December 10, 2014, 11:13 am
1994年(平成6年)に平和から登場した確変デジパチ「恐竜王国」(新要件、現金機)
★賞球…5&11
★大当り確率…1/189.7
★デジタル停止順…左⇒中⇒右(中デジの停止パターンには、通常停止とスベリ停止あり)
★大当り図柄…0~9、A、B、C、Dの各三つ揃い(14通り)
★最高15ラウンド継続(大当り確率が高い分、通常よりも1R少ない)
★アタッカー開放時間…約29.5秒
★どの図柄で当っても、次回までの確変(小デジタル)に突入(2回ワンセット、ループなし)
★出玉…1回の大当りで約1500発、2回ワンセットで約3000発
★小デジタル確率…通常時=1/10、確変時=99/100
★電チュー(ミニアタッカー)開放時間…通常時=0.5秒、確変時=2.5秒(止打ち効果はあまりなし)
★兄弟機…CR恐竜パーク(1994年、大当り確率=1/288.5)
⇒「3、5、7」でプラス2回の確変(ループ有)。突入率=1/5。液晶は本機と共通。図柄は15通り。
★当時の実戦店…新宿西口「アラジン」(現存)
当時の「アラジン」…現在は外観がだいぶ変わった。近くのスロ屋「マーブル」「NASA」「遊」も懐かしい…
破格の大当り確率1/189.7、しかも出玉はもれなく3000発(2回ワンセット)と、今考えればスペックの甘い台だった。好調時は、数珠連機よろしく100回転以内の初当りを重ねて、一気にドル箱を積む事も出来た。ただ、自分の行動エリアは設置が少なく、実戦店も限られた。また、高スペック故に、通常営業ではヘソもスルーもシブくなりがちだった。ヘソの戻しがCRと同じ「5個」で、玉持ちは悪かった。なお、当時の平和の機種によく見られた、遅いカウンター周期を狙った「体感器攻略」ネタも発覚(後述)。
本機のモチーフは、文字通り「恐竜」である。当時は「恐竜モノ」の機種が幾つも出ており、ちょっとした「流行り」となっていた。これは、以前「恐竜天国」(豊丸、1994年)の項でも触れたが、1993年公開の人気映画「ジュラシック・パーク」(S・スピルバーグ監督)の影響が大きいといえる。
事実、同作の公開をきっかけに、本機や「恐竜天国」が’94年に登場したほか、三洋「スーパーザウルス」(1994年)、奥村「天地創造」(1995年)、サミー「CRガオガオキッズ」(1996年)と、デジパチで多くの「恐竜モノ」が店に並んだのだ。
本機においても、「卵」を模したデジタル図柄(数字には手足がある)や、大当り図柄(A~D)に対応するカラフルな4頭の恐竜など、いたるところに「ジュラシック・テイスト」がちりばめられていた。
しかし、それ以上の存在感を見せたのが、スーパーリーチ時に登場する、3人の男女キャラクターである(盤面右下にも描かれている)。特に男性キャラは、当時の人気映画スター、ジャッキー・チ〇ンとS・スタ〇ーン(ラ〇ボー)を彷彿とさせた(なお、女性に「モデル」がいたかは不明…)。
大当り画面では、この男女3名を中心に「一大ストーリー」が繰り広げられる(恐竜達が棲む平和な「ジュラ島」に伝わる「希望の玉」が悪の手先に奪われるが、3名の活躍で取り戻す)。主人公以外にも、大当り中は随所にハリウッド映画スターっぽいコミカルなキャラが登場。こうなると、「恐竜王国」ではなく「洋画王国」と呼びたくなる(笑)。
