(続編「パチンコNOW2」では、小林千絵がMC)

「パチンコスタジアム」視聴者大会(テレビ東京、1995年)
⇒ご存知、斉木しげる名人がMCを務めた、深夜パチンコ番組。
通常は、芸能人ゲストと名人が「自腹」で出玉勝負を行うが、
この年は計6回、視聴者代表がホールで対決する特別企画が
行われた(予選⇒本戦と2週連続で、計12回放映)。
ロケ地は上野「ピア」、所沢「宝島」、成田「ヴィーナス」など。

「炎のチャレンジャー」パチンコ玉一発でフィーバーしたら百万円
(テレビ朝日、1996年)
⇒260名の老若男女が参加。カメラの前で一発玉を弾いて大当りすれば、
百万ゲット。対戦台は「CRFギンガSP」。さすがに不可能と思われたが、
年配女性がまさかの成功。会場は神奈川県藤沢「グランドホール長後」。
※同番組では、パチンコ有名人らによる「24時間10万発勝負」も放映。


★ラジオ番組のリスナー参加パチンコ大会

「白昼堂々パチンコ大会」(TBSラジオ、1992年2月)
「まんなかラジメント・美川と千絵の白昼堂々」という
ラジオ番組の特別企画で行われたパチンコ大会。MCの
美川憲一、小林千絵がパチンコファンだった事から実現。
会場はJR五反田駅「五反田センター」。リスナー代表の
30名が出場(美川も参加)。対戦台は「フィーバースパークGP」。



しかし、20年以上前の古い話という事もあるが、上記企画に
絡んだタレントには、「故人」が多い気も…(今回はしっかり
調査・確認したので大丈夫だと思う)。自死を選ばれた方も
少なくない模様(滝汗)。単なる偶然とは思うが…。




※※ビスカスコウジさんからのもう一つの質問、
船橋駅(南口)「(パチスロ)スペースYOU」に
関する情報については、92年11月と94年3月の
設置情報を当方掌握しているので、ざっと紹介。
⇒当時、ユニバの専門店(アンテナショップ)

(92-11現在)
コンチネンタルI、コンチネンタルII、コンチネンタルIII、
リバティベルIII、リバティベルIV

(94-3現在)
トロピカーナ、チェリーバー、オリエンタルII、ソレックス2、
オリエンタルII、コンチネンタルI、コンチネンタルII、
コンチネンタルIII、リバティベルIV
(最上階は、全台ベルIV)


レトロパチンコ・パチスロゲームセンター、博物館

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薩摩富士さんより、レトロパチンコ・パチスロゲーセンや博物館の
現在の営業(開館)状況に関してリクエストがあった為、調査決行。
調べてみると仰る通り、以前お世話になった店が、軒並みクローズ
していて驚いた。時の流れとは言え、淋しいものである。そんな中、
現在も営業(運営)を続ける施設に対しては、感謝の一言しかない。

今回は、店舗のHPやネットの書き込みなどを頼りに、現在も営業中
(開館中)と思われるものを、暫定的にリストアップした。引続き
調査を行い、店名・状況が判明次第、リストに追加掲載する予定だ。
皆さんからの情報提供も歓迎(オートスナック、地元ゲーセン等の
設置は、あまり詳しくないので…)。なお、リストの記載ミスに
ついては、「コッソリ」指摘して頂けるとダメージが少ないので
助かります…。





~全国レトロパチンコ・パチスロゲームセンター、博物館リスト~
(2016.11.17の時点で、営業(運営)中と思われるもの)

※P/S:パチンコ・パチスロ併設 P:パチンコのみ S:パチスロのみ


★新潟県

「プレイゾーン BANG-BOO(バンブー)」S
http://www.tawara-s.com/bang-boo/
新潟県南魚沼市竹俣60-6 JR上越線・六日町駅東口から「六日町駅角」バス停まで歩き、
南越後観光バス乗車。「サンティック前」下車、徒歩2分。

★群馬県
「赤堀ステーション50」P
http://ameblo.jp/milk300/
群馬県伊勢崎市西久保町2丁目1450
JR両毛線・国定駅(南口)から「波志江・赤堀・
あずま連絡バス 市民病院北行き」乗車(本数少、
約15分)⇒「西久保町北」下車、徒歩8分

「アミューズメント PLAY7」S
http://play7.web.fc2.com/index.html
群馬県伊勢崎市境上淵名1102-19
東武伊勢崎線・伊勢崎駅南口から「東西シャトルバス」
(本数少)で20分、「上淵名十字路東」下車、バス停
降りてすぐ
「夢中惑星 館林店」P/S
http://mucyuwakusei.web.fc2.com/
群馬県館林市東広内町1118-1
東武佐野線・渡瀬駅から徒歩10分

★東京都
「パチスロ専門ゲームセンターDENDO~殿堂」S
http://www.okura-property.co.jp/dendo/
東京都台東区上野6-11-16
JR上野駅・不忍口から徒歩1分
「パチンコパチスロゲームセンターRISE」P/S
http://ameblo.jp/rise-777/
東京都豊島区巣鴨2-3-7
JR巣鴨駅・北口から徒歩1分
「池袋ゲームサードステージ」P/S
http://ameblo.jp/game-3rd-stage/
東京都豊島区東池袋1-39-8 第81東京ビル地下
JR池袋駅・東口から徒歩8分

★神奈川県
「レトロスロット専門ゲームセンター@オオネ」S
http://3f.ohne.co.jp/shop/
神奈川県秦野市南矢名1-14-35 3F
小田急線・東海大学前駅そば
「スロット専門ゲームセンター スターライト」S
http://www.star-light.jp/index.html
神奈川県川崎市川崎区小川町14-3
JR川崎駅・アゼリア地下街36番出口から徒歩1分
「パチスロ専門ゲームセンター ノスタルジア」S
http://ameblo.jp/nostalgia-slot/
神奈川県横浜市中区桜木町1丁目1 桜木町ぴおシティB2F
JR(横浜市営地下鉄)桜木町駅から歩いてすぐ

★千葉県   「パチンコ博物館」P/S
http://www.wakonet.co.jp/topics/t-patinko/t-patinko.html
千葉県旭市イ4212-11
JR総武本線 旭駅下車 タクシー5分
※ゲーセン・博物館ではないが、京成大久保のラーメン店
「麵屋 西陣」店内に、レトロ台が設置されているとの事。
(店主が西陣好きのパチンコマニア。あくまでも、食事に
来たお客さんが楽しむ為のもの。喫煙・休憩ブースに設置)
「麺屋西陣」…千葉県習志野市大久保3丁目13-4 大久保ビル1F
京成大久保駅から徒歩8分



★埼玉県
「パチスロ・パチンコゲームセンターDENDO~殿堂蕨店」P/S
http://www.okura-property.co.jp/dendo/warabi/
埼玉県蕨市塚越1-2-5 パールプラザビル2F
JR蕨駅・東口から徒歩1分
「パチンコ・パチスロ博物館 セレワン」P/S
http://ameblo.jp/sele-1/
埼玉県春日部市永沼1821-8 エメラルドプレイランド庄和店2号館2F
越谷春日井バイパス沿い

★静岡県
「パチンコ・プチミュージアム CRベルポルト2IN伊豆高原」P/S
公式HPなし
伊東市八幡野1282-81
伊豆急・伊豆高原駅から伊豆東海バス乗車、
「高原中央」バス停下車、歩いてすぐ

★愛知県

「パチスロ ゲームセンター758(ナゴヤ)」S
http://www.hollup.co.jp/758/3.html
 愛知県名古屋市西区鳥見町4-38-3
地下鉄鶴舞線・庄内通駅(2番出口)から徒歩10分

★岐阜県

「岐阜レトロミュージアム」P(レトロ自販機等も展示)
公式HP…なし
岐阜県山県市椎倉323
JR岐阜駅からバス(55分)で「椎倉」停留所下車。
歩いてすぐ。

★大阪府

「古代遺産」P/S
http://www.kodaiisan.jp/
大阪市天王寺区悲田院町4-14
「天王寺ホール」2F
JR天王寺駅・北出口から約30秒

★岡山県

「レトロスロットゲームセンター岡商店」S
https://www.facebook.com/bakutiya
岡山県津山市坪井下1731
JR姫新線・坪井駅から徒歩15分
(バス⇒坪井駅前~「坪井」停留所下車)  

リーチ目シール再現(コンチネンタルII)

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昔懐かしい「リーチ目シール」。

出来る事なら「現物」が欲しいが、なかなか手に入れる
機会もないので、自分なりにどうにか「再現」してみた。

当時、このシールを台の頭上や手元に貼っておく店が多かった事は、
皆さんもよくご記憶だろう。お察しの通り、ユニバーサル3-2号機
「コンチネンタルII」のホール用リーチ目表である。



コンチネンタルII(ユニバーサル、1992年登場)

まぁ、コンチIIに限らず、ユニバ系全般の定番アイテムだった
そういや、以前、コンチIIIのリーチ目表を再現した事もあった。
(無論、他社の台も、このテのシールはごく普通に存在した)

↓↓コレ↓↓



「この目が出ると何かが起きる!!」の謳い文句が、どことなく
「昭和の名残」を感じるというか、妙な古臭さがあってイイ感じ。


載っているリーチ目は計8個だが、数ある入り目の一例に過ぎない。
基本は「単チェ」と「スベリ」。コンチIやアメマグを継承していた。


但し、本機を打ち込んだ方ならお判りだろうが、上のリーチ目表には、
「100%の鉄板目」でない形が、1つだけ入っている事に注意が必要。

以下、各出目を簡単に検証しよう。


(リーチ目表・上段)
・左端:「中段単チェ」は問答無用で鉄板のリーチ目(BIG、REG、SIN共通)。
(但し、中リール中段まで青7がスベればBIG、赤7がスベってくればSIN確定)
・左2:「角チェリー付き青7の中段テンパイ」も、BRS共通のリーチ目。
(但し、スベってテンパイすれば、BIGorREG)
・左3:「角チェリー付き青7⇒異色7(赤7)中段テンパイ」も、BRS共通目。
(但し、スベッてテンパイならREGorSIN)
・右端:「チェリー+青リンゴの複合役」も、ボーナス100%のリーチ目。
(チェリー複合なら、リンゴは斜め揃いでも平行揃いでもOK)

(法則1)通常、左上段チェリー時は、中リール中段にも
チェリーが止まって「右下がり連チェリー」の形になる。
この法則が崩れて、右下がりの連チェでない形は、全て
リーチ目扱い(単チェ、平行連チェリー)。

(法則2)同色の7がスベってテンパイすれば、REG以上確定。
逆に、異色7がスベってテンパイなら、REG以下が確定する。


(リーチ目表・下段)
・左端:「赤7の右上がりスベリテンパイ」は、BIGorREG。
・左2:「角チェリー付赤7の中段スベリテンパイ」もBIGorREG。
・左3:「角チェリー付赤7⇒異色7(青7)スベリテンパイ」はREGorSIN
・右端:「チェリー+オレンジの複合役」はBRS成立中も出るが、ガセも有り。

(法則3)通常、左下段にチェリーが止まると、中・中段にもチェリーが止まり
「右上がり連チェリー」となるが、この法則が崩れて右上がり連チェに
ならないと、リーチ目の可能性がある。但し、左上段チェリー時と違い、
法則崩れの下段単チェや平行連チェでも、ガセる事がある。

(法則4)コチラも同色7がスベってテンパイならREG以上確定。
逆に、異色7がスベってテンパイすれば、REG以下が確定する。


という訳で、降臨しても「何かが起こらない(ガセる)」事のある
出目とは、下段右端の「チェリー+オレンジの複合役」。

これは初代コンチでもガセったが、コンチIIの場合、中、右で
オレンジが「スベリ」を伴って揃っても、平気でガセったのだ。
(コンチIは、左がこの形でオレンジが中or右でスベれば鉄板)

逆に、左にチェリー付きオレンジが出て、中or右でオレンジが
外れた形はリーチ目となる(コンチIの場合、BR非成立時だと
ビタでオレンジを狙わないと揃わない制御の為、中・右で
オレンジがハズれても普通にガセあり)。


遊技中は、こうした出目の「異変」が起きる度、ジワッと脳汁が出た。
但し、自分は「左上段・青7(枠上チェリー)狙い」が基本だった為
(初代コンチの「上段BAR狙い」と同じ)、上掲したチェリー付の目
(BR成立後の等倍返し)が出る前に、「青7の上段スベリテンパイ」で
ボーナス察知の機会が多かった。この停止形を左に毎回狙っていれば、
チェリーをしっかりフォローできるうえ、チェリーのこぼしによる
「ガセスベリ上段テンパイ」にも騙されずに済む。中リールの青7が、
何かの「引力」にしたがってツルッとスベッて来た時の爽快感…。


上段青7スベリテンパイ(左枠上チェリー)のリーチ目(二確)。
この時点でBIGorREG確定。後は右を狙って「どっち?」の形。
因みに、赤7が中リール上段にスベって来たら、REGorSIN。
但し、左のチェリー狙いが不正確だったり、左枠上がオレンジ
だったりすると、チェリーこぼしによる「ガセスベリテンパイ」多発。

(追記)コメントで「左枠内チェリー無⇒中リール中段チェリー停止」に
ついて触れた方がいましたので、追加説明をさせて頂きます。その形は、
左上段にチェリー付き青7を狙わない時、頻繁に出るこぼし目ですね。
本機の場合、(BR未成立の状態で)チェリーが成立すると、左枠内に
チェリーが停止しているか否かに拘わらず、中リール中段にチェリーを
積極的に停止させる「引き込み制御」が働きます。加えて、中リールの
青7と赤7の下には共にチェリーがある為、チェリーが中リール中段まで
スベってくれば、必然的に、1コマ上にある青7、赤7が上段にスベッて
きます。これが、左上段青7頭の「上段ガセスベリテンパイ」の正体。
但し、チェリー付き青7を左上段(枠内)に毎ゲーム目押しする限り、
チェリー成立時は左枠内にチェリーを引き込んでくれる為、チェリー
こぼしによる「上段ガセスベリテンパイ」も起こりません。
(追記、ここまで)


早稲田「三光堂」、新宿東南口「てんとう虫」、歌舞伎町「日拓I」
「ニューメトロ」、向ヶ丘遊園「ニューギンザ」など、当時コンチIIと
対峙したホールは数知れず。但し、コンチIのような爆発力を期待して
打っていた訳ではない(⇒ノーマルに限った話。後半、裏コンチIIが
増えたのも事実で、「青パネルのコンチIIは爆発する」という噂が、
まことしやかに流れた時期もある)。


一撃の爆裂性は無くても、上記したような香ばしい「スベリ」や
「連チェ崩れ」を体感できるだけで、私などは大いに満足だった。
普段、一定のリズムでリールをポンポンと止めている時、唐突に
青7が上段にスベってテンパイする。テンパイ音と同時に味わう
「刹那の違和感」に心底シビれたのだった。実際にボーナスを
揃えるよりも、こうした瞬間的な違和感目当てに本機を打った、
といっても過言ではない…。

ディスクジョッキー(大一、ハネモノ)

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1989年(平成元年)に大一商会から登場した
旧要件ハネモノ「ディスクジョッキー」


★賞球:8&13
★最高8ラウンド継続
★大当り中、下段ステージ奥に1個貯留


1990年夏、小田急線・向ヶ丘遊園北口の「ニューギンザ」
(現:Ginza P-Style)で初打ち。というか、同店以外で
触った事がなく、マイナーな部類に属した台と思われる。


文字通り、「ラジオのDJ」がモチーフで、ヤクモノ内には
二人のDJが陣取る。しかし、このDJは普通の人間ではなく、
「マイクが洒落たサングラスをかけている」という、何とも
コミカルな「擬人キャラ」であった。
(盤面上部左に、DJキャラのイラストが描かれている)


ヤクモノ構造は一見シンプルだが、要所でファンを魅了する
巧みなギミックを取り入れており、玉の動きには味があった。
そういえば、当時の大一は、本機の他にも「ピーコック」や
「安全大一P1(P2)」等、ちょっと風変わりだが妙にソソる、
「まにあっく」なハネモノを数多くリリースしていた。


本機のヤクモノは、上段、下段ステージの「二層構造」。
上段ステージは手前と奥に分かれていて、手前半分は
透明プラスチックの固定式ステージ。ハネが拾った玉は、
まず上段手前に乗る仕組みだ。一方、奥側は固定でない
「可動型ステージ」だが、通常時、ハネが開いた瞬間に
可動床がパタリと縦に倒れてしまい、ステージとしての
役割はあまり果たさなかった。一方、大当りになると、
貯留解除まで可動床は倒れることなく、ステージの働きを
見せた。こうした動きの違いから、通常時と大当り中では、
上段から下段にアプローチする際の、玉のルートが異なる。
この落下ルートの違いが、本機の「肝」だったと言えよう。

また、上段ステージ奥には、下段に玉を送る縦型の回転体も
配されていた。「左端・中央・右端」に三分割された構造で、
水車のように縦回転するが、コチラは主に大当り時に活躍。


一方、下段ステージは上段と違って一枚板だったが、上から
落下した玉が手前に転がるよう、スロープ状になっている。
また、下段奥のセンターには、玉を1個のみ貯留可能な
スペースがあって、そこを起点にV方向へ向かう、小さな
レール(ガイド)もあった。但し、通常は貯留スペースの
ストッパーが出ておらず、貯留も行わない。あくまでも、
上段手前の透明ステージに乗った玉がダイレクトで落下後、
手前中央方向に転がって、Vに入れば大当りとなる。
以下、これらの動きについて、さらに説明しよう。


左右オトシ入賞で1回、ヘソで2回ハネが開閉。ハネが拾った玉は、
上段の透明ステージ上でクッション後、奥に転がってから落下。
この時、仮に最奥部まで転がれば、回転体を経由して下段奥に
運ばれる。だが、先述の通り、通常時はチャッカー入賞後に
奥の可動床がバタリと倒れてしまう為、回転体まで到達する
玉のルートは、(ほぼ)閉ざされていた。

稀に、ヤクモノに勢いよく飛び込んだり、ヤクモノ入賞の
タイミングが普段とズレたりすれば、回転体に届く場合も
あった。だが、それはレアパターン。ヤクモノに入った
玉の多くは、上段ステージ手前の透明ステージ上でいったん
クッションしてから奥に転がり、奥の可動床が倒れて空いた
空間から下段ステージ中腹に落下。さらに手前V方向へと
折り返すルートを取った。この時、馬鹿正直に下段中央に
落下するよりも、多少左右にブレてから落ちた方が、
下段の玉のアクションが変化してVに入り易かった。