「燃えよド〇ゴン」のブルース・リー、「エ〇ム街の悪夢」のフレディ、「13日の〇曜日」のジェイソン、「グ〇ムリン」のモグワイ、「ツイ〇ズ」のジュリアス&ヴィンセント、「リー〇ル・ウェポン」のリッグス&マータフ…他にも「バット〇ン」「ス〇パーマン」「イン〇ィー・ジョーンズ」「スター〇レック」など多彩(ラストラウンドでは、エディー・マー〇ィやジェー〇ス・ボンド、さらにはシャ〇専用ザクといったキャラの姿も…)。なお、白ヒゲを蓄えたジュラ島の「長老」は、スピルバ〇グやジョー〇・ルーカス的な雰囲気も漂うが、何となく「黄門ちゃま」っぽく見える(あくまでも、個人的見解)。ちなみに、悪の親玉は「スター〇ォーズ」のダースベイダー然とした姿だが、最後は巨大な恐竜となって立ちはだかる意外性もアリ。
(リーチアクション)
ノーマルの他に、3種類のスーパーリーチが存在。ジャッキーが空飛ぶ雲に乗って登場した後、右デジに三角蹴りをくらわす「ジャッキーリーチ」(三角蹴りリーチ)、スタローンが右デジに照準を定め、バズーカを豪快にぶっ放す「ランボーリーチ」(バズーカリーチ)、画面左下に金髪女性が登場して、投げキッスで右デジを止める「レディリーチ」(投げキッスリーチ)の三つだ。特に、レディリーチの信頼度は非常に高い(後述)。
★各リーチの出現率
通常ハズレ時 …ノーマル85.6% ジャッキー7.0% ランボー7.0% レディ0.4%
確変ハズレ時 …ノーマル98.8% ジャッキー0.4% ランボー0.4% レディ0.4%
大当り時(通/確共通)…ノーマル15.6% ジャッキー29.7% ランボー29.7% レディ25%
※確変中は「ハズレSPリーチ」が少ない⇒確変中のSPリーチは高確率で当る。
★各リーチの信頼度
・ノーマル…1.33%
・ジャッキー…23.8%
・ランボー…23.8%
・女の子…82.5%
(大当り判定)
一発判定方式…カウンター範囲は「0~568」の569コマで、大当り値は「7、73、523」の3つ。
よって、正確な大当り確率は3/569≒1/189.7となる。
★体感器攻略
当時の平和の機種には、大当りカウンターの周期が非常に遅く、しかも、複数の大当り乱数を特定箇所に固めて配置したものがあり、こういった台は格好の「体感器ネタ」となった(CR黄門ちゃま2、CRハッピーデート、CR将軍ちゃま3、CRワイワイサーキットなど多数。中には、体感器で確変を狙える機種もあった(CR黄門ちゃま2、トランプ物語SPなど))。
本機も、これと同様の特徴を有しており、やはり体感器攻略の対象とされた、といわれる。ハッキリいって、一般ファンの私には「無縁」の世界だが、一応その仕組みだけは概説しておきたい。
・大当りカウンターの範囲…0~568(569コマ)
・大当りカウンターの移行速度…1コマ=4.096ミリ秒
・大当りカウンターの周期…569×4.096=2.330624秒(約2.33秒)
・大当り乱数の配置…「0~568」の569コマのうち、「7」「73」「523」の3つが当選値。「7」を中心として、直後に「73」、直前に「523」がある為、この3つを大当りの「塊」と考えれば、体感器で狙えるとされた。
但し、「CR黄門ちゃま」などと比べてカウンター周期が短く(CR黄門…約4.846秒)、大当り乱数の間隔も広めという短所もあった。この点について、本機を実際に体感器攻略した方の体験談・感想などを求む。
↧
December 11, 2014, 4:37 pm
↧
↧
December 15, 2014, 6:28 am
↧
December 16, 2014, 7:26 am
↧
December 17, 2014, 11:56 am
↧
↧
December 22, 2014, 9:07 am
↧
December 25, 2014, 2:01 am
↧
December 27, 2014, 10:37 am
↧