一方の下段ステージは、割とシンプルで平坦な構造だ。但し、
ステージ上の玉が手前に進むように、多少「傾斜」していた。
上段から落下した玉は、下段ステージを手前に折り返して、
Vゾーン方向に転がる。Vは手前中央、その左右はハズレ穴。
角度よくステージ上を転がった玉が、Vに入れば大当りする。
なお、初当りの段階で、まだ「貯留」は絡まない。



首尾よく大当りすると、下段ステージ上(センター奥)の貯留
スペースにストッパーが働いて、1個貯留が可能になる。また、
貯留解除前は、上段奥の可動床が倒れるカラクリもないので、
手前から奥の回転体を通り、下段奥に向かうルートができる。

つまり、通常時は上段手前から直接下に落ちるルートが
メインだったのに対して、大当り中(貯留解除前)だと、
必ず回転体を経由して、下段奥⇒手前V方向へと動く。


この回転体は「左・中央・右」に3分割されていて、
左右が橙、中央がシルバーに色分けをしてあった。
上段で両脇にばらけて左右の回転体に乗った玉は、
そのまま下段奥左右から出てくる為、センターの
貯留スペースに収まりづらい(絶対乗らない訳では
ないが)。一方、中央の銀色回転体に入った場合は、
下段ステージ奥の中央から再び出てきた玉が、ほぼ
確実に貯留スペースに収まった。同じ回転体への
入賞でも、両サイドと真ん中では大違いである。

解除された貯留玉は、手前に伸びた短いレールに乗り、
安定した状態でVゾーン目指してコロコロ直進する為、
高確率で継続となった(後続に弾かれるとアウトだが、
止め打ちで対応)。貯留さえあれば、継続率は高い。

肝心の貯留解除タイミングは、ハズレ7カウント又は
ハネ12回開閉後である。解除後は、通常時と同じく、
上段ステージ奥の可動床がバタリと倒れてしまう為、
回転体を経由して下段に送られる玉のルートは、(ほぼ)
無くなってしまう。故に、パンク確率も大幅アップする。

つまり、各ラウンドで、下段奥に1個貯留するか否かが、
V継続を左右する最大の「肝」となった。但し、中央の
銀色回転体を通らないと、確実な貯留は難しい(たまに、
左右の回転体経由で、貯留に成功する事もあったが…)。

運が悪いと、ハネに拾われた玉が上段ステージ上で
立て続けに左右に逸れてしまい、両サイドの回転体
ばかりに入賞して、早いラウンドであっさりパンク
する事も多かった。無論、ハネの空振りが続いて
ヤクモノにさえ入らないと、さらに焦りは増した。
「ヤクモノに入れ、中央回転体に入れ、貯留しろ!」と、
常にジリジリ・ハラハラさせられた、大当り中の感覚。
まさに、ハネモノの「醍醐味」である。


件の「ニューギンザ」では、主にデジパチや一発台、
パチスロをよく打っていたが、資金が乏しくなると
ハネモノのシマに立入る事もままあった。手持ちの
残金1000円を百円に両替して、「これでダメなら
メシ抜き」と覚悟して、未練がましくハネモノで
勝負を挑む。これが運よく打ち止め2500個に届き、
5000円チョイにバケる事もあって、まるで天下を
取ったが如く舞い上がった。ジェットで玉を流し
カウンターで特殊景品のライタ―石をお姉ちゃんから
受け取ると、裏口から路地を伝って小さな換金所まで
出向き、勝ち金を受け取る。そのまま店へと引き返すが、
無性に腹が減っていると気づき、路地沿いの角地にある
古いラーメン屋で(ニューギンザの裏口と換金所の間に、
当時「ばんだい」という小さなラーメン屋ががあった)
「ラーメン+餃子+ライス」の祝勝会。ささやかだが、
身も心もポカポカに温まる、至福のひと時であった。
しかし、残った数千円は、調子に乗って座ってしまった
ドリームXやエキサイト麻雀などに吸い取られて終了…。
そんな感じで、大学の授業もそっちのけで途中下車して、
ホールに通う毎日だったあの日。実に愚かしい青春だが、
今となっては、古き良き思い出でしかない。


「トリプルファイター」ロケ地考察

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今回もかなりの局地ネタ…


このところ、Youtubeの円谷プロ公式チャンネルが配信する、
70年代・特撮ヒーロー作品の「リバイバル」配信を見るのが
楽しみの一つになっている(毎週月~金に1話づつ配信)。

現在の配信作品は「トリプルファイター」。SAT所属の
「早瀬三兄妹」が、デーモン率いるデビル星人と戦闘を
繰り広げる名作だ。「デーモン怪人」と呼ばれる多様な
ボスキャラが、各回ごとに登場するのも特徴。44年前の
1972年(昭和47年)、TBSで月~金の夕方に放映された
(毎回1つのストーリーを短編5回に分けて帯枠で放映⇒
5日分で1話完結)。

自分は’71年生まれなので、僅かにタイムリーな作品では
ないが(放映当時は1歳)、幼少時、ウルトラマンシリーズの
再放送などは好んで見たので、「円谷プロ特撮ヒーローモノ」
と聞けば、それなりに食指も動くし、思い入れもある
(円谷モノの「メンコ」も、捨てずに多数残してある)。

なお、「トリプルファイター」は1975年にもテレビ東京
(当時は東京12チャンネル)が「戦え!トリプルファイター」
のタイトルで再放映したらしいが(当時4歳)、リアルタイムで
番組を見た記憶はない(ウルトラマンや仮面ライダーといった
各シリーズの再放送なら、TBSやフジで何度も見たが…)。


その円谷公式chでトリプルファイター配信前にやっていたのが、
「レッドマン」(別名「赤いアイツ」「赤い通〇魔」)という、
知る人ぞ知る特撮モノだった(現在、レッドマン展示イベント
「赤いアイツ展」が、中野ブロードウェイ「墓場の画廊」にて
絶賛開催中(今月28日迄))。コチラも1972年OAの作品で
(日本テレビ「おはようこどもショー」枠)、私にとっては
決してタイムリーではない。しかし、当時のメインロケ地が
小田急線「生田」「読売ランド前」界隈の造成地だった事が
判っている(同社の大岡社長がCS特番のインタビューで明言。
他に千葉・御宿の砂浜など)。

あの界隈といえば、かつて東映撮影所(東映生田スタジオ)が
読売ランド前駅の近くにあり、仮面ライダーシリーズの撮影が
行われていた。また、世田谷の砧が本拠だった頃の円谷プロも、
手近なロケ地として、生田界隈によく出向いたという。まさに、
レトロ特撮ファンにとっては、「聖地」の一つとされる場所だ。

その生田(というか読売ランド)界隈で、昭和~平成初期の
20年以上を過ごした私は、「レッドマン」に対しても特別な
「親近感」を覚えずにはいられなかった。結果、この間まで
配信されていた「全138話」の動画を、欠かさず視聴した。
(とはいっても、1話につき3分程度の超短編だったが…)
既に、各回に登場した怪獣、ロケ地(大まかな分類)、トドメを
刺した必殺技について、全話分を纏めた「リスト」も作成済み。
今は、ウィキ辺りにシレッと流用されるのが嫌で、アップは躊躇
しているが、いずれ気が変わったら記事で紹介するかもしれない。

その際、国土地理院HPが提供する古い航空写真を見つつ、
具体的な「ロケ地」を探したりもしたが、1972年当時の
写真は白黒のみで(1975年時点のカラー写真はあるが、
3年で造成は大きく進んで地形も変貌)、正確なロケ地は
遂に掴めずじまいだった(第6話「ガラモン登場」などは
南生田「春秋苑墓地」裏の山道っぽい雰囲気が漂うが…)。

なお、先日ツイッターで検索を
かけたところ、レッドマンが「多摩区菅馬場」の造成地で
撮影されたとする、貴重な書込みを発見。確かに、72年
当時の航空写真でも、それらしき造成地の姿が確認できる。
(「寺尾台団地」とバス通りを挟んで真向かいの一角が、
70年代のある時期、巨大な造成地になっていた)


まぁ、そういった流れを受けて、レッドマンの配信終了後、
新たにリバイバル配信が始まった「トリプルファイター」
についても、引き続き視聴させて貰っている次第。


そんな折、数日前に配信されたある動画を見た瞬間、
私の「脳内レトロセンサー」がビビビッと反応した。

タイトルは「トリプルファイター第5話①、催眠銃AZ作戦!
怪人ブレイカー登場」
https://www.youtube.com/watch?v=BYAOQ2Cg90k


この動画を見ていたら、ロケ地が小学生時分よく訪れた、
馴染みのエリアだった事に気がついた。それは、川崎市
多摩区三田の「西三田団地」周辺である。



(C)Google (C)ZENRIN


上の地図を参照しながら、各場面毎にロケ地を説明すると…


「1:29~2:03」(バス停や道路にいた一般人が、
黒づくめのデビラ軍団に「催眠銃」で襲われる場面)
⇒上図「A」(西三田団地の坂を上って、長沢浄水場の
外周道路にぶつかるT字路付近)

「3:27~5:27」(襲撃現場に駆け付けた早瀬三兄妹が、
催眠銃でデビラ化した人々(あっちゃん(少年)含む)と
ショック銃で戦うシーン)
⇒上図「B」(三田小学校裏の十字路)

「5:28~6:11」(哲夫とユリが隣町の襲撃現場に急行、
デビラ軍団と戦いを繰り広げるシーン)
⇒上図「C」(AとCの間、西三田幼稚園沿いの細い道路)

「6:12~ラスト」(催眠銃で撃たれてデビラ化した勇二が、
バイクで現場から走り去る場面)
⇒上図「B」

私は三田在住ではなかったが、70年代後半~80年代前半、
当時所属した少年野球チームの試合が、西三田団地内の
「三田少年野球場」で行われる事が多く、三田界隈には
頻繁に足を運んだクチである。動画を見て「あっ」と
声を上げるほど、撮影地にピンときた。配信の動画は
いずれ消えるかもしれないが、こうしたロケ地情報は
ずっと残しておきたい為、こうして記事を作った訳だ。


(C)円谷プロ

⇒ロケ地A…少年(あっちゃん)が隠れた斜めの電柱は、
「西三田団地3-7号棟」脇のもの。


(C)Google
奥側が、当時あっちゃんが身を潜めた電柱。隠れた「名所」。


(C)円谷プロ

⇒ロケ地B、画面左奥の白い建物は「西三田団地3-2号棟」。
画面右手前の建物は「川崎市立・三田小学校」(その奥に
西三田団地2-7号棟もチラッと見える)。手前左側にある
有刺鉄線付きフェンスは、十字路に建つ「鉄塔」のもの。


(C)Google
現画像では道の両脇に木々が茂っていて、十字路からは
学校も団地も見えづらい。なお、配信映像では、鉄塔の
柵に「大林酒店」(三田にあった老舗酒屋、先頃クローズ)
と書かれた看板が一瞬見える。動画を注意深く観察すれば
判るハズ。



(C)円谷プロ

⇒ロケ地C…正面突き当たりの建物は「西三田団地3-5号棟」。
右奥ピンクの建物は「西三田幼稚園」。手前右に見えるのは
「三田こども文化センター」の敷地(二本柱の鉄柵も現存)。
ロケ地Cの設定は、「新たに襲撃された隣町の現場」だが、
実際はロケ地Bの二本隣にある道路。「隣町」ではなく、
極めて「至近距離」だった…。


(C)Google
道路右側は、幼稚園など撮影当時の面影も残すが、
左側はすっかり変貌。小奇麗なマンション、住宅が
立ち並んでいる。



因みに、少年(あっちゃん)が赤電話でSAT本部に
連絡する場面は、三田小学校裏の十字路(ロケ地B)
にあった店舗が使われている。現在は「日本ボーイ
スカウト神奈川連盟・川崎第46団ハウス」が建つが、
撮影当時、この施設だったかは不明。

また、確証はないが、「2:33~3:26」の戦闘場面
(木々が生い茂った、薄暗い未舗装の道路)は、以前、
三田少年野球場に続く遊歩道が、ちょうどあんな暗い
雰囲気だったのを覚えているから、或いは球場の傍で
撮影された可能性もある(球場隣の「三田第1公園」
かもしれない。詳細は、現在調査中)。


そういえば、この三田エリアには、以前「セントラル」という
スポーツ用品店もあって、「仮面ライダーV3」のロケ地として
知られた。私も70年代~80年代前半、この「セントラル」には
三田球場で少年野球の試合がある度に出入りしていた。バットや
ボールなどの野球用品は勿論の事、スポーツドリンク「NCAA」の
粉末タイプとか。エアーサロンパス、テーピングなどといった、
地元スーパーではあまり見かけないアイテムをよく購入した
(読売ランド前駅の交番向いにあった「中央スポーツ」にも、
ちょくちょく出入りした事を思い出す)。もう10年以上前に
潰れてしまったという、三田のセントラル…懐かしい。



国土地理院が提供する航空写真(1975年1月、
CKT7415-C35-10)をベースに、当ブログが
記号、図形、施設名を追加。

古い航空写真を使って西三田団地周辺の様子を確認すれば、
ロケ地(A~C)の位置関係も、さらにハッキリ判るだろう。

なお、「D」で示した箇所は、続く第6話「魔の9.8作戦を
ぶち砕け!」)で、勇二のSATバイクと敵のデーモンカーが
疾走した、砂利の坂道。また、「E」で示したのは、同じく
第6話で、「人工地震研究所」として登場する、白い建物。
Dは長沢浄水場の外周道路。Eは浄水場付近の施設(名称不明。
現在は「レイディアントシティ向ヶ丘遊園」が建っている)。


ニュートランプP-5(西陣、デジパチ)

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1992年(平成4年)に西陣から登場した
現金機デジパチ「ニュートランプP-5」


★新要件機(液晶表示)
★賞球:7&15
★大当り確率:1/206
★デジタル停止順:左⇒中⇒右
★図柄:0~9の数字とJ、Q、K、A、Pの計15種類
★最高16ラウンド継続
★出玉:約2400個
★意図的な連チャン性の無いノーマル機
★「P-5」だが、兄弟機は出回っていない
★左右ランプの「リーチ」表示は、当時の西陣台の特徴


ご存知の通り、先のアメリカ大統領選でトランプ氏が勝利。
意外な投票結果に驚かれた方も多いだろう(私も含めて)。
まぁ、今後のアメリカの動向に注目する意味でも、今回は
「トランプ」絡みの本機を取り上げさせて貰った。なお、
「定番」の機種は既にアップ済みのものが多かったので、
少々マイナー感のある本機に決定した次第である。

本機は、当時、新宿西口の「ジャンボ」(現存)で打ったが、
初見の時、「お、アラシキングっぽい」と直感して、興味深く
着席したのを思い出す。

ピンクの背景に白抜きの液晶表示は、かつて「大好物」だった
同社の旧要件デジパチ「アラシキング」(1990年登場)を
彷彿とさせた。同じ新宿の東南口の「平和」で少し前に戯れて
いた事が脳裏に浮かび、本機とも勝負してみたいと思ったのだ。


西陣「アラシキング」


アラシキングのような二段デジタルではないが、色合いはまさに
アラシキング譲り。図柄は「7セグ調」のやや角ばったフォルムで、
各図柄の外周が白枠で囲まれていた。対角にはハートやスペード、
ダイヤのマークも入っていて、まさにカードを思わせる表示だった。
当時のデジパチにしては、かなり美麗な部類だったと思う。無論、
麻雀物語のようなカラー液晶表示とは違い、それなりの「荒さ」も
あったが、それが却って、独特の「味」となっていた。

また、デジタルの回る様子も特徴的だった。ありきたりの高速変動
ではなく、クルクルとカードがめくれるように、横回転をするのだ。
非常に凝った動き。左・中が同図柄でリーチになると、右デジのみ
クルクルとスクロール。やがて速度が落ちてスローとなってから、
4~5コマほど進んで停止する。この動きは例外が無かったから、
スローになった瞬間、当りに近いのか、完全にハズレかの大まかな
予想がついた。なお、途中でサウンドやアクションが切り替わる、
SPリーチの類は無い。


一方、盤面と玉の動きに目を向けると、西陣お得意の「ワープゾーン」を
搭載。始動チャッカー入賞のルートは、左右風車の内側からヘソに向かう
通常ルート以外に、天横のワープ入口から入った玉が、デジタル手前の
ステージ上に再び現れた後、手前に真っすぐ転がってチャッカーに入る
ルートも存在した。

また、デジタルの手前(ステージ奥)には、「スクリュー」のような
螺旋状の横棒がクルクルと回っていて、ワープ入口経由でステージの
両サイドに転がってきた玉を、ステージの中央に寄せる「誘導棒」の
役割を果たしていた。そうやって中央に寄った玉は、そのまま手前に
転がって、ステージ上から始動チャッカーに入賞するチャンスが大きく
アップする訳だ。こういった玉の動きを観察するのも、本機の楽しみの
一つだったと言えよう。

因みに、左オトシには「GO」と書かれたチャッカーがあって、
入賞すると、その真上にある電動役物のゲートが一瞬開く。
この電役はメインデジタルのチャッカーも兼ねていたから、
GOが甘ければ、デジタルの回りがアップしたのだ、但し、
実際は「お飾り」的なもので、GOはシメられがちだった。


当時流行りの連チャン機ではなかったが、元々「1/206」と甘い
確率だったから、数珠連チャン機の如く、100回以内でポンポン
続けてくる事もあった。このテの美麗な液晶表示の台が当ると、
それだけで得した気分になったものである。


そういえば、1990年代前半を振り返ると、本機の他にも、様々な
「トランプ」絡みの台が登場した。当時の「流行」ともいえよう。
今思えば、その「発端」となったのが、京楽の旧要件デジパチ
「ニュートランプカード2」(初のSPリーチ搭載)ではないか。
あの台が世に出て以降、他メーカーも競ってトランプがテーマの
台をリリースするようになった。

今回、折角の機会なので、その頃出ていた「トランプ台」を、
思いつく限りリストアップしてみた。今のところ、ネットで
そういったトランプ台をまとめたサイトは存在しない模様。
このリストが、90年代パチンコ研究の一助になれば幸いだ。



 「トランプ」に因んだパチンコ台一覧
(今回は、1989年~1996年登場のものに限定)
 「暫定版」なので、他に思い出したら、その都度追記。

※「トランプに因んだ」台の条件
⇒以下の(1)~(5)の1つでも該当すればOKとした
(1)機種名から「トランプがモチーフ」と明確に判る台
(2)盤面にトランプのカードや人物が描かれている台
(3)デジタルに4種のマーク(♡♤♢♧)が全て使われている台
(4)デジタルに「J、Q、K、A」の英字が全て使われている台
(5)その他、自分なりに「トランプ絡み」と判断した台(←曖昧w)


(京楽)
ニュートランプカード(1990、旧、デジ)
ニュートランプカード2(1990、旧、デジ)
トランプカード(1990、旧、デジ)
トランプエース(1991、デジ)
たぬ吉くん2(1992、ハネ)


(西陣)
ラスベガス(1990、旧、デジ)
ニュートランプP-5(1992、デジ)
フリーゲームEX(1994、デジ) CRマジックボックス(1996、デジ)
ヘブンブリッジ(1996、ハネ)⇒ダジャレ枠※
※わざわざ追記するのも何だか恥ずかしい感じだが、
コメントで触れた方がいらっしゃるので書いておく。
⇒機種名がトランプの「セブンブリッジ」に似ているから

(三共)
マジシャンI(1989、旧、ハネ)
ビッグポーカーIII(1991、権利)
ロボくんI(1991、ハネ)
フィーバークイーンII(1993、デジ)
フィーバーバニーガールズ(1994、デジ)
フィーバーリノ(1995、デジ)
CRフィーバーリノSP(1995、デジ)

(平和)
ブラボーセンチュリー(1990、旧、デジ)
ブラボークリスタル(1991、デジ)
トランプ物語SP(1994、デジ)
ブラボーロイヤル(1995、デジ)
ロイヤルフラッシュ(1995、権利)
CRサクセスストーリー(1995、デジ)

(ニューギン)
グランドエキサイトG(1991、旧、デジ)
エキサイトポーカー(1991、デジ)
キューティーバニー(1994、権利)
プリティーハート6(1996、権利)
※おっと、コメで書いてくれた人がいる通り、
エキサイトマジック(1990、旧、デジ)も
入れておかないと。あのデジタルの動きは
カードをイメージしたものといえる。
過去記事で自分自身がそう書いていた(汗))
盤面にトランプのイラストも描いてある。
(兄弟機エキサイトマジック2には無い)


(三洋)
キューティー7II(1993、デジ)
CR冒険島(1995、デジ)
冒険島2(1995、デジ)

(マルホン)
ミスタートランプ(1992、デジ)
CRトランプマン(1993、デジ)

(大一)
スタークロス(1994、ハネ)
ダンスダンス2,3(1995、デジ)
デッカー(1996、デジ)

(奥村)
ビルボード(1989、旧、デジ)
ドリームEX(1991、デジ)
ドリームZ(1991、デジ)
フロンティアGP、SP、DX、SP-AA(1993、デジ)
CRエンペラー2(1993、デジ)
ドリームガールズ(1994、デジ)
ガールズDX(1994、権利)
バンザイキング(1995、権利)
バンザイクイーン(1995、権利)


(豊丸)
ロータリーマシン(豊丸、1989、一発)
カジノ伝説2(1994、権利)
トランプ天国3(1995、デジ)

(三星)
オールマイティー(1990、旧、デジ) フーリガン(1994、権利)

(藤商事)
メガトロン(1990、旧、一発)

(高尾)
ピラミッド2(1993、デジ)  

(註)
旧…旧要件機(その他は新要件機)
デジ…デジパチ
一発…一発台
権利…権利モノ
ハネ…ハネモノ

財布に優しかったアメリカーナマグナム(ノーマル)

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現役時、不調続きで財布の中身がスカスカなのに、
どうしても「スロ欲」が収まらない事がよくあった。

「金は無いけど、ボーナスを引きたい!」

「なけなしの3000円で、リーチ目を拝みたい!」

特に、スロの魅力にとりつかれた90年代初頭は、
何を打っても面白く、大学の授業そっちのけで
連日ホールに入り浸りのダメ学生だったから、
そんな欲求にしょっちゅう駆られていた。

そんな金欠時の期待に何度も応えてくれた「恩人」が、
ユニバーサル3-1号機「アメリカーナマグナム」である。
(以下「アメマグ」と呼ぶ)


「アメリカーナマグナム」
(ユニバーサル3-1号機、1990年登場)

※機種名(マグナム)や赤7の形に因んで、「鉄砲」と呼ばれる事も。
因みに、4号機「シルバーブレット」の赤7も、アメマグ譲りだった。
(ブレットは「弾丸」の意)
また、札束っぽい「BAR」は、初期4号機「トロピカーナ」に継承。


「ボーナス合成確率の甘さ」…これが、本機の特筆すべき特徴である。
(スペースバトルもバケがガンガン出たが、「合成」では本機が上)

おっと、語弊なきよう言っておくが、あくまでも「ノーマル」の話。
波の激しい「チューンナップVer(裏〇ノ)」は、この限りでない。
(当時、連チャン台が当たり前の如く出回ったが、初期のアメマグは
ノーマル(らしき出方)も結構見かけた(徐々にコンチ化したが…))

Aタイプで、シングルボーナスもある本機。ビッグ確率は辛いが、
その分、レギュラーは引き易い。また、シングル確率も非常に
甘い数値となっていた(以下の確率表を参照※)。

※釘師マンさんよりボーナス確率について情報を頂きました(感謝)。
調べたところ、確かに、ネット上には2種類の解析値がありますね。
当方が載せた(B)のデータは、4年前の当方の過去記事の数値を、
そのまま使ったもの。その4年前、手持ち資料に解析値が見当らず、
やむなく、当時ネット上で目にした、(B)の解析値を採用したと
記憶しています。ただ、先ほど、レトロ台解析をメインにやって
おられる2つのサイトを拝見したところ、どちらも釘師マンさんが
コメに書かれた(A)の解析値と、ほぼ同じ値でした。信憑性は
極めて高いと思います。ここは素直に(A)説を取るべきですね。
今回、古い資料を流用したのは、迂闊だったと反省しております。
(自粛はしませんけどw)一応、比較用に(A)(B)二種類の
データを併記しました(A説が正しいと思いますが)。当時、
3000円で1回もSINが揃わなかった経験が幾度もありますが、
「1/57」を引けなかったと考えれば、納得がいきます。
((B)説のSIN確率はチト甘いな、とは思っていました)
今後、(B)説の「出所」を改めて調査したいと思います。


(A)
     Big     Reg  Sin    BRS合成
設定1 1/546  1/136  1/57  1/37.41 
設定2 1/436  1/136  1/57  1/36.78
設定3 1/356  1/136  1/57  1/36.09
設定4 1/298  1/136  1/57  1/35.40
設定5 1/252  1/136  1/57  1/34.64
設定6 1/230  1/136  1/57  1/34.19


(B)

     Big     Reg  Sin    BRS合成
設定1 1/468  1/157  1/52  1/49.88 
設定2 1/409  1/146  1/50  1/34.14
設定3 1/364  1/132  1/49  1/32.54
設定4 1/327  1/120  1/48  1/31.03
設定5 1/297  1/110  1/46  1/29.14
設定6 1/256  1/93    1/46  1/27.47


設定差の大きいビッグは、低設定域だと特に引きづらい。
だが、バケに関しては、全設定とも甘めの値。約1:2~
1:3のBR比率で、設定が悪くても安ゼニで一度くらいは
バケを引けたものである。運が良ければ、バケが連チャンで
続いて巧くビッグに繋がる。バケ中心の出方ではあったが、
持ちコインが「ジワジワ」と増えてくれる展開も多かった。

また、シングルボーナスのリーチ目が、ビッグ、レギュラーと
基本的に「共通」だったから、リーチ目降臨の度に「ビッグか、
バケか、シングルか」という「岐路」が訪れた。合成確率から
判る通り、平均1000~2000円に1回の割合(設定差アリ)で
リーチ目に出会えた。但し、純増枚数だと、ビッグ約360枚、
バケなら90枚、シングルは21枚である。どのボーナスかで、
「見返り」も大きく変わったことは、言うまでもない。


ビッグ


レギュラー


シングル

BRはともかく、シングルなど、枚数からすれば「小役に毛の生えた」
ような存在である。それでも、「リーチ目出現」⇒「目押しでどの
ボーナスかをチェック」というプロセスは、遊技として捉えた場合、
非常に秀逸であった。結果、シングルだったとしても、「1P回して、
ベルが揃って15枚で終了」という小役とは違って、純増の21枚を
獲得するまでの過程を楽しむ事が出来た。獲得枚数は少なくとも、
やはり「ボーナスはボーナス」である。

そんな風にアメマグ(ノーマル)のゲーム性にドップリと
ハマり、設置店に足繫く通った時期がある(90年~92年)。
当時の行動エリアでは、都電荒川線・早稲田駅「三光堂」
(現「パイナップル」)と、小田急線・町田駅「TAC5」
(後に「レインボー」⇒閉店)でアメマグを打っていた。
(その他、松本明子主演のパチンコドラマ「グッドラック」で
舞台となった、JR代々木駅東口「平和会館」にも並んでいた)
かの「世界全滅打法」さえ出なければ、もう少し「寿命」も
伸びていたハズだ…。

早稲田の三光堂は学校のすぐ傍だった為、講義終り、頻繁に
足を運んだ。当時、スロはユニバ系のみ入れていて、本機と
センチュリー21の2機種。その後、コンチネンタルIが入り、
コンチネンタルIIになり、チェリーバー、ソレックスも導入。
客はいつも少なかったが、店員、客共にマッタリしていて、
授業疲れの頭を休めるには、まさにうってつけの環境だった。
裏路地の「長屋の玄関」が換金所だったのも、この店の特徴。
(三光堂のすぐ近くに、「にっぽん」という超マイナーな
系列店もあったのだが、その存在に気付く前にクローズ。
もう一軒の「みよし」(現MIYOSHI344)には頻繁に
通ったのだが…「にっぽん」で打てなかったのが心残り)

一方、TAC5は町田の小さなスロ専門店。ワンフロアが
まるまるアメマグの頃によく通っていた。後にスーパー
バニーガール、バニーXO(新規導入時のエピソードを
以前書いたこともある)など導入。自宅最寄り駅から
学校とは逆方向の電車に乗る為、ほぼ「サボリ確定」と
なるコースであった。

冒頭書いた通り、資金難でスロなどおぼつかない時に、
「負けてもいいから、一度はリーチ目を拝みたい!」
と思えば、真っ先にアメマグの姿が脳裏に浮かんだ。
結果、この二店舗に出向く機会も、自然と増えた訳だ。

ビッグは難しくとも、バケなら比較的容易に引けた本機。
店に着くまでの間、脳内で「イメージトレーニング」を
行うのがお決まりだった。「持ち金4000円しかないが、
投資2000円で初レギュラーを引き、連チャンでバケが
3回繋がって、シングルも数度絡めた後に初ビッグ降臨。
とりあえず出玉が固まったら、バケで現状維持しながら
早めのビッグを3回引き、ドル1満タンにして即逃げ」
といった感じである。なぜか、アメマグを触る時は、
打つ前から妄想に取りつかれて「勝ったつもり」に
なりがちだった。何の根拠もなしに…。

それでも、イメトレ通りの好結果を残したこともある。
また、結果的に負けた場合でも、バケやシングルが
成立するたびにリーチ目を拝んで、思う存分ゲームを
楽しんだ上での全ノマレなら、ストレスも感じなかった。

ただ、低設定台につかまり、所持金の数千円でバケを一度も
引けない事もあった。さらに酷いと、高確率のシングルすら
全く出ずに、虎の子の4000円が尽きたりした。イメトレの
興奮はどこへやら、当初のアテが外れてしまい、ガックリ
肩を落として店を出る…勝負は水物だと痛感させられた。

ともかく、アメマグに座ったら「安ゼニで入り目を出す」。
それがビッグかバケか、或いは単なるシングル…結果は
まさに「神のみぞ知る」。

それでも、幾ばくかの金を投資して、ベルIV譲りの「うがい」
のようなテンパイ音と共に2確目が出れば満足だし、泣く子も
黙る鉄板の「中段単チェ(コンチIより本機の方が先輩)」が、
不意を衝いてバシッと降臨すれば、本懐を遂げた気にもなる。
そうしたリーチ目を一度でも拝んで帰るのと、全く出さずに
終わるのでは、当然ながら、満足度が全く違ってくるのだ。

無論、金欠時の大事な資金だから、毎ゲームチェリーを左枠内に
キッチリ狙い、「コインを1枚たりとも無駄にしてなるものか」
と、気合十分でレバーを叩いていた。


通常営業でノーマルの本機を打っても、大勝ちは難しかった。
だが、「リーチ目を出す、ボーナスを引く」というスロ本来の
魅力は存分に持ち合わせていた。「名機」と呼ぶに相応しい。


なお、本機のリーチ目の要点は、次の通り。

・中段単チェリーは鉄板

・連チェリー崩れ(通常のチェリーは、左リール上・下段にチェリー停止⇒
中・中段にチェリーが止まって連チェリーとなる。この制御が崩れたら入り)

・左⇒中で、ベル・プラム(15枚)よりボーナスを優先テンパイ
(通常時は15枚テンパイ制御が働くが、それが崩れればアツい。
結果、7テンパイ形の2確リーチ目が多く存在。但し、左枠内に
15枚役もチェリーも無い7のテンパイは、リーチ目と呼べない)

・リーチ目は基本ビッグ、レギュラー、シングル共通だが、
「BARよりも7を優先して引き込んだ形はBR濃厚」とか、
「7を引き込めるのに引き込まないとシングル濃厚」など、
停止形によっては、成立ボーナスを推測する事も可能。

・BARテンパイはリンゴやオレンジの取りこぼしで
出る事もあるので、「鉄板リーチ目」ではない。































~小役こぼしのガセもある形~








ローズフラッシュ(パイオニア、4号機)

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1999年(平成11年)にパイオニアから登場した4号機
「ローズフラッシュ」(Aタイプ)


★ボーナス確率


※ビッグ偏向型のスペック。設定6のみバケ確率が高い。


★ビッグボーナス3通り…「赤7、バラ、BAR」の各3つ揃い(15枚)
★レギュラーボーナス2通り…「7・7・BAR」「バラ・バラ・BAR」(15枚)
★通常時の小役3種類…チェリー(2枚)、ベル&プラム(6枚)、リプレイ
★ビッグ中の小役も同じ。但し、ベル・プラムは「10枚」。リプはJACIN。



下パネルの大きな赤いバラのデザインが、妖艶だった本機。
新百合ヶ丘Z店(現存)、東銀座R店(閉店)でよく打った。

複雑なリーチ目より、シンプルな「スベリ」推しの自分には、
まさにピッタリくる台だった。ビッグ図柄は3種で、黒BARが
揃ってもビッグスタートとなる。

設定6以外はビッグ偏向スペックなので、フラグ察知後は
ビッグを期待してしまうが、REGが増えれば6の可能性も
出てくる為、バケが連チャンすると複雑な心境になった。


ボーナスフラグ判別はシンプルで、リールがスベッて
小役やリプレイが揃わなければOK、の「原則」アリ。
当時、メーカーが出した機種広告の文言を借りれば…

「リールのすべりでボーナス告知!第2、第3停止時、すべり音と
共にリールがすべるように停止します。全て停止した瞬間、何も
揃っていなければボーナス確定!」(パイオニアの機種広告より)

まぁ、厳密には第1停止(広告の文脈から「左リール」を
指すと考えてほしい)でもスベリは起きたが、左は単に
「チェリーを枠外に蹴るスベリ(フラグ成立と無関係に
起こる)」もあるし、チェリーこぼし時は左リールのみ
スベったから、それらのケースを排除する意味で「第2、
第3停止時」と広告文に書いたのだろう。


それはともかく、本機はリールが「ズルリ」と来ればアツい。
先述の「チェリー蹴り」「チェリーこぼし」のスベリを除き、
各リールでスベリが起きて、第3リール停止時に小役もリプも
揃っていなければ、ボーナスとなる。何かのフラグが立つと、
どのリールも、目いっぱい成立図柄を引き込もうとするので、
引き込み範囲にあろうがなかろうが、リールが最大限スベる
コントロール制御を採用。また、チェリー以外の小役をこぼす
可能性が無いので、「スベリ⇒ハズレ」でBRとなった訳だ。

スベリ発生時は、ストップ音も変化する。通常時は「ファン、
ファン、ファン」という感じで鳴るが、リールがスベったら
「フヮーン」と音が伸びたのだ。さらに、そのスベリ幅が
大きいほど、音の伸び方も大きくなる。ストップ音は結構
デカいから、よっぽど五月蠅い店でなければ、音の違いに
気づくのは容易だ。


当初は順押しで楽しんだが、やがて攻略誌に「中押しDDT
(KKK)」が載ると、ひたすら中押しで遊技するようになる。

本機にはコイン持ちアップの攻略が存在。チェリーを左の
上下段にビタ押しすると、チェリー時には毎回角チェリー
(4枚)になった。中段チェリーは2枚なので、払い出しが
倍になる訳だ。塵も積もれば、というヤツで、プレイ数を
重ねれば重ねるほど、ジワジワと効果は表れた。

チェリー狙いは順押しでも可能だが、「常に角チェをビタ」
というのは、意外に疲れる手順。そんな折、中押しならば
左リールのチェリーを「中段以外の箇所」で押せば、必ず
角チェになる」と判明。小役狙いの目押し難度が低下した。

私も、その効果を実感して中押しに傾倒。また、順押しより
成立フラグを見抜き易いのも、中押しを好んだ要因の一つだ。

中押しは「中⇒左⇒右」の順でリール停止。目押しは不要。

まず、中段にリプレイ停止なら「チェリー、ベル・プラム、
リプレイ、ボーナス」の何れか。左リールはチェリーが必ず
角チェの4枚で取れるように、中段チェリーを避けて目押し
(中段ビタだと2枚になってしまう)。左のボーナス図柄は
全て「チェリーの2コマ上下」にあったから、チェリーが
見にくくても、赤7などの見易いボーナス図柄を左リール
上中段に押せば(ビタ不要)、チェリーは角に停止する。
最後の右リールは適当押しでOKだ。


一方、中リール中段がリプレイ以外なら「ハズレorボーナス」。
この時に、中リールがスベリを伴えば、ハズレの線は消える。
即ち、「ボーナス一確」となる訳だ(この瞬間がアツい)。
逆に、中段にリプレイ以外が「ビタ」で止まると、BRの
可能性がない「ハズレ一確」が多発(欠点といえば欠点)。