December 30, 2014, 10:01 pm
↧
↧
↧
JR神田駅前のパチンコ・パチスロ店マップ(1994年)
※以前アップした自作マップを見返した所、位置関係が非常に判り辛かった為、再度アップ。
(これに伴い、旧マップは削除したのでご了承の程を。)
(↑秋葉原方面)
(↓東京方面)
(C)ZENRIN
(各ホールの名称と当時の主なパチスロ設置機種)
A:一声(issei) (アラジンII、チェリーバー)
B:ジャンボ (ドリーム7Jr.、スーパープラネット、ザンガスI、etc)
C:ニュー東京 (アラジン)
D:サンスター (なし)
E:ニュー神田 (トライアンフ、ニューパルサー)
F:ニュー葵(あおい) (コンチネンタルIII、オリエンタルII、etc)
G:ヒカリ(⇒ガード下) (スーパープラネット、オリエンタルII、etc)
H:丸十(⇒ガード下) (なし)
I:丸十2号店 (なし)
J:キング(⇒ガード下) (ミスターマジック、プレイガールV)
K:(S)パチスロオータヤ(⇒ガード下) (マジカルベンハー、ドリーム7Jr.、ザンガスI、etc)
L:神田みとや (ニューペガサス、コンチネンタルI、ペガサス412、トロピカーナ、etc)
M:(S)パチスロ777(スリーセブン) (スーパープラネット、ドリーム7Jr.、ザンガスI、etc)
(S)はパチスロ専門店
※当時の神田駅沿いは、夜ともなるとガード脇のパチ屋のネオンが、そこかしこで眩しく輝いていた(ホームや電車内から見える景色が何とも楽しかった)。そのうち、多くのホールは赤いネオンだったが、西口商店街入口の角地にあった「ニュー葵」は、ブルーのネオンが特徴だった。
在りし日の「パチスロ777(スリーセブン)」(神田駅北口)
★追記(2015.1.07)
神田駅界隈でパル工業2-2号機「F-1」が設置されていた店は、残念ながら判りません…。平成2年ですと、画像で紹介した北口の「スリーセブン」(閉店)に、日活2-2号機「ビッグバン」(パルと技術提携)がありました。(ちなみに、八王子にあった同名のスロ屋「スリーセブン」には、F-1とペガサスラビットIIが設置されていました。)
また、神田ではないですが、新橋駅日比谷口のSL広場近くにあったスロ屋「ダラス」(閉店)に、平成2年の時点でF-1が置いてありました。その他、JR巣鴨駅北口「イブ」(閉店)も、’90年当時F-1を置いていました。現段階で、私が提供できる情報は以上です。
(追記、ここまで)
↧
January 10, 2015, 9:53 am
↧
January 13, 2015, 10:43 am
↧
↧
January 14, 2015, 12:42 pm
ヨウツベにて90年代の古い動画を閲覧中、ほんの一瞬映った食堂の「メニュー表」に、軽い違和感を覚えたので、すかさず動画を停止。
静止映像をチェックしてみたら、うん、やっぱり変だった(笑)。
昔から、こういう「誤植センサー」がやたら働くんだよな、自分。
(以前アップした誤植ネタの記事)
http://blog.goo.ne.jp/selfconfide777mc/e/070510c369375fdb608ca0395865c689
雑誌「宝島」の読者投稿コーナー「VOW」だったら、もしかして採用されたかな?
(「シーラ・イーストン」「女体入口」「きけ、わだみつおのこえ」程のインパクトはないがw)
まぁ、コーヒーの事を「コーヒ」と表記する程度なら、まだ可愛いけれど、
「トマトジーュス」ってのは、流石に発音しづらいよな。
ジーユス・・・「六本木・ジーユス・スタジオ」か?