また、本機はリール下に「横長の赤いLEDランプ」があって、
レバーオン時、このLEDが点滅すると、チェリー以外の小役
かリプかボーナス確定。即ち、LED演出発生時、中リールを
最初に止めた時、中段リプ(小役なら必ずこの形)以外なら、
やはり1リールでボーナス確定となる。また、中段リプでも
チェリーならLED非対応役なので、やはりボーナスとなる。

さらに「後告知」も搭載。レバーオン時、リール窓上部左右の
バラが点滅。同時にリールもフッと消灯してブラックライトに
切り替われば、ボーナス確定となる。蛍光色のボーナス図柄が、
暗闇にジンワリ浮き上がるのが幻想的だった。但し、本機は
完全告知台ではなく、この告知はBR成立後の約1/10で発生。

因みに、本機の兄弟機に当る30φ沖スロ「キンバリー30」は、
左右ランプが「トビウオ」で、ボーナスフラグが成立すると、
必ずトビウオランプが点滅する「完全告知」タイプ。
(向ケ丘遊園の某店で、香ばしい出方をしていたな…)



一方、ビッグ中は「オートマックスシステム」と称される制御で、
目押要らずのリプレイハズシ可能。仕事疲れで目押しが億劫な時、
このシステムは有難かった。

1,2回目の小役ゲームは、順押しオヤジ打ちでOK。3回目は
変則押しに切り替える。押し順は、「右⇒中⇒左」の逆押し。
どのリールも適当押しでOKだ。小役成立時も、変則押しで
こぼす役はない。逆押しすると、JACINが必ず「中段受け」
になるので、左をどの箇所で止めても、チェリーを枠外に
蹴る結果、リプレイも外れる仕組み。「制御と配列の妙」。

しかも、通常時は6枚だったメイン小役のベル、プラムが、
ビッグ中は10枚に増えるので、ハズシ効果は大きかった。
残り7ゲームから順押しに戻す。ハズシ不使用時と比べて
30枚ほど多く獲得できた(平均枚数は約400枚)。


スベリでフラグを察知する「大好物」のゲーム性、実利を兼ねた
中押しの楽しさ、そして、仕事の疲れ目に優しいラクラクハズシ。
当時の私にとって、追いかけるに十分な魅力を持っていた本機。
よく「綺麗なバラにはトゲがある」というが、そこまでの恐い
トゲがあったとは思えない。まぁ、一部で出回っていたという
本機の裏〇ノは、「トゲだらけ」だったのかもしれないが…。


レッドマンまとめ(決まり手、怪獣登場回数、ロケ場所など)

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このまとめ記事、アップしようかしまいか長い事
悩んでいたが、やっぱりアップすることに決めた。

実は、既にウィキペディアにも「レッドマン」まとめがあり、
そちらにも各回の登場怪獣や決まり手などが記載されている。

しかし、「決まり手」に関して、ウィキは全138回放映分
のうち「1~37回」までの記載はあるが、続く38~136回
については何ら記載がなく、いまだ「空欄」のままである。
(ラスト2回(137回、138回)の決まり手は書いてある)

仮に、私がまとめ記事を投稿した場合、それを見た人が
全く同内容をウィキにシレッと転載してしまう可能性が
少なからずあるので(以前「偽造パッキーカード問題」
の記事を書いた際、見事にやられた)、なかなかアップ
する踏切りがつかなかった。引用先に当ブログの名前が
上がっているならまだしも、パッキー記事の時はそれが
全くなかったから、正直かなり腹が立った。

だが、こうしたまとめ記事は、いずれ誰かが書くと思うので、
転載されるのを覚悟でアップする。正直、作成にかなり時間と
労力を要した。安易に転載されるのは不本意だが、仕方ない。
まぁ、今後ウィキの「レッドマン決まり手リスト」の空欄が
急に埋まり出したら、「ああ、本記事を見た誰かが、慌てて
転載したのだな」と考えて、納得する事にしよう(ウィキの
編集ログを見れば、加筆修正の時期など、一目瞭然だが…)。


とまぁ、ここまでは完全に個人的な「愚痴」。無節操な記事の
「流用」を防ぐ為、当方なりに考えた「防御手段」でもあるが。


おっと、少し先走りすぎたようだ。肝心の「レッドマン」を
知らない方もいるかもしれないので、少し説明が必要だろう。

Youtubeの「円谷プロ公式チャンネル」が過去にアップした
レッドマン動画には、非常に簡潔にまとめられた作品紹介が
添付されている。この機会に、全文を引用させて頂く。

~以下、引用~

「レッドマン」とは、今年で放送開始50年を迎える
『ウルトラマン』『ウルトラセブン』の当初の企画名
でもあり、その名を譲り受けた正義の超人として誕生。

1972年、日本テレビ系列『おはよう!こどもショー』の
ワンコーナーとして放送されました。現・㈱円谷プロダクション
代表取締役社長の大岡新一が撮影を務めた作品としても知られています。
極限までシンプルかつ奥の深い、ヒーローvs怪獣バトルが魅力の痛快作です。

【レッドマン】
身長:42m
体重:3万t
出身地:レッド星雲レッド星
必殺技:レッドアロー、レッドナイフ、レッドフォール など

~引用、ここまで~


主役であるレッドマンが、毎回様々な敵と遭遇。レッドパンチ、
レッドキックをはじめ様々な技を駆使して、キッチリと短時間
(5分以内)で相手を仕留める。その様子は、「冷徹無比」な
印象さえ与えた。他のヒーローと一線を画する、「過剰」とも
取れる激しい攻撃が、ファンの心を強く揺さぶった。その姿は、
「赤いアイツ」の通り名にも相応しい(「赤い通り魔」と呼ぶ
ファンも)。子門真人が歌う主題歌も秀逸。さらに、ロケ地に
個人的なゆかりもあって、私の「ツボ」をグイグイ突く良作だ。
リアルタイムで視聴できなかったのは、残念というより他ない。
(放映当時、まだ1歳)

なお、本作が制作・放映された時期は、円谷プロが名作
「帰ってきたウルトラマン」を制作した直後。その為か、
レッドマンに出てくる怪獣は、「新作」キャラではなく、
「新マン」(当時、自分や周りの友人達は「帰ってきた
ウルトラマン」をこう呼んでいた。「帰マン」は個人的に
違和感アリ)やウルトラセブン、初代ウルトラマンに
登場した怪獣達の「再利用」が大半であった。予算や
時間の制約も、少なからずあったものと思われる。



 
「レッドマン」各話まとめ

(登場した怪獣、簡単なロケ場所、敵を倒した決まり手など)

(下記リストの見方)

★第〇話~第〇話のロケ場所…〇〇〇

第〇話 -〇〇〇(怪獣名)登場-

〇〇〇(決まり技(怪獣が複数の回は、怪獣毎に記載))

その他、個人的に気になった事を、あれこれとコメントした。

数話毎にロケ地変更のスタイル。何話から何話まで同じロケ地で
撮影されたかが気になる方は、この一覧が参考になれば幸いだ。




★第1話~第5話のロケ場所…造成地A

(C)円谷プロ
(第4話)


第1話 -ダークロン登場-

レッドキック⇒レッドアロー(爆破)

第2話 -ブラックキング登場-

レッドナイフ

第3話 -アーストロン登場-

レッドナイフ(爆破)

第4話 -アーストロン登場-

レッドチョップ

第5話 -ブラックキング登場-

謎のダウン⇒レッドフォール

 

(~ロケ場所変更~)

 ★第6話~第11話のロケ場所…山林
(山道、竹林、水田、池、茂みなど)

(C)円谷プロ
(第9話)


第6話 -ガラモン登場-

レッドアロー

第7話 -イカルス星人登場-

レッドナイフ

第8話 -ドラコ登場-

死んだふり⇒レッドアロー(メッタ刺し)

第9話 -イカルス星人登場-

レッドキック

第10話 -ガラモン登場-

レッド巴投げ

※レッドナイフが池に落ちて「水中爆破」の場面アリ

この池、かつて南生田にあった「老婆池」か?(未確認)

第11話 -ドラコ登場-

レッドアロー

 

(~ロケ場所変更~)

★第12話~第17話のロケ場所…斜面畑下
(斜面の畑に前後を囲まれた草地。傍に水田アリ)

(C)円谷プロ
(第12話)

(C)円谷プロ
(第14話)

第12話 -ペギラ登場-

レッドナイフ(爆破)

第13話 -ジラース・バルタン星人登場-

敵を両側からおびき寄せる⇒逃げる⇒二体鉢合わせで死亡

※冒頭、レッドアロー(爆破)で怪獣を挑発。タンポポが一瞬映る謎シーン。

初の怪獣二体出現。

第14話 -ゴーロン星人・ペギラ登場-

レッドナイフ(二刀流)二体同時倒し

第15話 -ジラース登場-

レッドアロー

第16話 -ジラース・バルタン星人登場-

ジラース:巴投げ

バルタン:逃走成功(捕まらず)

第17話 -ゴーロン星人登場-

レッドフォール

 

(~ロケ場所変更~)

★第18話~第25話のロケ場所…古タイヤ置場の周辺
(第25話はタイヤ置場に続く道路)

(C)円谷プロ
(第18話)


第18話 -ゴモラ登場-

レッドチョップ⇒パンチ&キックのメッタ打ち

第19話 -カネゴン・ウー登場-

レッドアロー、二体串刺し

第20話 -ウー・ゴモラ登場-

レッドキック(両足)二体同時倒し

第21話 -ウー・ゴモラ登場-

ウー:レッド投げ

ゴモラ:レッドアロー

※ゴモラの攻撃音が「パン、パン」とハリセン音(初)

第22話 -メフィラス星人・ウー登場-
レッドナイフ連続投げで2体爆破

第23話 -ゴモラ・メフィラス星人登場-

レッドアロー二丁刺し

第24話 -ウー登場-

レッドチョップ(といいつつ、実際はエルボー)

第25話 -メフィラス星人登場-

レッドナイフ
※メフィラスは、自らナイフに刺さりに行った?

 

(~ロケ場所変更~)

★第26話~第34話のロケ場所…造成地B
(切り立った崖下。造成地Aと同じ場所の可能性も)

(C)円谷プロ
(第27話)


第26話 -サドラ・ダンガー登場-

ダンガー:サドラにやられる

サドラ:レッドナイフ

第27話 -ゴーストロン登場-

レッドアロー投げつけ⇒突き刺さり⇒爆破

※序盤、ゴーストロンの火薬攻撃あり

第28話 -サドラ・ゴーストロン登場-

サドラ:ゴーストロンにやられる

ゴーストロン:レッド投げ⇒ジャンピングニードロップ

第29話 -ゴキネズラ・ダンガー登場-

ゴキネズラ:レッドパンチ

ダンガー:レッドナイフ

※ゴキネズラと戦闘中、なぜかスタッフが足元に「枯草」投げ入れ(演出?)

第30話 -ゴキネズラ登場-

レッドアロー

※レッドマンの打撃音が、途中ハリセン音になる(二回目)

第31話 -エレキング・テレスドン登場-

テレスドン:レッド巴投げ

エレキング:レッドナイフ

第32話 -ノコギリン・エレキング登場-

エレキング:レッド背負い投げ

ノコギリン:逃走⇒背後からレッドアロー投げつけて貫通

※エレキングが「煙幕」を使用

第33話 -キングマイマイ・エレキング登場-

レッドアロー二本連続投げ

※序盤、両怪獣が再会を喜びあって握手

第34話 -テレスドン登場-

後頭部をやんわりレッドチョップ

 

(~ロケ場所変更~)

 ★第35話~第42話のロケ場所…斜面畑

(C)円谷プロ
(第36話)


第35話 -ノコギリン・サータン・ベムスター登場-

ベムスターにレッドナイフ命中⇒(なぜか)サータン爆発
⇒(なぜか)三体まとめてKO

第36話 -ビーコン・サータン登場-

レッド巴投げ(二体を投げる)⇒投げられた怪獣、ワープして吹っ飛び死亡

第37話 -サータン登場-

レッドナイフ(小爆破)

第38話 -ビーコン・ノコギリン登場-

レッドマン逃走のフリ⇒背中越しにレッドアロー⇒二体串刺し

※ビーコンとノコギリンの「瞬間入替」シーンあり

第39話 -ベムスター・ビーコン登場-

両者の頭を鉢合わせ「レッド両成敗」⇒二体同時爆発

第40話 -サータン・ビーコン登場-

サータン:レッド背負い投げ

ビーコン:レッドフォール

第41話 -サータン・ビーコン登場-

ビーコン:馬乗り⇒レッドナイフメッタ刺し、

サータン:レッドキック

第42話 -サータン登場-

レッドナイフ

 

(~ロケ場所変更~)

★第43話~第56話のロケ場所…造成地B 

 (C)円谷プロ
(第53話)

第43話 -グロンケン登場-

レッドナイフ喉元ひと突き

第44話 -ザウルス登場-

レッドキック

第45話 -ザウルス・キングストロン登場-

キングストロン:レッドフォール(ザウルスに直撃)

ザウルス:レッド投げ

第46話 -グロンケン登場-

レッドフォール

第47話 -グロンケン・ザウルス・ステゴン登場-

グロンケン:レッドチョップ

ザウルス:レッド首投げ

ステゴン:レッドキック

第48話 -ザウルス登場-

レッド巴投げ

第49話 -ステゴン・グロンケン登場-

ステゴン:レッド背負い投げ

グロンケン:レッドチョップ

※スモーク演出アリ(過剰な量の煙幕)

第50話 -ステゴン・キングストロン登場-

キングストロン:ステゴンにやられる 

ステゴン:崖上に逃走図るが捕獲⇒レッド投げで真っ逆さま死亡

第51話 -ミステラー星人 登場-

レッドアロー投げつけ⇒細い口に突き刺さる

第52話 -アーストロン 登場-

崖上にジャンプ(逆再生)⇒レッドキック顔面炸裂

第53話 -サータン 登場-

突進してレッドアローで胸をひと突き⇒ダウン⇒追い打ちでレッドアロー

⇒遺体を引きずり崖上へ⇒豪快にレッドフォール(不法投棄)

第54話 -ミステラー星人・ダンガー 登場-

ミステラー星人:レッドナイフ

ダンガー:レッド投げ⇒レッドアロー

※最後はミステラー星人の遺体にレッドアロー突き刺し⇒納得の帰還

第55話 -アーストロン・ミステラー星人 登場-

アーストロン:レッド首投げ (⇒背後からミステラー星人が急襲)

ミステラー星人:レッドナイフ⇒崖下転落⇒もんどりうって倒れる

第56話 -サータン・ミステラー星人・アーストロン 登場-

アーストロン:レッドナイフ 

サータン:レッド投げでダウン(いったん沈黙)

ミステラー星人:レッドアロー

サータン復活⇒レッドアローで完全死亡⇒遺体にレッドアロー刺す

(二度手間を取らせた怒り?)

※「死屍累々」の回。最後に遺体3体の「レッドチェック」(死亡確認)アリ

 

(~ロケ場所変更~)

★第57話のロケ場所…斜面畑 
(或いは、造成地Bのまま?前後のロケ地を考えると、
この回だけ斜面畑というのは違和感もあるが…)


第57話 -ゴーストロン・ペギラ 登場-
ペギラ:レッドナイフ 

ゴーストロン:担ぎ上げ⇒レッドフォール(中レベル)

※演出で火薬をふんだんに使用(危険なほど)

 

(~ロケ場所変更~)

★第58話~第79話のロケ場所…千葉・御宿海岸
(沼の脇の砂地、斜面、波打ち際、岩場)

(C)円谷プロ
(第70話)


第58話 -ザゴラス 登場-

レッドナイフ投げつけ⇒口に刺さって死亡

第59話 -テレスドン 登場-

崖上ジャンプ⇒降下式レッドキック炸裂⇒再び崖上ジャンプ⇒

レッドアロー投げて足元で爆破⇒死亡⇒遺体前にワープして

レッドチェック(死亡確認)

第60話 -エレキング 登場-

ジャンプ⇒レッドアロー(「レーッド」の掛け声)

第61話 -ジラース 登場-

地面に頭を叩き付ける⇒斜面上にレッドジャンプ⇒
降下式レッドキック炸裂

第62話 -コダイゴン 登場-

岩山にレッドジャンプ⇒降下式レッドチョップ

第63話 -ドラコ 登場-

ダッシュと側転で逃走のフリ⇒切り返してレッドナイフ

第64話 -ウー 登場-

ウーが走って接近⇒タイミングよくレッド投げ(合気道風)

※序盤、ウーがレッドアロー奪い、投げて爆破
⇒レッドマン火に囲まれる⇒一瞬で消火

第65話 -イカルス星人 登場-

レッドアローひと突き⇒レッドアローごとブン投げる

第66話 -グラナダス ・ ドラコ 登場

グラナダス:背後からレッドケンカキック⇒岩に頭を打ち死亡

ドラコ:レッドナイフ水平斬り

※冒頭、グラナダスの火薬攻撃あり

第67話 -テレスドン ・ ガラモン登場-

ガラモン:テレスドンにレッドアロー一突き(同士討ち)

テレスドン:レッドナイフ(空振り)⇒レッド巴投げ

※レッドマンの巧みな「計画」で、同士討ち成功

第68話 -エレキング ・ ザゴラス 登場-

レッドナイフ二丁投げ⇒二体の足元でナイフ爆発、同時死亡

第69話 -コダイゴン ・ ガラモン 登場-

コダイゴン:レッド投げ

ガラモン:レッド巴投げ

第70話 -エレキング ・ ジラース 登場-

ジラース:ダウン状態からレッドアロー3連続(メッタ刺し)

エレキング:そのレッドアローを投げてぶっ刺す

第71話 -イカルス星人 登場-

突進、レッドナイフ突き刺し⇒馬乗りメッタ刺し

第72話 - ウー 登場-

レッドアロー

第73話 -ガラモン・ドラコ 登場-

二体を引きずって斜面上る⇒二体同時レッドフォール

第74話 -テレスドン・エレキング 登場-

エレキング:突進、レッドアロー突き刺し

テレスドン:レッドアロー投げつけ⇒背中命中⇒逃げる途中で絶命

第75話 -イカルス星人・ジラース 登場-

イカルス星人:レッドナイフ

ジラース:顔面パンチ連打⇒喉元にレッドナイフ突き刺す

第76話 -ガラモン・ウー 登場-

ウーをレッドチョップ、ガラモンをレッド投げでダウンさせた後、

レッドアロー投げつけで二体爆破

第77話 -ドラコ ・ ガラモン 登場-

二体の頭を鉢合わせ(レッド両成敗)

第78話 - ドラコ ・ テレスドン 登場-

レッドアロー2体顔面串刺し

第79話 - ガラモン 登場-

レッドナイフ

 

(~ロケ場所変更~)

★ 第80話~85話のロケ場所…斜面畑


第80話 - ゴーストロン ・ ペギラ 登場-

ゴーストロン:レッドキック(序盤)

ペギラ:崖上ジャンプ⇒降下式レッドチョップ炸裂

第81話 - ペギラ 登場-

レッドアローで両手串刺し⇒レッド投げ

第82話 - グロンケン ・ プルーマ 登場-

プルーマ:レッドナイフメッタ刺し 

グロンケン:ジャンピングレッドナイフ

第83話 - グロンケン 登場-

頭蓋を地面に叩き付け⇒首をへし折る

第84話 - ゴーストロン 登場-

レッドキック

第85話 - ペギラ 登場-

レッドナイフ脳天メッタ刺し

 

(~ロケ場所変更~)

★第86話~第111話のロケ場所…造成地C 
(多摩区菅馬場か。造成地A、Bと同じ場所の可能性も)

(C)円谷プロ
(第96話)


第86話 - ササヒラー 登場-

ジャンプ⇒レッドエルボー

第87話 - ケンタウルス星人 登場-

レッドキック(ワープ式)

第88話 - ゴーストロン 登場-

レッドフォール(崖上から落とすが、あまり転がらず)

第89話 - ペギラ 登場-

バク転(側転)キック

第90話 - ササヒラー・ゴーストロン 登場-

ゴーストロン:レッドナイフ脳天刺し

ササヒラー:レッドフォール(ゴーストロンの遺体の上に投げつける)

第91話 - ペギラ・ササヒラー 登場-

ペギラ:レッド巴投げ

ササヒラー:レッドアロー脳天刺し

 第92話 - ペギラ・ゴーストロン 登場-

ゴーストロン:レッドアロー

ペギラ:バク転(側転)キック

第93話 - ササヒラー・ペギラ・ゴーストロン 登場-

ペギラ:レッドチョップ

ゴーストロン:バク転(側転)キック

ササヒラー:豪快にレッドフォール(不法投棄)

第94話 - レッドキラー・グドン 登場-

レッドキラー:もぎ取った角を突き刺して死亡

⇒グドン登場⇒つづく

※本話から「怪獣倒す⇒新怪獣登場⇒次回続く」形式に

第95話 - グドン・ゴモラ 登場-

グドン:ワープ式レッドキック

⇒ゴモラ登場⇒つづく

第96話 - ゴモラ・コダイゴン 登場-

ゴモラ:バク転(側転)キック

⇒コダイゴン登場⇒つづく

第97話 - コダイゴン・ドラキュラス・グドン 登場-

コダイゴン:レッドキック

⇒ドラキュラスとグドン登場⇒つづく

第98話 - ドラキュラス・グドン・レッドキラー・ゴモラ 登場-

ドラキュラス、グドン:ワープ式レッドキックで2体同時ダウン

⇒レッドキラーとゴモラ登場⇒つづく

第99話 - レッドキラー・ゴモラ 登場-

レッドナイフ二丁水平斬り⇒二体爆破

※「続く」形式はここまで

第100話 - レッドキラー・ジラース 登場-

ジラース:ワープ式レッドキック

レッドキラー:降下式レッドチョップ

第101話 - ペギラ・グドン 登場-

グドン:バック転両足蹴り 

ペギラ:垂直ジャンプ⇒降下式レッドキック

第102話 - ゴキネズラ・レッドキラー 登場-

ゴキネズラ:レッドアロー一突き

レッドキラー:バク転両足キック

第103話 - グドン・ジラース 登場-

ジラース:レッドフォール(不法投棄)

※レッドフォール時、バックでエレキギターの渋いBGM

第104話 - レッドキラー・ペギラ 登場-

ペギラ:馬乗り⇒レッドナイフ

レッドキラー:鼻の頭にレッドキック(かすめる)

第105話 - グドン・ゴキネズラ 登場-

グドン バク転(側転)レッドキック

ゴキネズラ:レッドナイフ斬りつけ爆破

※冒頭、レッドマンのレッドアロー投げつけ爆破
⇒怪獣達がワープして回避

第106話 - グドン・ペギラ 登場-

ペギラ:レッドアロー(アローひん曲がる)

グドン:レッドアロー(口に突き刺す)

第107話 - ジラース・グドン・ペギラ・レッドキラー 登場-

不思議な力で4体を一か所に集める⇒

レッドアローを足元の中心に投げる⇒爆破、4体同時死亡

※序盤、怪獣4体の「爆発ワープ」あり

第108話 - ザゴラス・グドン 登場-

グドン:ジャンプ⇒崖上からレッドキック

ザゴラス:バク転(側転)両足キック

第109話 - シュガロン・ジラース 登場-

シュガロン:飛び上がってレッドキック

ジラース:飛び上がってレッドチョップ

第110話 - グドン・ジラース 登場-

グドン:至近距離からレッドアロー

ジラース:続けざまに至近距離からレッドアロー

第111話 - グドン・シュガロン 登場-

レッドショット(初)で二体を爆破

※レッドショット…レッドナイフを銃のようにして火薬攻撃 

 

(~ロケ場所変更~)

★第112話~第119話のロケ場所…斜面畑

(C)円谷プロ
(第112話)

 (円谷プロ)
(第116話)


第112話 - グドン・シュガロン・サドラ 登場-

グドン:ワープ式レッドキック

シュガロン:倒立両足キック(つんのめって) サドラ:レッドチョップ(拳で)

第113話 - ザゴラス・グドン 登場-

ザゴラス:レッドナイフ、グドン:飛び上がってレッドキック

第114話 - イカルス星人 登場- 

連続バク転で距離を取る⇒ワープ式レッドキック

※序盤、イカルスが異様に躍動感あふれる動きを見せる

第115話 - グドン 登場-

レッドフォール

第116話 - シュガロン・サドラ 登場-

サドラ:ジャンピングレッドキック

シュガロン:レッドフォール

第117話 - グドン・ザゴラス・サドラ 登場-

グドン:レッド投げ⇒レッドチョップ⇒レッドエルボー(三段攻撃)

ザゴラス:バク転両足キック

サドラ:レッドナイフ

第118話 - ザゴラス・イカルス星人・サドラ・グドン 登場-

4体同時レッドナイフ投げつけ⇒爆破

第119話 - サドラ・シュガロン・イカルス星人・グドン・ザゴラス 登場-

怪獣の円陣の中心にレッドナイフ投げる⇒爆破で5体同時死亡

※冒頭「レッドナイフ封じ」あり

(怪獣達が腕を交差してレッドナイフを無効化)

 

(~ロケ場所変更~)

★第120話~第138話のロケ場所…造成地C 


(C)円谷プロ
(第120話)

第120話 - サドラ・ドラキュラス 登場-

ドラキュラス:ジャンプ⇒レッドキック

サドラ:三段ワープ式レッドキック

第121話 - バット星人・イカルス星人 登場-

バット星人:バク転両足キック 

イカルス星人:崖上から降下式レッドキック

※バット星人に必殺「レッドナイフ斬りつけ」を見舞うが効かず(珍しい)

第122話 - ビーコン・サドラ 登場- 

ビーコン:ジャンプ⇒レッドナイフ脳天突き刺し

サドラ:バク転両足レッドキック

第123話 - ドラキュラス・バット星人 登場-

バット星人:レッドナイフ突き刺し⇒足蹴りでダメを押す

ドラキュラス:抱き抱えてから後頭部をレッドナイフでグサリ

※ドラキュラスを仕留めた後、一瞬首をかしげてから頷く

(勝利の余韻に浸っている?)

第124話 - イカルス星人・ビーコン 登場-

ビーコン:レッドアロー

イカルス:連続バク転で距離を取る⇒三段ワープ式レッドキック

第125話 - イカルス星人・サドラ・ドラキュラス 登場-

イカルス:レッドアロー サドラ:レッドキック

ドラキュラス:バック転両足キック

※サドラが倒れた後も呼吸している。ラストでレフ板がチラっと映る。

第126話 - バット星人・ビーコン・サドラ 登場-

レッドショット(三体同時攻撃)

第127話 - バット星人・サドラ・ビーコン 登場-

崖上からレッドアロー投げ→爆破の衝撃で三体同時死亡

第128話 - ドラコ 登場-

レッドキック

※序盤~中盤、ドラコの猛攻。後半、ドラコのスタミナ切れで攻守逆転。

第129話 - ゼットン二代目 登場- 

レッドフォール(豪快に崖下へ不法投棄)

第130話 - コダイゴン 登場-

ワープ式レッドキック

第131話 - サドラ 登場-

ジャンピングレッドキック

第132話 - ドラコ・ゼットン二代目 登場-

ドラコ:バック転両足レッドキック

ゼットン:馬乗りレッドナイフ

第133話 - コダイゴン・サドラ 登場-

サドラ:レッドアロー

コダイゴン:バック転両足キック

第134話 - ドラコ・ゼットン二代目・コダイゴン・サドラ 登場-

レッドアロー中心投げ入れ⇒爆破⇒4体同時死亡

※冒頭、4体が次々に姿を変化させる。

第135話 - コダイゴン・ドラコ 登場-

ドラコ:レッドアロー⇒蹴り(刺さったアローを引っこ抜く)

コダイゴン⇒引っこ抜いたレッドアローを突き刺す

第136話 - グドン・ビーコン 登場-

分身状態でレッドナイフ突進、二体同時爆破

※レッドマン、まさかの「分身術」披露

(初代、二代目スーツアクターの競演)

第137話 - グドン ・ シュガロン 登場-

グドン:窪地にレッド投げ

シュガロン:レッドサンダー

※衝撃の光線技「レッドサンダー」初登場(最初にして最後)

第138話(終) - エレキング 登場-

レッドナイフ爆破⇒首をスパッと切断

※ワープ式三段キック、敵に効かず(初)。






レッドマンに登場した怪獣リスト(登場回数付き) ※登場回数(カッコ内)の多いものから順に記載

グドン(20)
サドラ(15)
ペギラ(14)
イカルス星人(11)
ジラース(11)
ドラコ(11)
ビーコン(10)
ゴーストロン(9)
ウー(8)
エレキング(8)
ガラモン(8)
コダイゴン(8)
ゴモラ(8)
サータン(8)
ザゴラス(7)
レッドキラー(7)
グロンケン(6)
シュガロン(6)
テレスドン(6)
アーストロン(5)
ドラキュラス(5)
ゴキネズラ(4)
ザウルス(4)
ササヒラー(4)
バット星人(4)
ミステラー星人(4)
ステゴン(3)
ゼットン二代目(3)
ダンガー(3)
ノコギリン(3)
メフィラス星人(3)
キングストロン(2)
ゴーロン星人(2)
バルタン星人(2)
ブラックキング(2)
ベムスター(2)
カネゴン(1)
キングマイマイ(1)
グラナダス(1)
ケンタウルス星人(1)
ダークロン(1)
プルーマ(1)
全138話で計42種類の怪獣が登場。のべ242体。
但し、94~98話は「つづく」形式の為、前後2話に
跨って同じ怪獣が登場。「2話で1体」と考えれば、
グドン(-2)、ゴモラ(-1)、コダイゴン(-1)、
ドラキュラス(-1)となり、のべ「237体」となる。



★ロケ場所について

以前、CS特番のインタビューで、円谷プロ大岡社長が
「(川崎)生田の造成地」でロケが行われた旨を発言。
また、千葉御宿の砂浜にも出向き、ロケを敢行との事。
上記リストでは、御宿以外のロケ地を、便宜上「山林、
造成地A、造成地B、造成地C、斜面畑」として大別した。
私自身、 具体的な位置の特定に至っていないが、造成地Cは、
最近のツイッターで、ロケ地に詳しいと思しき方が「多摩区
菅馬場」と言及。当時の航空写真を見ても、信憑性はかなり
高いと思われる。仮に、造成地A~Cが全て同じ場所の場合、
いずれも「菅馬場」がロケ地という事になる(現在、検証中)。

また、A~Cが全く異なるロケ地の場合、「生田の造成地」を
小田急線「生田駅」「読売ランド前駅」に近い場所とすると、
多摩区菅馬場以外では、同区「南生田」一帯も72年当時は
巨大な造成地だったので、ロケに適していたのではないか。
(他のエリアは、既に住宅等が立ち並ぶ箇所も多かった)

なお、同時期の円谷プロは「トリプルファイター」という作品も
制作しており、こちらは同区「三田」界隈で一部ロケが行われた。
よって、レッドマンも三田或いは三田に近接するエリア(件の
南生田も、三田のすぐ隣である)の造成地を使って撮影された
可能性は、大いにあろう。引き続き調査を行う。

因みに、第6話~第11話の「山林」周辺については、
今のところ、有力なロケ地がほとんど掴めずにいる。
雰囲気としては、読売ランド前駅からよみうりランド
遊園地につながる「遊歩道」の感じもするが、当時は
まだ遊歩道が開通していないという事なので、可能性は
薄いかも。一方、南生田の「春秋苑墓地」周辺の山林も
雰囲気が似ているが、72年当時の状況はよく知らない。
当時の航空写真で確認すると、現在市バスが通っている
道路(「西三田団地」交差点から西側に上る坂道)が、
かなり広い範囲で「山林と水田」になっており、或いは
本作のロケ地になっていた可能性もある。



ビガー(チェリー連)の記憶

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1995年(平成7年)にパル工業から登場した4号機「ビガー」

★リール配列


ノーマルは打った事が無いから、ゲーム性は知らない。
だから、ノーマルのBR確率表も載せない(笑)。

今回の主眼は「連続チェリー前兆がアツかった」の一点。
(それに、当時の「個人的エピソード」を絡めた)
記事をご覧の方々にも、それが伝われば十分である。

因みに、チェリ連ビガーのゲーム性(解析)を、ご自身の
ブログで解説している方もおられる。もう9年前、ネットで
貴重な情報を供出されたその方に「敬意」を表して(他に
具体的な解析の数値が出ているサイトはない模様(その方の
ブログ情報をそのまま使っているようなサイトはあったが))、
本記事は解析値に触れない事にした。詳細を知りたい方は、
「ビガー、チェリー連、解析」でググると、一番上の候補に
出てくるハズ。今回記事では、「あえて」細かい解析数値に
触れていないので、是非ご了承、ご協力の程を。



さて、私は本機を目にすると、「運転免許証」をすぐに思い出す。
なぜなら、当時打っていたのが「自動車教習所」近くの店だから。

95年当時、私は普通免許を取るべく、川崎・宮前区にある
「M自動車学校」に通っていた。パチ・スロが好きなのは
相変わらずだったが、教習前にホールに寄っては、大事な
教習をすっぽかしてしまう危険が多分にあったので、極力
教習当日の勝負は避けていた。普段は、地元駅の近くから
送迎バスで教習所に出向き、予定の教習を受けたら、また
そそくさと送迎バスに乗り込み、真っすぐ帰還するという
「直行直帰」のスタイルをとっていた。

だが、ある日の教習を終えた後、急に悪い「遊びの虫」が
疼きだして、「折角だから近くのパチ屋に寄ってみよう」
と思い立った(まぁ、教習後なので問題は無いが)。

幸い、教習所から少し歩くと(といっても案外距離がある)、
東名川崎インター傍に「K」という大きなパチ屋があるのを
知っていたから、テクテク歩いて店まで向かった。因みに、
今はその教習所のすぐ近くに「D」という大型店もあるが、
当時はまだ開業前である。

交通量の多い尻手黒川線を下っていくと、20分程でK店着。
インター前に店があるのは前から知っていたが、入店は初。
中は広くて台数も多い。客もびっしり。やっぱり、東名の
インター近くの大型店は、地元ホールのひなびた雰囲気と
一味違うなと感心しつつ、スロットシマを物色していると…

そう、そこで初めて「ビガー」と対面したのだ。アメリカの
国旗を思わせる派手な下パネルに、「VIGOR」の横文字。
それがズラっと並んだシマはほぼ満席状態で、やたらと
「活気」が感じられる。独特のボーナスサウンドが響き、
頭上にドル箱を積み上げる客も多くいる。香ばしい…。




当時、馴染みの店でビガーを置くところはまだ無かったから、
「どんな台だろう」とワクワクしながら、空き台に速攻着席。
但し、「チェリー連(前兆)」の存在は、まだ知る由もない。

すると、3000円ほど突っ込んだ辺りでチェリーが出現する。
「そういえば、まだチェリーは一度も出てなかったな」位に
しか思わなかったが、次プレイもチェリー。そしてその次も。
ハズレも時折出るが、チェリーが妙に連発する。この時点で、
「あれ、何かおかしいぞ」と感じた。


※中リールもチェリーを狙えば、連チェで取れた


2号機や3号機なら、このテのチェリー連続が「等倍返し」の
ボーナス前兆となってもおかしくないが、4号機では禁止に
なったハズ。それでも、「ボーナスが入ったのか」と思って
BRを狙うが、チェリーは来るのにボーナスが揃う気配なし。
何だ、これは…ひょっとして?