そりゃ、「ジーエス(GS)スタジオ」だってば(古い)。
♪とことーん 一人の女ぁ~ 愛するのが 男ぉ~ (by 黒沢博)
’90年代深夜CM好きには判るネタ…気になったら「カラオケ、六本木GSスタジオ」で検索。
六本木スクエアビル・8F社長(当時)の江藤さんが待ってますw
そういえばVOWネタでも、「ジュース」の看板の誤植は定番だったな。「ジュスー」とかね。
ま、それはさておき…
冒頭の「誤植メニュー」が出てくる動画ってのが一寸変わっていて、実は1991年(平成3年)に民放でオンエアされた、「宝塚特集」(舞台裏に密着)の一コマなんですな(当ブログとしては、やや意外な方向…)。
むろん、「清く・正しく・美しく、男子禁制、女の園、華やかな大階段と舞台、歴史と伝統のタカラヅカ」の、有名な「宝塚歌劇団」である。パチ・スロとは、イマイチ関係ないけれど…。
「タカラヅカ」、以前はさほど興味もなかったが、陳腐な懐古ブログを長く書き綴っているうちに、90年代(特に前半)の芸能全般をチェックする機会も、いつの間にやら増えた。
そんな中で、平成初期に地上波でオンエアされた「宝塚特集」の番組も、ヨウツベ等で意識して見るようになった次第だ。あの独特の世界観って、男でも意外とハマるよなぁ。
大浦みずき(故人)、安寿ミラ、真矢みき、愛華みれ、剣幸、涼風真世、天海祐希、久世星佳、真琴つばさ、杜けあき、一路真輝、高嶺ふぶき、轟悠、日向薫、紫苑ゆう、麻路さき、稔幸、姿月あさと、ひびき美都、森奈みはる、純名里沙、千ほさち、こだま愛、麻乃佳世、風花舞、壇れい、鮎ゆうき、紫とも、毬藻えり、白城あやか、星奈優里、月影瞳、花總まり…90年代に名を馳せた、歴代のトップスターと娘役トップの錚々たる面々だ。退団後、芸能界で活躍された(る)方も多い。
そうそう、かつて星組の娘役トップだった白城あやかさんは、日テレ・土曜深夜「DAISUKI」のパチンコ対決でもお馴染みだった、中山秀征と結婚したことで知られる。実は、このお二方とは、過去に妙な巡り合わせ(「接点」…というか、一方的な思い出)を持つ私(需要があれば追記する)。
また、思い返せば一昔前のJR有楽町駅前には、こういった宝塚スターのブロマイドや雑誌を売る、いかにも「昭和然」とした小さな売店もあった…「ふじや・ブロマイド店」。当時、会社の昼休みに駅前の路地にあったアレンジボールと雀球の店「かもめ」で遊んだ後、この「ふじや」の様子もちょいちょい見に行ったのを思い出す(当時は、単なる興味本位)。
で、その「タカラヅカ」と、冒頭の「ジーュス」の誤植の関係だが…(前置き、長すぎ)
実は、このズラッと書かれたメニューは、兵庫県宝塚市の「宝塚歌劇団事務所」(ビル)内にある、「NOVA」(ノバ)というカフェ風の食堂に貼ってあったもの(1991年当時)。
もちろん、現役の団員さん達も、普通に利用していたという(現在もやっているのかな?)。
件のヨウツベ動画でも、稽古室でハードな練習を終えた彼女たちが、ここでおそばを食べたり、飲み物を片手に談笑したりと、思い思いにくつろぐ場面が映る。
ちなみに、この食堂の1991年当時の人気メニューは、3位が親子丼(400円)、2位が冷し中華(350円)、1位がオムライス(350円)とのこと。「ガッツリ系」のメニューばかり並ぶが、いくら「女の園」とはいっても「体力勝負」の世界、けだし当然であろう。
表向きは華やか、艶やかに見えても、礼節や稽古など厳格な気風の「タカラヅカ」(特に、宝塚音楽学校の校風はキビシイ…)。こんな食堂のメニュー一つとっても、細かいチェックで誤植など論外…と思いきや、意外や意外、平成初期にはこんな「お茶目な」ミスもあったんですな。
てな訳で、今回はパチンコとほぼ無関係な記事に終始してしまった。まぁ、「気分転換」というヤツで、たまにはこういった「ユル記事」も書かないとね。
↧
January 17, 2015, 3:12 pm
↧
January 21, 2015, 5:56 am
↧
January 23, 2015, 6:26 pm
↧
↧
January 27, 2015, 9:45 am
↧
January 28, 2015, 10:24 am
↧
January 30, 2015, 8:22 am
↧