妙な違和感を感じながらゲームを続行すると、そのうち
全くチェリーが落ちなくなる。おや?と思ってビッグを
狙ってもダメ。バケを目押ししても、やはり揃わない。
再び、何の変哲もない通常ゲームへと戻ってしまった。
あのチェリー集中は、いったい何だったのか…。

結局、その日は3回ほどチェリー集中を引いたものの、
全て「タネ無し」。ビッグは無論、バケさえ引けずに
終わる。ただ、自分で打って周りの挙動も見ていると、
チェリー連続でボーナスに繋がるのがハッキリ判った。
しかし、単なる「ガセ前兆」もあって安心はできない。
また、平均3~4000円ほどでチェリ連が「周期的」に
出るのも体感した。面白い、これ…「アレ」濃厚だが。

そんな風に「チェリ連ビガー」を打ち出してからは、
スロ勝負を避けていたハズの教習日が、逆に「ビガー
に会える日」として楽しみになってしまった。当時、
仕事の都合で、土・日の教習と平日のナイター教習が
主だった。流石に平日夜間の勝負は避けたが、土日の
昼までに教習が終わると、午後はたっぷり時間が空く。
尻手黒川道路沿いのラーメン屋で昼食を取ってから、
K店に出向いてビガーに着席。ただ、どんな展開でも、
夕方5時頃(休日、最終の送迎バスが出る時間)までに、
教習所に戻るようにしていた。まぁ、無料の送迎バスに
乗りたかっただけたが。ホールで万券を両替して勝負を
していたクセに、たかがバス代程度ケチっていたのは、
今思えば、随分と滑稽な気がする。


結局、K店のビガーとは、教習を終えるまでの約半年、
主に土・日の昼下がりから対峙していたが、この時の
実戦で多くの特徴を掴んだ(チェリ連ビガーの解析は、
まだどの雑誌にも出ていなかった時期である)。

(当時、実戦で掴んだ特性)

・チェリー前兆は「ボーナスorガセ」の2種類ある
・チェリー前兆には「周期」のようなものがある
・前兆は10P以上長引いたり、短いプレイですぐ終わったりする
・前兆中、チェリー以外(ハズレ、12枚、リプ)が出る事もある
・チェリーが絡むボーナスは必ずビッグ(⇔バケは前兆無)
・単発ビッグも多く、毎回必ず連チャンする訳ではない
・ショボ連と長めの連の2パターンある
・リプレイハズシがやたら効きまくる
・コイン持ちはさほど良くない
などなど

まぁ、自分は教習後に少ない空き台を見つけては、やみくもに
座る機会も多かったから、ビッグ単発やショボ連の繰り返しで
結構やられていた。運よく一撃2000枚も出れば、それだけで
十分満足と思い、収支がトントンならばサッサと帰っていた。
無論、好調な客は、早い初当りと長い連を絡めて、短時間で
頭上のドル箱を満タン、2箱、3箱…と増やしていた。それに
比べると、「アウェイ」の自分は明らかにヒキ弱であった。
まぁ、あの時は勝ち負けよりも「チェリー前兆がホンモノか
ガセか」のシンプルなゲーム性に、博打の「本質」を見る
気がして、すっかり「虜」になっていたのだ。


今回伝えたい内容は、これで大体書いた気がする。
そうそう、「ビガー=教習」と勝手に脳内変換されるので、
高速教習の帰り道、東名川崎で降りて緊張感から解放された
途端、気が緩んでしまった苦い記憶も蘇る。片側二車線の
尻手黒川道路(一般道)で、横に並走車がいるのを完全に
見落とし、いきなりそちら側に車線変更しようとしたのだ
(危なすぎ)。すかさず、隣の教官(故・東野英心似)に
ハンドルをグッと掴まれて、低い声で「路肩に寄って止まれ」
と言われた。無論、停車した車内でキツイお説教を食らった…。


正直、本記事を「物足りない」と感じる方も多いだろうが、
(特に解析、スペック面)今回はシンプルな内容でご容赦
願いたい。繰り返すが、詳細な解析内容を知りたい方は
「ビガー、チェリー連、解析」でググり、最上位ヒット
したブログ記事をぜひ参考にされたい。チェリ連Verの
仕組みがよく纏まっており、非常に判り易い記事である。


最後に、本機の代表的なリーチ目を紹介して終わる。


(主なリーチ目)

⇒前兆を経由するチェリー連Verの場合、ビッグのリーチ目は
「前兆がモノホンかガセか」を見極める材料の意味合いが大。
つまり、「いきなりビッグのリーチ目降臨」の機会があまり
ない為(レアケースでそうなる事はある)、リーチ目自体に
「不意を突かれる」のは、大半が「バケ」となる。それでも、
チェリー前兆から、以下に挙げる香ばしいビッグのリーチ目
が出れば「ビッグ確定、後は単発か連チャンか」と、脳から
汁が溢れ出たものである。

因みに、本機(ノーマル)は先行機「C51SP」とほぼ同スペック。
チェリ連ビガーも内部確率こそ違うが、リーチ目はC51SPと共通。
また、ビガー以降の後継機にも、このスタイルは受け継がれた。
(パワーボムなどは、右下がりのスベリテンパイもリーチ目)



あまりに有名なトリテンハズレ。
12枚役やリプが揃ったら無効…。


こちらもトリテンハズレだが、左のBARの真上の
赤7を引き込んでおらず、バケのリーチ目となる。



パルお得意「スベってボーナスがテンパイしたら
入り」のパターン。コチラは7テンなのでビッグ。


コチラは中リールのBARがスベってテンパイでバケ目。


中段単チェリーから、赤7斜めテンパイ⇒ビッグ


中リールと違い、左リールは成立したボーナス図柄を
最大限に引き込もうとして、引き込み範囲になくても
大きくスベってくる制御。よって、左が大スベリして
ボーナス図柄のない形が止まっても、リーチ目となる。
無論、ボーナス図柄が左上段に大きくスベッてくれば
入り目だ。



★おまけ(その1)…数年前、八王子のゲーセン「アドスロ八王子」に
出向いた折(直接的には、西陣の一発台「ジャスティ」と再会する為)、
久々にチェリ連ビガーを打ち感動、思わず撮影した画像がある。酷い
ピンボケで使い物にならないと思って、長い事しまってあったのだが、
この機会に「放出」したい(僅か3枚だが、陽の目を見せてやりたい)。


(下パネル撮影。一応、チェリーが揃ってます…)


(角チェ(上段連チェリー)接写…)


(一応、赤7が上段に揃ってます…この時は単発で終了)



★おまけ(その2)…今は亡きパル工業、過去の登場台をリストアップ

1986…ペガサス(1号機)
1987…ニューペガサス(1.5号機)
1989…F-1(2-1号機)
1989…ペガサスラビット(II)(2-2号機)
1990…ペガサスエクサ(3-1号機)
1992…ペガサス412(3-2号機)
1994…ペガサスワープG(4-1号機)
1994…ペガサスワープR(4-2号機)
1994…C51SP(4-3号機)
1995…ビガー(4-4号機)
1995…V10(4-5号機)
1995…パワーボム(4-6号機)
1995…パワーゴリラ(4-7号機)
1995…キングアロー(4-8号機)
1996…スフィンクス7(4-9号機)
1996…パル工業、日電協を脱会(解散)

機種名を羅列するだけで、なぜか目から滝汗が…
こうやって書いていたら、新宿西口「ジャンボ」の
地下(階段降りて目の前)で「V10」と初遭遇した
21年前の出来事を、久方ぶりに思い出した。記憶の
扉とは、不意に開くものだな…。


★おまけ(その3)…どうでもいい余談

当時「ビガーパンツ」という商品が流行ったが(説明略)、
あのビガーは「Bigger」(より大きな)ではなく、本機と
同じく「Vigor」(活力、精力、気力)という意味。ただ
それだけの(割と有名な)話である。


ファンファン(メーシー販売、4号機)

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1995年(平成7年)にメーシーから登場した
4-4号機「ファンファン」(Aタイプ)



当時、フラッと寄った東横線・中目黒の「カジノ」という
小さなスロ屋で初実戦。やはりフラッと座った台がビッグ
連チャンで2500枚近く出て快勝。「ウ〇物か」と思って
幾度か足を運んだものの、大勝ちは最初のみ。その後は
中ハマリ⇒単発やダラダラ展開ばかりで、結果が出せず。
シマの挙動もノーマルそのものだったと記憶する。

リーチ目は、一見シンプルな「ボーナス図柄の一直線」が
基本だが、ガセも多発。「何がアツく、何がサムいのか」
掴めないうちは、ひたすら悶々として打った記憶が残る。
但し、左の赤7停止形には「強弱」が明確に存在。その
条件を満たせばリーチ目、満たさない場合はチャンス目か
ガセ濃厚、といった判断が可能(紛らわしい形もアリ)


★ボーナス確率


※ビッグ偏向型のスペック。高設定ほどバケ比率高。
(BR比は1:0.35~1:0.5)
※設定5,6はBR確率が同じだが、減算値に1~5と6で明確な差があり、
低確率時の7枚役確率も、僅かだが異なる(⇒6のみコイン持ちが良い)。
※設定1でもビッグ確率が1/300を切っており、低設定でも
ツボにはまればビッグの連チャンが期待できた。

★払い出し表



「赤7」「黒7」2種のボーナス図柄アリ。赤7でビッグ、黒7はバケ。

それまで、ユニバ系といえば「同色7揃い」か「BARBAR7」でビッグ、
「BAR揃い」「同色7テン⇒右のみ異色7」「77BAR(ピエロ)」等で
バケが定番だったので、本機の「同色7⇒バケ」は、かなり意外だった。

「黒7」自体は高砂「エニイセブンA」が一足先だったと思うが、
「黒7図柄の同色揃いでバケ」だと、本機が業界初ではないか。
この黒7、後のECJの「スーパーモグモグ2」やアルゼ(当時)の
「バイオメサイア」の原型といえよう(どちらも黒7でビッグ)。


変則的リプレイ(7・7・チェ)も特徴。ただ、このリプレイや
黒7が、一足先に出ていたエニイセブン(黒7採用、リプレイは
「7・7・マト」)と妙にカブっていて、一部で「パ〇リ」と
揶揄されたりした。まぁ、変則リプレイ自体は、ユニバ自身が
エニイセブンより先に送り出した、「フリッパー3」のリプレイ
(「バー・チェ・チェ」)を「進化的に踏襲」した形である。
だが、「7のテンパイ+右小役」の一種独特な並びが、同時期
既に稼働していたエニイセブンの「二番煎じ」である印象を、
一部ファンに与えたのは事実。まぁ、偶然の一致と思うが…。


因みに、当時のユニバ系は「完全告知型」から「リーチ目重視」に
シフトしていた。本機も、先行機のイヴXやフリッパー3と同様に、
リーチ目でBRを察知するタイプ。上述の通り「7図柄の一直線」が
基本だが、7の並び順や揃ったラインで、信頼度は大きく変化した。


(参考)ユニバ系初期4号機の「時系列」の流れを再確認すべく…

1992年~1995年に登場した、ユニバ系・初期4号機リスト
(計14機種を検定通過順に列挙。右カッコ内は通過時期。)

チェリーバー(エ、4-1)    1992.12
トロピカーナ(メ、4-1)    1993.4
ソレックス(ユ、4-1)     1993.7 ※バグ対策機⇒ソレックス2
クラブトロピカーナ(メ、4-2)  1993.9
オリエンタル2(ユ、4-2)    1993.9
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
イヴX(メ、4-3)        1994.3
フリッパー3(ユ、4-3)    1994.6
トリプルウィナー3(エ、4-2)  1994.10
キングオブカリブ(ユ、4-4)   1994.11
ファンファン(メ、4-4)     1994.11
ハリケーン(ユ、4-5)      1995.1
ゴールデンフリッパー(ユ、4-6) 1995.4
クランキーコンドル(ユ、4-7) 1995.7
スーパーモグモグ2(エ、4-3) 1995.7

ユ:ユニバーサル販売
メ:メーシー販売
エ:エレクトロコインジャパン(ECJ)

(同じユニバ系の「瑞穂製作所」は、91年コンチI絡みで
「検定取消」を受けており、1996年のタコスロまで沈黙)

⇒当初のチェリーバー~オリエンタル2は、何れも「リール内
フラッシュによる完全後告知」であったが、次のイヴXからは、
「リーチ目重視」に路線を転換(山佐「ニューパルサー」の
大ヒットに対抗した形)。本機も、その流れを汲んでいる。

⇒また、本機は同じユニバ系「キングオブカリブ」と同時期登場。
割と人気の出たキンカリの陰に隠れてしまった点が、マイナーに
留まった原因の一つかもしれない(ゲーム性そのものに疑問を
抱いたファンもいるだろうが…)。なお、山佐がニューパルに
次いで登場させた「ダイバーズXX」も、本機と同時期デビュー。
そちらにもファンの注目を奪われ、何かと「不遇」な台だった。



★リーチ目

「赤7or黒7が一直線に並ぶ形」がリーチ目の基本となる。
但し、黒7頭の並びはNG。また、赤7が先頭でも、左の
停止形によっては、チャンス目止まりかガセ濃厚となる。
なお、「赤7・黒7・赤7」の並びは、他の組み合わせに
比べてガセ多し。

「シンプルそうだが分かり辛いリーチ目」と評される事も
あったが、打ち込んでいくと、左リールの形から信頼度の
「強弱」も判った。打つほどに味わいの増す「スルメ台」。
決して「迷機」扱いする必要などないハズ。


左の強い赤7(1)「赤7・オレンジ・黒7」
 
  


左の強い赤7(2)「赤7・プラム・オレンジ」
  
  

左の強い赤7(3)「ベル・赤7・オレンジ」
  


左の強い赤7(4)「オレンジ・ベル・赤7」
  


中リールの「Fan」は代用図柄になる。但し、対角に並んだ形又は
左が「強い赤7」の中段並びが条件。それ以外は、信頼度が大きく
低下(チャンス目扱い)。
  

  



★チャンス目

鉄板リーチ目ではないが、BRフラグ成立後にも出易い形。
無論、単なるガセであるも多いが…。たとえ赤7が先頭の
一直線でも、左リールが「弱い」形はチャンス目となる。


左の弱い赤7(1)「ベル・赤7・プラム」


左の弱い赤7(2)「Fan・ベル・赤7」


また、リプレイが左中でテンパって(赤7・赤7or赤7・黒7)、
右でリプレイ(チェリー)がハズれた形もチャンス目となる。


(中リールは黒7でも可)


中リールの「Fan」は代用絵柄だが、上・下段の並びは、
斜めと違って信頼度が大きく下がり、低確率のチャンス目。
また、左が弱い赤7の停止形から、中段に並んでも同じだ。





★リプレイハズシ(当時行った、アバウト手順)

・1,2回目は順押し、適当打ち(メインのベルは引き込み100%)
・3回目は最初に左を押して、停止形に応じて残る押し順を変える。
(a)左の上・下段に「赤7以外」停止なら、小役かハズレ⇒適当打ち。
(ベル成立時は、必ず左リール上・下段にベルが停止)
(b)左の上・下段に「赤7」停止ならJACIN。ハサミ打ちで外す。
ハズシ手順は、右リールの黒7を上段付近に狙うと、制御でハズれる。
但し、イジワル制御でハズせない時もあった。
・残り11ゲームから順押し(JACIN確率=約1/3.1)
・劇的な効果はないが、適当打ち比+10枚程の増加が見込めた。


★設定判別…小役減算値の設定差を利用して、ビッグ後の6判別可能。
なお、手順は「スロマガインターネット」の機種別情報に出ているので、
各自で検索の上、参照されたい。



※※お詫び※※
先日、コメ欄で「ユニバ系4号機のリール制御」について
記事作成リクエストを頂いたが、資料不足により納得する
記事が書けなかった。今回はご期待に沿えず申し訳ない…。


パチソン、覚えていますか

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我が「レトロアイテム・アーカイブス」から
発掘に成功した一本のカセットテープ。



(A面)


(B面)

既にケースや包装はなく、何処の会社が販売したか見当すらつかないが、
昭和期にヒットしたTVアニメやアニメ映画の主題歌(挿入歌)を幾つか
抜粋で収録してある。商品タイトルもよく判らないが、曲目リスト上に
「唄入り TVマンガ 火を噴けライダー拳/おじゃまんが山田くん」と
太字で書いてあるから、或いはこれが正式なタイトルかもしれない。


ただ、本作をどこで購入したかは、今もよく覚えている。小4の頃だから、
1981年(昭和56年)か。この時期、毎週土曜になると、向ケ丘遊園駅
近くにある大型スーパーの「ダイエー」(現存)に、父の運転する車で
家族で買い物に出向くのがお決まりだった。当時、店の3Fの端っこに
「ゲームコーナー」があり、店に着くと親から幾ばくかの小銭を貰い、
親が買い物をしている間、同行した弟と共に時間を潰した。定番の
ビデオゲームは勿論、10円玉とコインで遊ぶ「ピカデリーサーカス」
(定番のルーレット)や「国盗り合戦」(戦国時代風・陣取りゲーム)、
自分で球を投げて自分で打ち返すピンボール筐体の「野球ゲーム」も
大好物だった。また、西部劇の射撃ゲーム(筐体に固定された拳銃で、
画面上に出てくる敵だけを撃つ)も良くやったし、カーレースゲームの
当時の定番である「モナコGP」も、中毒性があって大好きだった。

さほど広くないその空間には、子供心をくすぐるゲームやエレメカが
所狭しと並んでいた。無類のゲーム好きだった自分は、土曜のたびに
「今日は、ダイエーに行ける」と、ワクワクしたものである。さらに、
その夜は「まんが日本昔話⇒クイズダービー⇒8時だよ!全員集合」の
TBS黄金リレー。実に良き時代であった。

ただ、遊園のダイエーは、駐車場入口が大きな交差点手前にある上、
土曜の夕方ともなると、店に車で来る客と帰る客とが、駅前の狭い
道路(モノレール下をグルリと囲む。橋脚があるので、読売ランド
方面から来ると、一度遊園駅南口ロータリーまで行って、そのまま
ダイエー方向にUターンで戻らないと、駐車場に入れなかった)で
大渋滞を起こしたから、いつも入店するまでが一苦労、帰る時も
チョイ苦労だった事を思い出す。

3Fゲームコーナー以外だと、2F衣料品売り場と専門店の境目の
小階段前に、ジュース売店(休憩スペース)があった。ゲームの
後は、ここでソフトクリームを食べたり、店先に並ぶカラフルな
ジュースサーバー(オレンジ、アップル、パイン、ミルクの4種と
記憶。アクリルの四角い大きなケースが並び、噴水のように絶えず
内部で循環していた)に入った、冷たいジュースを飲んだりした。
売店は、人の好いパートのおばちゃんが応対していた記憶も残る。

また、ゲーセンと同じ3Fのエスカレーター前には「キディランド」
という玩具屋もあって、店内に置かれた「カセットビジョン」等の
展示用ゲームで遊んだ。そういや、同じフロアの隅(駅寄りにある
エスカレーターの前)には、巨大スクリーンとライフルを使った
本格的なクレー射撃ゲーム「ゲータウェイ」も、一時期ひっそり
設置されていた(よみうりランドの「よみうりボウル」にも存在)

買い物を終えた親がゲームコーナーに迎えに来ると、そのまま先述の
ジュース売店に行ったり、1F入口前の焼きそばやソフトクリーム屋台
(そういや、彼処にはペットショップもあった)で軽く食べたりして
帰宅。また、地下のラーメン(軽食)「寿がきや」も大のお気に入りで、
真っ白い汁のラーメンを、フォークと一体の妙なスプーンでがっついた
(注文を待つ間、食券の半券をテーブルに置いていたのを覚えているので、
そういうシステムだったハズ)。あそこのソフトクリームも美味かった。
また、店の敷地内には当時「ドムドムバーガー」なんかもあったから、
帰り際、ドムバーガーやドムシェイクなどをよく食べたものだ。


まぁ、そんな感じで実に思い出深い「ダイエー向ケ丘遊園」だが、
冒頭で紹介した怪しげなカセットテープも、そのダイエーで購入
したものである。食品スーパー側(一番右サイド)入口を入ると、
右手にカメラのフィルム現像など請け負う「サービスカウンター」
的スペースがあって、レコードやカセット等の音楽関連アイテムも、
スペースの片隅に雑然と置いてあった。ある日の帰り際、たまたま
そこで目にしたラックに、このテのカセットがズラッと並ぶのを
見つけた私。収録されている曲がやたら魅惑的だと気づいて、急遽
親に頼んで買って貰った(価格は失念)。因みに、そこで一緒に
購入したのが、コチラのテープだ。



劇場版「機動戦士ガンダムII 哀 戦士(松竹)」のオリジナル・
サウンドトラック(キングレコード)。無論、音声のみ。元々は
2本組のセットだったが、1本目(その1)は遥か昔に、テープが
デッキにグチャグチャに絡んでしまい、あえなく廃棄となった。
ただ、コチラ(その2)はいまだ健在。35年昔に購入した割に、
ほぼノイズのない綺麗な音である(但し、その2(後半)のみ…)。
井上大輔の歌う主題歌や挿入歌もカッコイイ。


あの時、私がアニメ主題歌入りテープにパッと反応したのには、
実は伏線がある。この前年(1980年)辺り、日本コロムビアが
出した「最新アニメベストヒット&ヒット24」という全集モノの
レコードを買って貰ったのだが、収録曲があまりに香ばしくて、
擦り切れるほど何度も聴いていたのだった。銀河鉄道999
(TV版、劇場版)、キャプテンハーロック、ザ・コクピット、
エメラルダスII、キャプテンフューチャー、宇宙戦艦ヤマト、
海のトリトン、ルパン三世、ガッチャマン、サイボーグ009、
野球狂の詩、新巨人の星IIの各作で、全24曲のラインナップ。
今あらためて聴いても、秀逸な作品揃いで圧倒されてしまう。



(註:こちらはパチソンではありません。すべてオリジナルを収録)


そうした背景もあり、ダイエーで遭遇したアニメ主題歌のテープに
自宅のレコードを重ねた私は、「これも聴けたらもっと楽しくなる」
と直感して、どうしても手に入れたくなってしまった。


ただ、家に戻ってラジカセで再生してみると、意外な事実が判明。
てっきり、家にあるレコード同様、「オリジナル」の歌手が歌って
いると思っていたのに、どれもこれも本家とは全く違う人の声で、
胡散臭さにあふれていた。まぁ、当時流行っていた「パチソン」
(パチモノの歌)というヤツだが、買った当初はそういうネタに
詳しくなかったので、結構なショックを受けた。だから、初めは
「仕方なく」聴いていたのだが、徐々に耳が慣れてくると「あれ、
この歌手って、意外と上手いじゃん」と、自分の中で評価が上昇。
(本家より歌唱力があるのでは、と思ってしまうような歌手も…)
そのうち、全く違和感なく最後まで聴けるようになったのだった。
とはいえ、あえてお金を出して別人の歌を聴きたくはなかったから、
これ以外のパチソン作品を買った記憶は、一切ない。


なお、念の為に書いておくと、本作にはきちんとJASRACの
許諾マークも入っていて、「権利関係」はキチッとした作品
(今でいう正式な「カバー作品集」)という位置付けになろう。
出所の不明な「海賊版」などとは、一線を画するものである…
と信じたい(汗)。


因みに、このテープに収録されているのは、



(A面ラベル拡大)


(B面ラベル拡大)


(A面)
1)「火を噴けライダー拳」(仮面ライダースーパー1)唄:鈴木康夫、マックスファイブ ★高杉俊价、こおろぎ'73
2)「傷だらけの栄光」(あしたのジョー2)唄:鈴木康夫 ★おぼたけし
3)「ソルジャー・イン・ザ・スペース」(Xボンバー)唄:不明(男性A) ★BOW WOW
4)「ウルトラマン80」唄:不明(男性A) ★TALIZMAN
5)「ドラえもんの歌」唄:不明(女性A) ★大杉久美子
6)「カンフーレディ」(ひらけポンキッキ)唄:不明(女の子A) ★吉田美智子
7)「鉄腕アトム」(第二作)唄:不明(女の子Aとバックコーラス) ★コロムビアゆりかご会
(B面)
1)「おじゃまんが山田くん」唄:マックスファイブ ★こおろぎ’73
2)「ユカイツーカイ怪物くん」唄:不明(女の子A) ★野沢雅子
3)「サンバ・デまことちゃん」(劇場版)唄:男性B ★楳図かずお&スーパー・ポリス
4)「ローラーヒーロー・ムテキング」唄:鈴木康夫 ★水木一郎、フィーリングフリー
5)「キャンディ・キャンディ」唄:不明(女性B) ★堀江美都子、ザ・チャープス
6)「星のペンダント」(ヤマトよ永遠に)唄:鈴木康夫 ★ささきいさお
7)「遥かなる旅路」(ほえろブンブン)唄:不明(女性A) ★松尾香

(註1)★はオリジナル(本家)の歌手

(註2)鈴木康夫氏が担当した分は特定。また、テープラベルから、
一部の曲は「マックスファイブ」というグループが歌っている模様。
その他の歌手は、まだ特定できず。参考までに、声質や歌い方など
気になる特徴を以下に記した。

・鈴木康夫:パチソン定番歌手。低音でムード歌謡調。圧倒的な歌唱力(プロのボイストレーナー)。
・マックスファイブ:こおろぎ’73的な男性コーラスグループと思われるが、詳細は全く不明。
・男性A:アイドルチックな歌唱。英語の発音が鼻につく。パチソン常連の藤井健氏とは違う声質。
・男性B:声は若いがクセが強く、粘っこい歌唱。「まことちゃん」なのでわざと変に歌った?
・女性A:正統派。綺麗で丁寧な歌唱。本家の大杉久美子に声質が近い。澄んだ声が特徴。
・女性B:鼻にかかった声。かわい子ぶっているが、年齢不詳感タップリ。音程が微妙に不安定。
・女の子A:いかにも少年少女合唱団出身っぽい、ハキハキした(わざとらしい)歌い方。


★収録曲で昔から気になる点を、幾つか列挙。

・「ソルジャー・イン・ザ・スペース」を、何度も「ソルジャー・ウィン・ザ・スペース」と発音。
・ドラえもん…「ハイ、タケコプター」などの肝心の台詞が無い(これが入ったパチソンも存在)。
・鉄腕アトム…サビ高音部で裏声が続き、子供達が苦しそうに歌う(可哀そうな程に)。
・おじゃまんが…「安田くん、無駄な抵抗」を「山田くん、無駄な抵抗」と、完全な歌詞間違い。




たかだか古いテープ一本についてあれこれ書いてみたが、
果たして需要はあるのだろうか。「カンフーレディ」で
山佐を想起する人なら、少なからずいるかもしれないが。


なお、上記のうち幾つかは「有名アニメのパチソン」として
Youtube上にも散らばっている。興味のある方は、ご検索を。

アステカ(ECJ、4号機)リプレイハズシ手順

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ここ最近、「4号機、アステカ、ハズシ手順」でググって
当ブログに辿り着く方が、結構な割合でいらっしゃる様子。

恐らく、上記検索ワードでググると、バーサスやポルカノ2など
当方が過去に書いた他のアルゼ系(当時)4号機の記事がヒット
する為、そちらをお読みになっているのだろう。だが、肝心の
アステカは迂闊にもまだ記事を書いておらず、ハズシの手順も
紹介していない(手順自体は、さほど複雑では無いが)。

せっかく検索で当ブログを探し当てても、目当てのアステカの
ハズシ手順が載っていないのでは申し訳ない為、急遽コチラの
記事をアップする事にした。

本当なら、リーチ目やアステカルーレットのパターン、CT抽選の
ルーレットランプ停止パターン、CT中の打ち方やCT時のリーチ目
等についても詳しく書くべきだが、時間の都合上、今回は暫定的に
ハズシ手順のみアップ。それ以外のネタも、今後、コチラの記事に
順次加筆して行きたい。

初代アステカでいまだ忘れられないのは、新百合ヶ丘の今はなき
「ダイヤモンド」(元「ベル」)での実戦。狙いをつけた一台が
ビッグ⇒CT⇒CT中ビッグ⇒CT⇒CT後ビッグ…と、まさに絶好調。
ワンチャン3000枚以上出た。これは高設定かと思って(←甘い)
粘り倒したら、そこからビッグが引けなくなり、ストレートで
全てのコインをスコーンと飲まれてしまった。2000ゲーム以上
ハマった記憶アリ。で、追加投資後にようやく引いたビッグが、
まさかの「1パン」でCTにも入らず。そのコインを飲まれて、
心がポッキリと折れてしまい、半ベソかいて店を出たのだった。
まぁ、一撃の爆発力も凄いが、ヤメ所を誤ると怖い台である…。

(ビッグボーナス確率)

設定1:1/315
設定2:1/273
設定3:1/244
設定4:1/221
設定5:1/202
設定6:1/180

★CT突入率…全設定共通1/2



アステカ(ECJ、4号機(B-CTタイプ)、1999年登場)
リプレイハズシ手順

※手順は複数あるが、現役当時実戦した「逆押し」を紹介

(リール配列)

・白7、青7:15枚+BigBonus
・帽子:通常時7枚、小役ゲーム中9枚
・上チリ:1枚(角2枚) ※円の上半分のチリ
・下チリ:7枚(角14枚)※円の下半分のチリ
・サボテン:3枚
・リプレイ:再ゲーム。小役ゲーム中9枚+ジャックイン


(1)リーチ目降臨orサンライズランプ点灯⇒ビッグを揃える


1確目サシシ、帽子ハズレ目シシボ、ササシ⇒アチシの2確、
中チボチのハズレ目等の基本をはじめ、香ばしいリーチ目は
山ほど存在。配列上、左にビッグ図柄の無い入り目も多い。
アステカルーレット発生時は、最後にランプが7図柄の位置で
止まればビッグ確定で、告知用サンライズランプがぺカッと
点灯。白か青かは気分次第。ファンファーレも両者で異なる。


(2)1回目の小役ゲームは順押し

ビッグ中のメイン小役は帽子(ビッグ中9枚)と下チリ(角14枚)。
他の小役は出現率が非常に低いので、特に狙わなくても問題ない。

・サボテン(3枚)=約1/819~1/1092(設定差アリ)
・上チリ(角2枚)=1/4096

帽子は適当打ちでもこぼさないが、下チリは左に1か所しか
ないので狙う。狙う箇所は、リール配列表・左11番の青7。
ココを上、中段に狙えば、その上の下チリをこぼす事はない。


帽子揃いで9枚ゲット。


左上段に下チリ停止で14枚ゲット。


・リプレイ揃いはジャックイン(1回目のJACゲーム突入)
※ジャックイン時、9枚の払い出しがあるのが大きい。


(3)2回目の小役ゲームは逆押し

Bタイプ(JACゲーム2回まで)の為、2回目から逆押し。

右⇒中の順で適当打ち。特に狙う箇所は無い。
停止した形に応じて、左の狙う箇所を変える。

(a)帽子中段テンパイ

この形は帽子確定。左には、リール配列・左20番白7を
やや早めに狙えば、白7下の帽子が中段に止まって揃う。
見え易い「2連白7と帽子(シシボ)」を基準にする方法。
だが配列上、20番白7を「中段ビタ」だと帽子をこぼす。
「やや早め(枠上辺り)」に狙うこと。但し、早すぎても
やはりこぼす危険性アリ(配列を参照)。白7が不安なら、
中段テンパイ時は「青7」を基準でも良いが、コチラは
遅めに押すと帽子をこぼす。どちらを狙うかは好みで…。


帽子(9枚)ゲット!

(b)帽子下段テンパイ

これも帽子が取れる。中段テンパイ同様、左20番白7を目安に帽子を揃える。


やはり、左20番白7を下段ビタだと帽子をこぼす為、「やや早め」に。


(c)リプレイ中段テンパイ

ハズシ実戦中、非常に多く出る形。ジャックイン、14枚、ハズレの可能性アリ。
下チリをカバーしつつハズシも行えるよう、左11番の青7を上段or中段に狙う。
但し、青7を左枠上に押すとジャックインとなり、下段に押すと今度は下チリを
こぼしてしまうので、青7は「上・中段」の何れかに狙う事。意外とシビアだ。


ハズシ成功(若しくはハズレ)


14枚もキッチリ拾って、確実に枚数を稼ぐ。


(d)リプレイ下段受けテンパイ

(下段ラインテンパイも同様)
この形からジャックインをハズすのも、やはり左11番青7を基準。
但し、青7を左上段に押すとジャックインしてしまう為、下段など
「やや遅め」に青7狙いで。なお、当時の各攻略誌は、下段受けは
左11番青7を「中段or下段」の何れかに押すよう指示していたが、
実際には、青7上のデカチリを枠内に狙っても、リプはハズれた。


ハズシ成功


(4)残り10ゲームから順押しに戻す

ジャックイン確率は1/4。あまり攻めすぎるとパンクの危険がある為、
残り10G(攻めるなら9G)からは、ハズさない方が賢明。1回目同様、
順押しで左上段青7狙い。


以上の打ち方で、順押し青7狙い時よりも+約20枚多く獲得。
ビッグ中の小役のヒキで枚数は暴れるが、絶対やった方が得。

(ビッグ中、メイン小役出現率)
・帽子(9枚)…約1/2.85
・下チリ(角14枚)…約1/7.1

なお、本機の後継機である「ワードオブライツ」(瑞穂)も、
上記手順でOK。但し、小役払い出し枚数や出現率は異なる。




※アステカのCT中の打ち方を簡単に紹介すると、リール窓下ランプが
オレンジに変わるまで、左枠内にデカチリ(15枚)を狙い続ける。
(消灯⇒赤が順次点灯⇒全点灯⇒オレンジと変化)。オレンジに
なったらデカチリを避けて帽子を狙い、緑になったら現状維持に
切り替える。左に「サボテン・白7・白7」(サシシ)を狙って、
「ササシ」停止からサボテンを延々揃えれば現状キープできるが、
目押しの負担も大(変則押しで負担を軽減するサボ狙いもある)。
よって、左リールはデカチリを避けて押す。中リールは適当打ち
でもいいが、帽子テンパイを避ける為に、「青7・上チリ・白7」
(アチシ)狙う方が確実。帽子テンパイ時は、右テンパイラインに
デカチリをビタで狙って、帽子をハズす。ランプが赤に戻ったら
デカチリを1回取って、色が変わったら、デカチリや帽子を避ける
上記手順を繰り返して150G消化。但し、ギリギリまで現状維持は
ラストでリプ等が揃った時損なので、2、3G手前でデカチリを揃えて
終了させる方が安全。なお、CT中にサウンドが消えたらビッグ確定。

★CT抽選結果は、ビッグ後にルーレットランプで告知。設定不問1/2で当選。
★CT中は、基本的に第1リール引き込み制御、第2・第3リールが無制御状態。
★CT終了条件は「純増201枚以上、150プレイ消化、ビッグ成立」の何れか。
★CT中のランプの色の意味
・赤…188枚以下(デカチリを揃えても純増12枚でセーフ)
・オレンジ…189~196枚(デカチリはNGだが、帽子は純増4枚でセーフ)
・緑…197~200枚(サボテン(3枚、現状維持)とリプレイ以外はNG)
※赤はデカチリ、オレンジは帽子(帽子は黄だが)、緑はサボテンと、
揃えても大丈夫な小役の色に、ランプの色を対応させている。

(上記はワードラのCT中も援用可)

マンモスくんED(ニューギン、ハネモノ)

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1991年(平成3年)にニューギンから登場した
新要件ハネモノ「マンモスくんED」


★賞球:5&8&10
★最高15R継続
★ハネ開閉時間:0.4秒
★大当り中は1個貯留
★平均出玉:約500個

新宿・歌舞伎町の今はなき「オデヲン」で打ったな。
右端スロコーナーでアラジンIIやスーパープラネットを
打って、ハマって持ち金を減らしたらドラムデジパチの
「エキサイトカムカムAW」に移動。それでもダメなら、
残りの2000円を本機や他のハネモノに全部投資。結局
財布を空っぽにしたり、少しだけ負け分を減らしたり…
懐かしき青春の日々である。

古代生物「マンモス」をモチーフにした、風変わりな一台。
サメざんすやフラッシュマンでお馴染み、筒形羽根が特徴。
分厚く透明な羽根が、いかにも当時のニューギンらしかった。

賞球は5&8&10と変則的かつ少なめだが、その分、店側も
釘を甘くできた(ボッタ店には無関係な話だが)。新要件に
切り替わったばかりの頃、ニューモンローやニュートキオ、
サンダードラゴンGP等、インフレなハネモノばかり目立った
感じだが、暫くすると本機の如き「マイルド」なハネモノも
登場するようになった。同じ理由で、平和「ジェットスピナー」
なども、なじみの店は甘釘が多く、安ゼニで遊べて好きだった。
(同じ平和のブンブン丸も、よく小銭で打ち止めしたっけ…)

ハネが玉を拾うルートは2通り。羽根上部に乗る「上ルート」と、
筒内部を通ってヤクモノにアプローチする「下ルート」。当りが
来易いのは主に上ルートだが、下ルートからのVも普通にあった。

上ルートからヤクモノに入った玉は、上段の透明ステージ経由で
下段ステージに落ちる。この時、ヤクモノ奥の長鼻のマンモスが
前後に動くが、上段奥からタイミングよく、鼻の付け根にある
二本の赤いツノ(突起)の間に玉が乗るとチャンス。そのまま
手前に落ちて、ど真ん中のルートからVに入賞し易い。一方、
筒内部を通る下ルートは、ダイレクトで下段ステージに落下。
マンモスのアシストが無い分、上ルートよりV入賞率は低いが、
角度よく落下・バウンドして、Vに飛び込むチャンスはあった。
また、上ルートでキバに乗り損ねた玉でも、下段で不規則に
転がってVを射止めたりと、多様なV入賞パターンが特色。

もう一つの特徴は、センター(ヘソ)に設けられた「電チュー」。
ニューギンはじめ、当時の新要件ハネモノに多く見られた機能だ。
ヤクモノ脇のGOチャッカー通過で、ヘソの電チューに内臓された
小デジタルが変動。奇数が出れば、短時間だが開放する。数字に
よって、電チュー開放回数が違うのも面白かった。特に3と7が
優遇されていて、回数が最も多い7が出れば、1度の小デジ当選で
羽根が2回開く事もあり、2チャッカーと同じような挙動を示した。
当然7が出れば、ヤクモノ入賞⇒Vの期待も格段にアップ。なお、
電チューシステムの詳細に関してご要望があれば、追記する。

大当り中は、最奥部のマンモスが、やや前方にせり出して停止。
キバの上に1個貯留可能。無論、上ルートから拾われた玉のみ、
貯留の可能性アリ。「キバ貯留」に成功すれば、V継続の期待も
大幅アップ。但し、ラウンド序盤マンモスが前後に動いたまま
停止せず、貯留開始タイミングが遅くなるラウンドも複数存在。
当然、そのラウンドはパンクの危険が高い(⇒止め打ちで回避可)。
(7,8Rと13、14Rが該当⇒サウンドも変化する)



台ごとのクセの良し悪しも顕著で、上ルートからキバに乗り辛い台、
逆に下ルートでもVを射止め易い台、或いはキバに乗っても落下後
左右にブレてVを外し易い台(これは大当り中の継続にも直接影響)
など、個体差が大きいのも特徴だった。まぁ、そうしたアナログの
妙こそ、当時のハネモノの魅力でもあった訳だが。


最後に、本機には同時期発表された兄弟機の「マンモスくん」も
存在。コチラはヘソに電チューの無い、オーソドックスなタイプ。
大変有難いことに、兄弟機「マンモスくん」の方は、Youtubeに
動画がアップされている(感謝)。また、投稿主の方が書かれたと
思しきブログに関連記事があって、ヤクモノの動きの特徴などにも
触れていて大変参考になる。リンクは自重するが、各自でお探し
頂きたい。いつの日か、今回紹介した「マンモスED」の動画も、
どなたかがアップして下さる事を、ひそかに期待している。


兄弟機「マンモスくん」
(盤面イラストやセンター電チューの
有無を除けば、ほぼ本機と同じ仕様)


90年代に録画したビデオテープ発掘

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1997~1998年に録画した古いビデオテープが一本
出てきたので、備忘録を兼ねて内容をまとめてみた。
(録画順にまとめ)


・テープ:CO-OP(コープ)T-120 SPR(VHS)
(3倍速で6時間録画)

・録画内容:

(1)サッカー・1998フランスワールドカップ最終予選
日本vsイラン(アジア第3代表決定戦)
 
(C)FIFA
1997年11月、マレーシア・ジョホールバルで行われた、フランスW杯出場を賭けた一戦。
勝てば初出場という大一番の日本代表。開始早々、敵のオウンゴール(ヘッド)で先制と
思いきや、惜しくもオフサイドの判定。そのまま0-0で迎えた前半39分、中田英寿からの
スルーパスを受けた中山雅史が、見事にゴールを決めて先制。相手の強烈なシュートが、
ポストを直撃して難を逃れた直後だった。だが、後半1分に、イランの大型ストライカー、
ダエイが強烈なシュートを放つと、GK川口能活が弾いたこぼれ球をアジジに決められて、
1-1の同点。さらに後半14分には、ダエイにヘディングを決められて1-2と逆転を許す。
追い込まれた日本は、岡田武史監督の決断で、三浦知良と中山の2トップを同時に交代。
城彰二と呂比須ワグナーを投入して、勝負に出る。すると、攻撃のリズムが変わって、
敵ゴールを脅かすシュートを連発。日本優位な展開のまま迎えた後半31分、中田の
センタリングに城が頭で合わせて、ついに2-2の同点に追いつく。そのまま後半終了、
延長戦に突入。ここで岡田監督、チーム随一のスピードを誇る「野人」岡野雅行を
投入。その岡野、前半から何度も決定的チャンスを貰うが、シュートミスや消極的
パスで、肝心のゴールを決められず。一方、疲れの見えるイランも、ダエイが時折
ヒヤリとするシュートをたびたび放ち、日本ゴールを脅かす。ジリジリする展開で
迎えた延長後半13分、相手パスミスからチャンスを得た日本は、中田がゴール前に
持ち込み、強烈なミドルシュート。相手GKが何とか弾いたが、こぼれ球を絶好の
位置にいた岡野がスライディングボレーで確実に押し込み、3-2で劇的勝利。念願の
W杯初出場を決めた。試合後、岡田監督の口から「感謝」の言葉が何度も出たのが
印象的。なお、この日の代表先発メンバーは、川口、井原、秋田、山口、奈良橋、
相馬、北沢、名波、中田、中山、三浦の各選手。後半途中で、三浦と中山がOUT⇒
城と呂比須がIN。延長前半に、岡野がIN(北沢がOUT)。この歴史的な一戦は、
「ジョホールバルの歓喜」として語り継がれている。個人的には、全ての得点に
絡んだ中田英寿が、この試合最大の功労者だと思っている。


(2)懐かしのこども番組ベスト10
 
(C)NHK
97年11月にNHK・BS2でOAされた特番「夢さがしテレビ・懐かしのこども番組大集合」
(約半日という長時間放映)内のメインコーナー。視聴者投票で、過去のアニメ名作の
ベスト10を決定。MCは堀尾正明アナ(当時NHK局アナ)。隣の女子アナは名前を失念。
ランクインした各作品は、最終回など名場面をまるまる1話分流すサービスぶり。途中、
視聴者から寄せられた、作品応援のファックスなども紹介。順位は上の画像にもあるが、
あらためて紹介すると以下の通り。

1位:機動戦士ガンダム
2位:ルパン三世
3位:タッチ
4位:うる星やつら
5位:ひょっこりひょうたん島
6位:北斗の拳
7位:ベルサイユのばら
8位:アルプスの少女ハイジ
9位:キャッツ・アイ
10位:宇宙戦艦ヤマト

※あらためてみると、大半が版権モノ(タイアップモノ)として
パチ・スロで実機化されている。実機が出ていないのは、タッチ、
ひょうたん島、ハイジくらいか。そういや、「ひょうたん島」と
いうパチ屋が昔から大塚にあるな。平和ハネモノ「バイキングキッド」の
大当り中BGMもまんまだった。西陣「ドッカン島」の始動チャッカー
入賞音も「波をチャプチャプ」の旋律そのものだし、三洋デジパチ
「赤富士」のデジタル回転音も、いかにもひょうたん島チックだった。
ハイジ絡みでは、CRパトラッシュなど、いかにもネーミングに影響を
与えている感じだ。タッチは…特に思いつかない。
(「タッチダウン」という2号機はあったが、関係ないだろう)。



(3)FNNニュース(夕方)
 
(C)フジテレビ
なぜか、この映像だけピンポイントで録画したあった。フジテレビ夕方ニュースで、
報じたのは笠井信輔アナ。97年12月16日、アニメ「ポケットモンスター」を見た
多くの視聴者が、演出で流れた激しい光の点滅で体調を崩して、救急搬送される
騒ぎが発生(「ポケモン・ショック」と呼ばれた)。別にピカチュウのファンでは
なかったが、「凄い事故が起きたものだな」と、咄嗟に録画ボタンを押したと思う。
因みに、このニュースは、騒動の翌日に流れたもの(左上時刻が5:55とフィーバ
ーしているのは、単なる偶然)。


(4)今夜も千両(ドル)箱
 
(C)テレビ東京
ご存知、テレ東の人気パチンコ対決番組。MCは「名人」斉木しげる。この日のゲストは
ホンジャマカの石塚英彦。対戦台は「CRモーレツ原始人T」(豊丸)。ロケ地は東中延の
「パチンコニコニコ」。正確な放映日は失念したが、確か98年10月辺りではなかったか。
この日の石塚、前半は不調も、単発の当りを1度引いてから流れが変わる。直後、見事に
確変を引き当てると、これがリミットの5回まで伸びる。トータル獲得出玉は12956発で、
4泊6日のハワイ旅行をゲット(この時代は1万発以上で条件クリア。後に玉数が増える)。
一方の斉木は絶不調で、一度の当りもなし。パッキーの「1000円二枚替え」も奏功せず
(パッキーではなく「ジャッキーカード」だったが…)。あっさり持ち金1万を消尽した
名人、ヒマで店内を徘徊していると、無人でデジタルが回る「CRFビッグパワフルFX」
を発見。近寄ると、何といきなりリーチがかかって大当り。「ダメだよ、台空けちゃ」
とハンドルを握り、赤の他人の大当りを消化する名人。結局、座っていた客が、両替で
いったん離席しただけだったが、これが斉木名人にとって唯一の「見せ場」となって
しまった。なお、番組恒例の「店舗人気台ベスト5」は、次の通り。

1位:CRモンスターハウス(竹屋)
2位:CRパチンピックZ(西陣)
3位:CRバトルヒーローFX(大一)
4位:CRがきデカ3(三星)
5位:CRモーレツ原始人T(豊丸)

※番組ラスト「貴方にとってパチンコとは?」の問いに
石塚「肉よりおいしい」


(5)Tokyo Days @(アット!)
 
(C)テレビ東京
双子姉妹ユニット、フリップ・フラップ(FLIP-FLAP)がMCを務めた音楽情報番組。
この日のテーマは「チャートインを続ける、サウンド・トラック」。人気映画作品の
サントラ盤を数多く紹介。その他、ライター、デザイナーの植地毅氏インタビューや、
ビジュアル系バンド、イルミナのPV「忘れないで」紹介&メンバーインタビューなど。
番組オープニングテーマは、尾藤桃子「Ru Tu True」。


(6)えびたい
 
(C)テレビ東京
若手アイドル育成番組。司会は小倉久寛と八木沙織。出演アイドルは秋本光子、金子志乃、
大貫杏里、堀切多恵、高橋美佳子、岩井久美子、松谷恭子(何れも10代)。当時、大半が
高校生だったと思われる皆さんだが、現在どうしておられるのだろうか…。


(7)影技 Shadow Skill

 
(C)テレビ東京 
この時期、テレ東で放映されていた深夜アニメ。但し、この作品に関する知識は皆無で、詳細不明。
一応、この日のタイトルが「紅蓮」だった事を書いておく(パイオニアの4号機を思い出したので)


(8)ウェザーブレイク
 
(C)テレビ東京
90年代、テレ東の深夜天気予報といえば、この番組だろう。あっという間に
終わるスポット番組(15秒)。「ウェザーブレイク」の発音がカッコイイ。


(9)遊・惑・星
 
(C)テレビ東京
音楽、映画、演劇などの最新情報を伝える、エンタメ情報番組。平和のデジタル一発台
「サイクロン」の盤面キャラ(サイクロンの男)を思わせる、メタリックなCGキャラが
進行役だった(グラサン、声がやたら渋い)。「ペプシマン似」と評する向きもあるが。


(10)木曜ナイトシアター
 
(C)テレビ東京
これも、当時のテレ東の定番深夜番組。B級映画をしょっちゅうオンエアしていて、
この日も、インドが舞台の全く知らない映画「ボンベイの踊る娼婦」をOA。前半
20分ほどが録ってあるが、途中でテープエンド。「娼婦」とあるが、内容はごく
真面目なドキュメンタリー調で、「お色気シーン」などは無し(後半にあるかも
しれないが、検証不能…)


まぁ、後半の「Tokyo Days @」⇒「えびたい」⇒「影技」⇒「ウェザーブレイク」
⇒「遊・惑・星」⇒「木曜ナイトシアター」(テレビ東京、木曜深夜枠)の流れは、
お目当ての「今夜も千両箱」の録画終了後、「停止」ボタンを押し忘れて、たまたま
録画されていただけの話。しかし、あれから18年経って、こうした映像の資料的価値が、
意外と高くなっている事に気付く。このテのビデオは、探せばまだ出てくるハズなので、
今後も「発掘」を続けたい。


セブンスポットSS(高砂、4号機)

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今回は、1996年(平成8年)に高砂電器(現・コナミアミューズメント)
から登場した4号機「セブンスポットSS」のリプレイハズシ手順を紹介。









…というのは冗談で、本機はビッグボーナス非搭載。
レギュラーと集中役(スポットチャンス)のみ搭載の
Cタイプなので、リプレイハズシ自体が存在しない。
4号機初となる「ビッグ非搭載のCタイプ」である
(ビッグ付きだと、キンカリ、アラマスなどが既に
存在)。2号機で数機種出て以来(トロピカーナA、
タッチダウン、フルーツチャンス、クレイジーバブルス)、
久々にデビューしたビッグの無いCタイプということで、
当時注目された機種である。


以前、JR田町駅界隈のパチンコ店マップ紹介の際、
頂いたコメントに絡めて本機に触れた事はあるが、
「いずれ記事にするつもり」と言いつつ、うっかり
失念して今になってしまった。お待たせしました。


なお、本機は高砂の「大証2部上場」の記念に
限定販売された、「メモリアル台」とされる。
(96年5月、パチスロメーカーとして初めて
大証2部に株式上場を果たした事で知られる)
自分の行動エリアでも、設置は非常に限られた。


★当時の実戦店

新宿・歌舞伎町(セントラルロード)「エルニド1」(閉店)
(「低換金で設定5、6多数」がウリだったが、大抵は夕方からの
実戦だった為、空き台に適当に座って、勝ったり負けたりだった。
設置期間もさほど長くなかったと記憶。後に、西武新宿駅寄りの
エビ通りに、姉妹店「エルニド3」が新規開業。コチラはさらに
ガッツリと通っていた。セントラルロード(中央通り)の方は、
同じ建物で地下のみが「エルニド2」に分かれた時期もある。)

(新宿エルニド1跡地)

(C)Google


★各役払い出し

・RBキャラの三つ揃い…レギュラーボーナス(15枚)
・7・7・7…シングルボーナス(5枚)⇒JAC当選で15枚(ハズレ有)
・ブドウの三つ揃い…6枚
・レモンの三つ揃い…6枚
・連チェリー…4枚
・単チェリー…3枚
・星・星・星…リプレイ

※RBキャラ(下パネルにも描かれたコロ助的キャラ)は
たぶん名前が付いているのだろうが、私は全く知らない。
セブンスポットだけに「スポット君」などと命名された
のだろうか…(未確認⇒情報提供歓迎)。


コイツ

※シングルは「赤7の三つ揃い」。他機種なら貴重な7が
シングルに格下げされていて、有難みも薄れていた。まぁ、
集中で7がバンバン揃うと、それはそれで景気良く感じたが。



★ボーナス確率


先述の通り、ビッグは非搭載でレギュラーとシングル集中のみ。
REG時のJAC当選は8回でなく6回で、獲得枚数90枚と少なめ。
(Cタイプが複数出ていた2号機時代のスペックを踏襲した形)。
その分、SIN集中役(スポットチャンス)は引き易い仕様で、
設定1でも1/400を切る。設定6なら1/277と、Aタイプの
ビッグ確率並みの出現率を誇った。一方で、集中のパンク
当選率(純粋なパンク)は、高設定ほど低くなっている。
但し、本機はREGでも集中がパンクする為、高設定ほど
「REGパン」し易い。よって、REGパンを含む各設定の
トータルパンク確率は、概ね「1/101」と平均化された。
但し、REGパンなら最後に90枚の上乗せが必ずあるので、
平均の最終獲得枚数もアップ。逆に、低設定だと通常の
パンク契機が増える為、平均獲得枚数は減りがちだった。
とはいっても、結局は「ヒキと展開」次第。設定不問で
ワンチャンス2000枚超えの長い集中もあれば、数ゲームで
あっさり終わってしまう「冷やかし」も少なくなかった。
REGを引くタイミングも重要で、集中⇒即バケは悲しい。
理想は、長めの集中が早い間隔で続き、一気に3000枚を
超えるような展開だが、なかなか思うようにならなかった。
(短い集中の連続で、コインが増える機会も多かったが)
また、本機はビッグが無い為、展開次第では投資が嵩み、
大怪我する危険もあった。なまじ集中の確率が高いから、
一度ハマり出すと、「もう少し回せば集中に入るかも…」
と、とかく過度な期待を持ってしまいがちだった。


★リーチ目

Cタイプの本機は、リーチ目=「バケ目or集中継続目」だが、
100%の鉄板目と呼べる形は、意外と少ない。その多くは、
ガセの可能性もある「パターン目」で、連続で出現すれば
アツかった。「左中段リプレイ停止(下段に切れ目の下の
RB図柄)⇒リプレイハズレ」は、バケ鉄板目となる。

一方、集中の継続目は、左・中で「7・リプ・チェリー」が
平行トリプルテンパイした形など。また、左枠内に「spot」
(払い出しのない図柄)が頻繁に出るようになるとアツい。
左にspotが止まり、中リールで何らかのテンパイを作って
右でハズれる形が続けば、集中継続目と考えて良い。但し、
鉄板ではない為、単発だとガセもある。なお、REG時にも
左にspotがよく出るが、バケの場合だと中リールが大きく
スベッて、「ズレ目」を形成しやすい特徴アリ。

また、そういった出目より判り易い集中継続のサインが、
シングルボーナス当選時における「JACゲーム」である。
シングルが当れば、必ずJACゲームが1回付いてくるが、
JAC当選図柄が「星・星・星」と「7・星・星」の2通り
あったのだ。これが、通常時だと「星・星・星」ばかり
揃うが、集中に入ると「7・星・星」の並びに変わった。
また、シングルはハズれる事もあったが、通常ハズレは
「7・星・ハズレ」がメインだったのに対し、集中時は
「星・星・ハズレ」が出易い仕様になっていたのだ。
即ち、通常時と集中時で、左センターラインに引き込む
JAC図柄の「優先順位」が違っていた。こうした変化で
集中の継続を判断できた台は、本機が初めてではないか。
(2号機ウィンクルなどは「シングル当選⇒JACハズレ」で
ボーナス(又はベル)を察知できたが)


(左)通常時のメインJAC図柄  (右)集中時のメインJAC図柄

但し、リール配列上、1枚掛けで左中段に7を引き込めない
「バッドポイント」が1か所のみ存在。同様に、左中段に
星を引き込めない位置も1か所だけあった。そこを押すと、
集中時でも星の三つ揃いになり、通常時も赤7・星・星の
JACが揃う(JACハズレならその逆)。よって、9割強は
集中継続目として信頼できたが、1割弱の確率でガセる。
1枚掛けの左リールの7、星の引き込み率が、そのまま
リーチ目の信頼度となった格好だ。


※その他の入り目(パターン目)
・中段チェリー(枠上RB)
・RBの中段テンパイ
・左「7・リプ・RB」⇒中段リプ揃い
など

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